身体がまだ出来ていない子供が、スポーツでのオーバーユースにより故障し、大好きなスポーツが出来なくなるケースは、とても多いです。
今回は、腰椎の疲労骨折で当院に来院した小学5年生のRちゃんのお話です。
小学5年生になるRちゃんは、小さい頃からスポーツをしていて、特にクラシックバレエと水泳に力をいれていました。
ところが、水泳の育成クラスで激しい練習が続いていた時期に、学校で縄跳びやマラソン大会の練習が重なり、疲労が蓄積した結果、腰痛を発症してしまいました。
あわてて病院に行ったところ、診断の結果は「腰椎の疲労骨折」。
その後治療に専念したところ、骨折は治ったものの歩行には松葉杖が必要になり、右腰の痛みと背中が反れない状態が残ってしまいました。
再度整形外科に行ったのですが、異常なしと言われてしまい、どうして良いかわからず途方に暮れていた時に、インターネットで整体院東葉コンディショニングのホームページを見つけました。痛くない整体施術方法と、姿勢診断ができるということを知り、藁にもすがる思いで来院されました。
初回来院時のRちゃんは、松葉杖の使用のためにカラダの使い方に偏りがあり、全身の歪みが非常に大きい状態でした。
そこで、まずはカラダ全体の歪みを整えることと、過度に負担が掛かり硬くなった筋肉を緩めることに主眼を置き、整体施術を進めました。
施術が終わると重心バランスが安定し、松葉杖を使わなくても普通に立てるまでに改善しました。Rちゃんもお母さんも、さすがに初回でここまで改善するとは思っていなかったようで、施術効果にたいへん驚かれていました。
その後、2回目、3回目と整体施術を続けるうちに、腰の痛みがなくなり背中も反らせるようになりました。
6回目の施術が終わる頃には、腰を痛める前よりもカラダのバランスが整ったためか、水泳のフォームが綺麗になり、記録を更新することができたのです。また、クラシックバレエも痛みを気にすることもなく、バランス良くスムーズに踊れるようになったと本人から報告がありました。
お母さんも、日に日に明るさを取り戻し元気になっていく娘さんの姿を見て大変喜んでいました。
Rちゃんはその後も月に1回来院し、身体バランスの調整とカラダの疲労回復に努めながら、水泳とクラシックバレエに励んでいます。
次に、Rちゃんに行った整体施術の一例をご紹介します。
台に上半身の半分程度が乗るように、四つん這いの姿勢になってもらい施術します。四つん這いの姿勢をとることで、背骨や骨盤に掛かる負荷が緩和され、腰部周りの調整や生理弯曲の形成が行いやすくなります。
同時に、足首を回転させると、下肢や腰背部の筋肉の緊張が緩和され、背骨のS字カーブが正常な状態に戻っていきます。S字カーブが正常になれば、体幹が安定し腰部などへの過度な負荷が解消されます。
うつぶせで足部の調整を行い、内側縦アーチ、外側縦アーチ、横アーチの3つを形成します。足部に正しいアーチを作ることで身体を支える安定力、衝撃吸収力、運動能力を機能させることが出来るようになります
骨盤は真ん中に位置する仙骨と両側に位置する腸骨とで構成されています。この仙骨と腸骨の間の関節を仙腸関節と呼びます。
仙腸関節は、0.5~2ミリ程のわずかな動きしかしませんが、上半身からの荷重を支え、歩く、走る、座る動作などの時に使われる重要な関節になります。この関節の動きが悪くなると、腰痛を始め様々な疾患の原因になってきますので、当院では骨盤調整とともに、仙腸関節の可動調整を重点的におこない症状改善を図ります。
整体施術では、うつ伏せのまま膝を曲げて、軽く内側に倒し仙骨に手の平を当て固定したまま息を吸ってもらいます。息を吐くタイミングで固定した仙骨を軽く揺らすことで、仙骨と腸骨のわずかな隙間の動きを出せるように調整を行います。
あおむけで骨盤を優しくゆらしながら、腰背部の筋肉の緊張をとっていきます。腰背部から背中全体の筋肉の緊張が解消されると、生理弯曲や骨盤のゆがみも正常になり、背骨一つ一つの動きも改善されます。
正座をしてもらい、腰の下付近にある仙骨を手で固定し施術します。正座の姿勢から上体をゆっくり前方に倒していくことで、背骨がストレッチされ、さらに仙腸関節の可動が調整されます。
背骨と背骨の間で、衝撃吸収材の役割をしている椎間板に掛かる過度な負荷を軽減させます。
横向き寝の状態で施術をし、脚のねじれを改善させていきます。
下肢アライメントとは、股関節、ひざ、足首、足までの配列のことです。カラダの土台になる下肢がゆがむと、歩行時や立位時に重心バランスをうまく安定させることができなくなります。
下肢アライメントを整えることで、その上部ある骨盤、胸郭、背骨などが安定し、カラダ全体のバランスを向上させます。
HPを見て。姿勢診断がいいと思ったのと、子供なので痛くないという事を重視しました。
水泳の育成のうえでの激しい練習に重なっての、なわとびやマラソンで腰椎疲労骨折をおこしてしまい回復しても背中が反らせない状態が続いていました。
加えて突然の右腰の痛みにより、松葉杖を使わないと歩けない状態になってしまい、整形外科的には問題がないと言われ、途方に暮れワラにもすがる思いで来院しました。
骨盤の歪みを指摘され調整していただき、受けたその場で足がつけるようになりました。
何回か受けるうちに背中も反らせるようになり、身体の歪みもなくなったのか泳ぎもキレイになり水泳でも新記録更新。
バレエでもスムーズに踊れるようになり、本人の顔も明るくなりました。
丁寧に的確に対応していただき、信頼してお任せすることができました。
娘も困っている事など自分の口から相談していて、リラックスして施術を受けている様子が分かりました。
整形外科的に問題がないと言われた方でも、歪みを直すだけで痛みから解放されることもあるのではないかと思います。スポーツをされている方で、動きに違和感のある方にもオススメします。
身体のメンテナンスのために、定期的に見ていただきたいと思います。
※こちらは個人の感想です。あくまで結果には個人差があり、効果を保証するものではありません。
成長期に激しいスポーツをする子供が、腰椎分離症やオスグッド・シュラッター病などを発症するケースは非常に多いです。故障を防ぐためにも、日頃からカラダの歪み矯正や筋肉の疲労回復に努めることは、楽しくスポーツを続けるためにもとても大切なことです。
腰椎疲労骨折など、スポーツによるオーバーユースの症状でお困りの方は、是非お気軽にご相談ください。