腰痛を症状別に見てみよう!あなたに当てはまるのは?

 

腰痛には様々な種類があります。「ぎっくり腰」や「腰椎椎間板ヘルニア」など、皆さんも耳にしたことがあるのではないでしょうか。

 

「腰痛」とひとくくりに甘く考えて放っていると、痛みだけでなく、しびれなどの症状が出るなど、後々重症化しかねません。

 

では、腰痛にはどのような種類があるのでしょうか。症状別にご紹介していきます。

 

 

【目次】

1.急性腰痛(ぎっくり腰)

2.腰痛症

3.腰椎椎間板症

4.腰椎椎間板ヘルニア

5.腰部脊柱管狭窄症

6.腰椎分離症・腰椎すべり症

7.変形性腰椎症(変形性脊椎症)

8.変形性股関節症が原因の腰痛

 

 

 

◆腰痛の症状と種類

 

腰痛の症状は様々です。しかし、いずれにも共通しているのが、体の歪みによる影響があるということです。

歪みは急に現れるものではなく、幼少期や若いころからの体の使い方のクセや、ケガによる偏った体の使い方が関係しています。

 

最初は、大した事のない腰痛でも、放っておくと重症化するのは目に見えています。

「まだ大丈夫」と腰痛のある生活に慣れるのではなく、腰痛の種類を知り、予防や症状改善に努めていきましょう。

 

 

1.急性腰痛(ぎっくり腰)

腰に痛みが生じてから、おおむね4週間以内におさまるものが「急性腰痛」とされます。

 

多くの場合、突然の強い痛みや、動けなくなるほどの強烈な痛みに襲われます。例えば、重いものを持ち上げようとした時や、くしゃみをした瞬間などに「ギクッ」として腰に激痛が走るぎっくり腰などが良い例です。

 

特徴としては、大きな痛みから始まるため、腰痛がいつから始まったのか、何がきっかけだったのかが明確にわかることや、初めは痛みが強くても横になって体を動かさずに安静にすることで、日ごとに痛みが和らいでいくなどがあります。

 

急性腰痛の9割は、特別に病院で治療を受けなくとも、安静にしていれば1週間程度でだいぶ良くなり、長くても1ヶ月もすれば完治するといわれています。逆に1週間、安静にしていても痛みが変わらないようであれば、他の腰痛の原因が疑われます。

 

 

2.腰痛症

レントゲンなどの画像をみても腰まわりの組織に異常がなく、明らかな原因を特定できない腰痛です。腰にしつこく続く”鈍い痛み”があり、腰がこる、だるい、重い、疲れる、腰痛があるのに診察を受けても何の異常もみられないのが特徴です。

 

主な原因は、腰の筋肉や靭帯の疲労(筋・筋膜性腰痛)、腰のケガ(捻挫や打撲)、ストレス(心因性腰痛症)などとされています。

 

 

3.腰椎椎間板症

腰椎椎間板が押しつぶされたり、亀裂が入った状態です。病状が進行すると腰椎椎間板ヘルニアを発症することもあります。腰に痛みや重さ、だるさを感じる、前かがみになった時に腰が痛むのが特徴です。

 

主な原因には、腰の酷使や、一度に大きな負荷をかける、加齢による「椎間板の老化」などが挙げられます。

 

 

4.腰椎椎間板ヘルニア

椎間板が押しつぶされ、中にあるゼリー状の物質(髄核)が外に飛び出した状態です。

腰の急な激痛(急性型)、鈍い腰痛がしつこく続く(慢性型)、足やお尻にしびれが出たり、前かがみになると痛みやしびれが強まるのが特徴です。

 

 

明らかな原因があって発症するケースが多いのですが、原因がはっきりせず突然腰痛が生じることも少なくありません。また、徐々に進行し、いつの間にか痛くなっていたケースもあります。前かがみがしづらくなり、立ち上がる時や咳やくしゃみをすることによっても、痛みは強くなります。

 

臀部や大腿部などの下肢に、痛みやしびれが生じる「坐骨神経痛」を発症することがあるのも特徴です。

 

20~50歳代の男性、特に働き盛りの20~30代によく見られ、逆に10代の若者や60代以降の高齢者には少ないのも特徴の一つです。加齢や腰への負担の蓄積などによる椎間板の劣化」が原因です。

 

 

 

 

5.腰部脊柱管狭窄症

背骨内部の「脊柱管」と呼ばれる神経の通り道が狭くなり、神経が圧迫される障害です。足に痛みやしびれが出たり、一度に長い距離を歩けない(間欠跛行)症状が出ます。腰を後ろに反らすと痛みやしびれが増し、前かがみになると楽になるのが特徴です。

 

50歳以上の高齢者、若いころから腰痛持ちの人、腰のケガや病気を繰り返している人などによく見られます。加齢・病気・ケガなどによって腰椎の骨や靭帯が変形し、脊柱管を圧迫することが原因です。

 

 

6.腰椎分離症・腰椎すべり症

椎骨を支える椎間関節が骨折して分離したり、分離したことで椎骨が不安定になり前方にずれたりするものです。腰が疲れる、だるい、重い、鈍い痛みを感じるなどの症状が出たり、腰を後ろに反らせた時や、長時間立ち続ける、激しいスポーツや重労働をした時に痛みが強まるのが特徴です。

 

 

 

スポーツをする20歳以下の成長期の若者、特に10~14歳の子どもに多く見られる椎間関節の骨折です。若者の場合は激しい運動が、中年層の場合は組織の老化が骨折の大きな原因です。

 

7.変形性腰椎症(変形性脊椎症)

腰部の背骨(腰椎)が加齢などで変形したものです。腰がだるい、重い、鈍い痛みを感じます。腰を後ろに反らせた時や、動作の始まりや疲れた時に痛みが強まり、入浴中は症状がとても和らぎます。

 

加齢に伴う老化現象であるため、40歳以降の高齢者に多く発症するのが特徴です。加齢や長年の腰への負担によって骨が変形し、神経などの周辺組織を刺激することが主な原因となります。

 

8.変形性股関節症が原因の腰痛

変形性股関節症とは、股関節の骨や軟骨がすり減ったり変形したりして、痛みを引き起こす病気です。股関節、腰、お尻、太もも、ひざなどに痛みや違和感があり、ひどくなると安静時でも痛みます。股関節の動きが悪く、曲げ伸ばしがしづらい、痛みで足を引きずって歩くのが特徴です。

 

30歳代後半~50歳代の中年層に多く見られます(特に女性)。股関節の病気やケガが元になったり、若い頃に股関節の異常や病気を経験し、大人になってから後遺症として発症するケースが多く見られます。

 

 

◆まとめ

腰痛を症状別に紹介してきましたが、いかがでしたか?

 

人生に一度は経験するとも言われている腰痛。種類や原因、症状を知ることが治療の第一歩です。

「たかが腰痛」と軽く見るのではなく、それ以上悪化させないように改善と再発防止に取り組みましょう。

 

他にも、それぞれ腰痛の症状に合わせた記事を用意していますので、是非お読み頂き、ご自身の腰痛解消の足掛かりにしてくだされば幸いです。

 

日頃の生活の中で、姿勢やカラダの使い方のクセを改善し、できるだけ腰部に過剰な負担を掛けず、疲労を溜めないようにしていくことが大切です。どうか、ツラい腰痛から開放された健康なカラダを手に入れてください。

Writer

小橋 悟

【資格】
・ 脳と身体の整体療法「QPR法上級認定」
・ ブレイン&ボディバランス研究所  会員
・ NPO法人日本心理カウンセラー協会 会員

元陸上自衛隊の自衛官。入社以来、月に約400回の施術をコンスタントにしながら、八千代院の院長を務めている。

また、現場から得た豊富な経験を活かし、当社が開催するトップランナー整体実践塾やQPR法ベーシック講座、センターラインインソール資格取得セミナーでも、技術面の講義を担当するなどセミナーグループのグループ長として活躍。

書籍「神の手を持つ治療家紹介」シリーズに掲載予定。

   
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