腰痛で身長が縮む!?その原因とは

 

腰痛で来院する方から「痛みとは関係ないけれど……」と伺うのが、「身長」についてです。

 

健康診断で、「去年より身長が低くなった」「若いころは160cmあったのに今では150cm近い」なんて話をよく聞きます。

 

身長は、男女ともに30歳頃から縮み始め、その速度は加齢とともに加速すると言われています。

 

加齢に伴いある程度身長が縮むのは自然なことではありますが、やはり嫌ですよね。

 

そこで今回は、腰痛で身長が縮む仕組みについて書いていきたいと思います。

 

 

【目次】

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    ◆身長の縮みと不調のリスク

    姿勢不良や加齢により、背中が丸くなって頭が前に出てくる、足がO脚になる、背骨が詰まる、のような変化が表れると、当然身長は縮まってしまいます。

     

    こうしたカラダの歪みやねじれがひどくなると、腰痛だけでなく、肩こりや膝、股関節・首などの痛みを引き起こす原因になります。

     

    また、急速に身長が縮むような場合は、骨粗鬆症の可能性もあります。背骨の圧迫骨折を引き起こしていることも考えられるので、早めに医療機関を受診することをオススメします。

     

    英国の研究では、身長の縮むことと死亡率には密接な関係があると示し、身長が3センチ以上縮んだ方は、縮みが1センチ未満だった方と比べ、死亡リスクが64%高く、心疾患、呼吸器疾患になるリスクが高くなると述べています。

     

    健康管理をする上で、食事に気を付け栄養や体重を意識している方は非常に多いのですが、身長を意識することも実は大切なのですね。

     

     

    ◆腰痛があると身長が縮みやすい!?

    身長が縮んだ方の多くが腰痛に悩まされています。では、腰痛と身長の縮みにはどのような関係があるのでしょうか。

     

    これには、背骨の構造が大きく関わっています。

     

    背骨は、椎骨という骨が24個積み重なってできており、椎骨と椎骨の間には衝撃を吸収してくれる「椎間板」があります。

     

     

    この椎間板は、負荷のかかりによって、潰れたり戻ったり変化します。

     

    しかし、長時間の同じ姿勢は椎間板への負荷がかかりっぱなしで負担が大きく、腰椎椎間板ヘルニアなどを引き起こしてしまうのです。

     

    普段はあまり意識しませんが、私たちは重力の影響を受けて生活しています。座る、立つ、歩く、のような当たり前の動作でも、重力に逆らいながら行っています。

     

    横になると、上からの負荷が減るため、夜より朝の方が背が高く、身長が伸びたように見えるのです。

     

    こうした重力をはじめとする様々な負荷や衝撃を分散させることで、身体への負担を減らしているのが、背骨の「生理弯曲(S字カーブ)」です。

     

     

    しかし、生理弯曲は普段からの猫背や座り姿勢などにより、S字を崩してしまうことがあります。

    中でも弯曲を失いやすいのが腰椎です。生理弯曲の不足は腰に過度な負担をかけ、腰痛を引き起こしてしまいます。

     

    猫背と腰痛の関係について詳しくはコチラをご覧ください↓

    腰痛は猫背対策で予防・改善できる!

     

     

    こうした弯曲の崩れや、それに伴う負担から椎間板が潰れた状態では、その分身長が縮んだように見えてしまうのです。

     

    腰痛持ちになると背が低くなるケースが多いのは、こういう訳だったのです。

     

     

    ◆カラダの歪みを客観的に見てみよう

    身長が縮む原因は、加齢による骨や筋肉、関節の衰えや、姿勢不良によるカラダの歪みなどが考えられますが、ここではカラダの歪みにフォーカスしたいと思います。

     

    身長が縮む原因になる「カラダの歪み」は、無いほうが良いとわかっていても、自分自身が今どのように歪んでいるのかを知ることは容易ではありません。

     

    そこで、整体院東葉コンディショニングでは「ボディコンシェルジュ」というカラダの歪み測定器を用い、来院者さんとカラダの歪みの状態を共有しています。

     

    この測定器は、カラダのゆがみやねじれを測定し、立体的にカラダの状態を映し出してくれる優れものです。

     

     

    カラダの歪みからの影響で、どこの筋肉が常に収縮し、どこの筋肉が常に伸ばされているかもわかります。さらにちょっと怖い話ですが、このまま放っておくと5年後自分の姿勢がどうなるかの予想図も表示されます。

     

     

    たばこを吸っている人に、「肺が真っ黒になるよ」と言っても、あまり実感がわきませんが、レントゲン写真などで実際に黒くなっている肺を見せるとショックを受けるようです。

     

    同じように、口で「姿勢が悪い」「カラダがゆがんでいる」等と言われても中々ピンと来なくても、さすがに画像で見ると自分のカラダの状態がよくわかります。多くの方がその格好の悪さにちょっとショックを受けられるようです。

     

    姿勢が良いと診断されれば、そのままの状態を維持しなくてはと思うでしょうし、悪いと診断されれば、もっと日頃から姿勢に気を付けて、 将来健康に過ごすための工夫をしなくてはいけないと思いますよね。

     

    健康づくりのためには、カラダを歪みの状態を客観視出来るように測定し、自分自身の「真実」と向き合うことから始めることが必要です。

     

    自分はなぜ腰痛になったのか、より詳しく知ることが早期改善・再発防止の大きな武器になります。

     

     

    ◆背骨の歪みを整えて身長伸ばしストレッチ

    背骨の歪みを整えることで、腰痛改善の効果を得ることができます。

     

    腰痛を改善しながら身長を伸ばしてしていくことで、将来的な腰の曲がりや姿勢不良を防ぐことにもつながります。

     

    早速ストレッチを見てみましょう。

     

    【足組みゆらゆら骨盤調整】

    https://youtu.be/azsOYFtiVik

     

    <効果>

    ・骨盤の歪み矯正

    ・背骨の歪み矯正

    ・腰痛の緩和

    ・腰部可動域改善

     

     

    【骨盤コロコロストレッチ】

    <効果>

    ・骨盤の歪み調整

    ・股関節の可動域改善

    ・腰、股関節の連動向上

     

     

    【シムス位エクササイズ】

    https://youtu.be/AavwWCLnapM

    <効果>

    ・骨盤、背骨の歪み矯正

    ・首、肩周り、腰背部の緊張緩和

    ・股関節、肩甲骨の柔軟性・可動域改善

     

     

     

    腰痛の原因になる背骨の歪みは、今までの生活の中で徐々に進行してきたものです。ストレッチをすることで、その歪みを食い止め、改善につなげていきましょう。

     

    「早く腰痛をどうにかしたい」と1日でたくさんストレッチをする方がいらっしゃいますが、やり過ぎは腰痛の悪化を招くことがあります。決まった回数を痛みのない範囲で行いましょう。

     

     

    ◆身長を保つためには普段の姿勢から

    日頃から腰に負担のかかる姿勢をしないことが、身長が縮むことを食い止めるために必要な事です。それは、腰痛でも同じことが言えます。

     

    パソコンの普及によりデスクワークが増え、また、交通機関の充実から、歩かずに座りっぱなしや立ちっぱなしで過ごす方が多くなっています。

     

    体をこまめに動かし、椎間板に圧力がかかっても休ませる時間をつくり、伸縮させる。こうした動きが、背骨の健康を保つために必要ですし、実施することで腰への負担を抑えることができます。

     

    休憩がてら席を立ったり、歩く機会を増やすなど、生活の中でできることを徐々に実践していきましょう。

     

Writer

小橋悟

【資格】
・ 脳と身体の整体療法「QPR法上級認定」
・ ブレイン&ボディバランス研究所  会員
・ NPO法人日本心理カウンセラー協会 会員

子供の頃から母親のカラダの不調を見ていて、 施術家の道を志す。
現在は、月間約400回の施術をしながら、八千代院の院長を務めている。

ここまで磨き上げてきた施術技術・知識に加え、優しい人柄で、来院者さんからの信頼も厚い。

当社が開催するトップランナー整体実践塾やQPR法ベーシック講座、センターラインインソール資格取得セミナーなど、同業の治療家に対しての技術講師も担当している。

その功績を認められ書籍「腰痛解消!神の手を持つ12人 令和元年版」の1人に選ばれる。

   
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