「変形性股関節症」なんて診断を受けたら、スポーツどころか、もうこのまま歩けなくなってしまうのではないかと不安になりませんか?
いいえ、大丈夫です。しっかりケアをすれば、歩行などの日常生活はもちろん、スポーツだってできるようになります。
臼蓋形成不全で、初期の変形性股関節症と診断されてもテニスを続け、今まで以上に上達することができたAさんの症例をご覧ください。
何年前からなのか思いだせない程以前から、痛いと少し良くなるを繰り返していた右股関節の痛みが、昨年6月にひどい痛みになり、病院で臼蓋形成不全と診断され、大好きなテニスも辞めようかと悩んでいました。11月には、右足を着く事も出来ない程痛くなり、同時に脊柱菅狭窄症の母の付き添いも辛くなり、どうしようもなくなり、東葉コンデョニングさんへ来院しました。
1回目で痛みの原因と治療の大まかな筋道を伝えて頂き、とても心強かったです。
12月には立ち上がる事が怖くなくなり、年末年始には、痛みを忘れて歩けるようになりました。
テニスをしてしまうとまた、痛みが出てしまうことがありますが、少しずつ良くなっていることが分かりとても嬉しいです。先生どうもありがとうございました。これからも宜しくお願い致します。
※こちらは個人の感想です。あくまで結果には個人差があり、効果を保証するものではありません。
Aさんはテニス歴20年。始めたのは大人になってからですが、一時期は週に6日もテニスをするほど没頭していました。
これまでにも、股関節が痛くなっては良くなるということを、何度か繰り返してはいたのですが、テニスをするペースを週3回くらいに落とした時に、突如右股関節の激痛に襲われました。
練習の終わりに、しゃがんだ状態から立ち上がろうとした時、あまりの痛さに立ち上がれなくなってしまったのです。
翌日には良くなっているだろうと、そのまま足を引きずりながら帰りましたが、立ち上がろうとすると、また股関節に激痛が走りました。
病院に行くと、臼蓋形成不全で変形性股関節症の初期と診断されました。
臼蓋形成不全は、股関節の「臼蓋」という、太ももの骨の受け皿の部分が不完全なため、摩擦によって軟骨がすり減ってしまった状態です。変形性股関節症になる方の約9割は、臼蓋形成不全だというお医者さんもいます。
同じ頃、Aさんのお母さんが脊柱菅狭窄症になり、介助のために支えて歩くことが増えたのです。股関節への負担が増え、ついに右足を着くことすらできなくなってしまいました。
Aさんは、もうこのままテニスが出来なくなってしまうのではないかと、絶望していました。
途方に暮れていた時、ご主人のすすめで、整体院東葉コンディショニングに来院することになりました。
初めて来院された日のAさんの身体は、全身の関節に可動はほとんどなく、ロボットのような動きをしてました。
股関節に負担を掛けないためには、どれだけ骨盤を水平に保てるかが重要になります。そのため、まずは骨盤の歪みを整えるよう、全身のバランスを調整しました。
特に、お尻の筋肉は鉄のように固く、その硬さを取るだけでも一苦労です。
回旋動作をする上で重要な、胸郭の動きも制限されていたので、肋骨に動きを出すようにしていきました。
初日は立ち上がる時の痛みはなくなりましたが、足を着くときの痛みはまだ取れません。
けれども2回目、3回目と回を重ねるうちに、全身がしなやかな動きを取り戻し、4回目には歩行時の痛みもなくなりました。
しかし、Aさんにとって重要なのは「テニスができるかどうか」。そのため、この日から少しずつにテニスの練習を始めてもらいました。
1回目の練習は、本当に軽く行ってもらったので痛みはできませんでした。
その後は少しずつ負荷を増やしながら練習をし、整体施術を継続してきました。
ところが、試合形式で練習をした時に、また右股関節に痛みが出てしまったのです。
痛み自体は1回の施術で治まったのですが、もう少し胸郭に動きをつける必要があったので、「リアライン・コア」という動きながら歪みを取る器具を使い、胸郭に可動を出していきました。
そういったことを何度か繰り返すうちに、練習中の痛みがほとんど出なくなりました。
それどころか、これまでいくら練習してもできなかったプレーが、どんどんできるようになったのです。
病院で改めてレントゲンを撮ったのですが、ひどくなるどころか最初に撮影したときより状態は良いとのこと。
その後も、Aさんはテニスで1つ上の階級を目指して、メンテナンスをしながらテニスを楽しんでいます。
このように状態にもよりますが、変形性股関節症の方でもしっかりケアをすれば、スポーツを楽しむことができるのです。
※こちらは個人の感想です。あくまで結果には個人差があり、効果を保証するものではありません。
では、Aさんはどのようにして痛みを克服していったのでしょうか。ここで、Aさんに行った整体施術例をご紹介します。
うつぶせで足部の調整を行い、内側縦アーチ、外側縦アーチ、横アーチの3つを形成します。
足部に正しいアーチを作ることで、身体を支える安定力、衝撃吸収力、運動能力を機能させることが出来るようになります。
横向き寝の状態で施術をし、脚のねじれを改善させていきます。
下肢アライメントとは、股関節、ひざ、足首、足までの配列のことです。カラダの土台になる下肢がゆがむと、歩行時や立位時に重心バランスをうまく安定させることができなくなります。
下肢アライメントを整えることで、その上部ある骨盤、胸郭、背骨などが安定し、カラダ全体のバランスを向上させます。
うつぶせになり膝を曲げ、両手を広げて胸を床につけます。顔はアゴをつけ、まっすぐか膝を曲げている方向に曲げた状態で寝てもらいます。
この状態で骨盤をゆっくり揺らすように動かすことで、歪んでしまった骨盤の位置を整えていきます。逆方向も同じように調整していく事で、骨盤全体のバランスを整えます。
台に上半身の半分程度が乗るように、四つん這いの姿勢になってもらい施術します。
四つん這いの姿勢をとることで、背骨や骨盤に掛かる負荷が緩和され、腰部周りの調整や生理弯曲の形成が行いやすくなります。
同時に、足首を回転させると、下肢や腰背部の筋肉の緊張が緩和され、背骨のS字カーブが正常な状態に戻っていきます。S字カーブが正常になれば、体幹が安定し腰部などへの過度な負荷が解消されます。
あおむけで骨盤を優しくゆらしながら、腰背部の筋肉の緊張をとっていきます。
腰背部から背中全体の筋肉の緊張が解消されると、生理弯曲や骨盤のゆがみも正常になり、背骨一つ一つの動きも改善されます。
東葉コンディショニングでは、体幹の機能不全の中でも胸郭のゆがみが股関節に与える影響も診て、ゆがみを治し可動の正常化を図ります。
胸郭とは、胸椎(脊柱の一部)、胸骨、肋骨からなる胸部の骨格のことをいい、骨盤とともに体幹部を構成しています。胸郭は利き手の存在や、スポーツにおいては投球やスイング動作など一方向に偏ったカラダの使い方、いつも片側一方を下にして横向きで寝ているなどのクセから、非常にゆがみやすい箇所になります。
股関節に対し圧を掛け、硬くなった関節の動きを改善させていきます。
さらに、股関節周辺の硬くなった筋肉を緩め、関節を正しく動かすことで、股関節のはまりを正常化します。
股関節を使う際に関わる筋肉を緩め歪みを調えた後は、股関節の可動調整を行います。
股関節の歪みを整えても、歩行時などに間違えた使い方をしていると、再び股関節に負担が掛かってしまいます。
正しい動かし方ができるように、カラダに股関節の可動範囲を覚えさせます。
長い間、股関節周辺の筋肉が固まっていた場合、股関節の滑り、転がりといった正常な関節運動ができなくなってしまいます。屈曲可動域を改善させ、正常な関節運動ができるようにします。
股関節痛の方に役立つエクササイズを動画でご紹介します。
※必ず痛くない範囲で行ってください。
<効果>
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~注意点~
*痛みのない範囲で!
痛いことはなるべくしない方が、早く症状回復が見込めます。普段から痛い姿勢を取ったり、痛い動作はしないようにしましょう。我慢してやる必要はありません。
*適度な回数で!
たくさんやればやるほど、良くなる訳ではありません。1回やってみて、2回目をするときには30分以上あけて、1日数回に分けてやる方が効果的です。
いかがでしたか?臼蓋形成不全、変形性股関節症と診断されても、まだ望みは捨てないでください。
股関節に痛みがあるけど、スポーツを楽しみたいという方は、是非整体院東葉コンディショニングにご相談下さい。
股関節痛について詳しく知りたい方は、是非こちらもご覧ください。
・症状専門ページ:股関節痛
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