ストレートネックが肩こりや頭痛の原因に!

長引くテレワークによる長時間のPC仕事や、スマホやタブレット等小さな画面を凝視しながら過ごす時間が増え肩こりに悩まされている方が増えています。

日本人の国民病ともいえる「肩こり」。

その原因の1つに「ストレートネック」が関係しています。

そして、このストレートネックは、普段の姿勢の悪さから起こることが多いのです!

 

 

【目次】

 

◆ストレートネックを招く猫背!

悪い姿勢の代表格ともいえる猫背。

猫背と肩こりには切っても切れない関係があります。

 

猫背の主な原因はノートパソコン、スマホやゲームの画面に目を近づけること、そして首だけが前に突き出す姿勢になってしまうことです。

 

本来、背骨は『生理湾曲』というS字のカーブを保ちながらバランスをとっています。

 

 

背骨は首から腰まで1本で繋がっているので、はじめのうちは姿勢を気にして首だけで下を向くようにしていたとしても、長時間になると頭の重みを支えきれず、次第に背中も丸くなる「猫背」になります。

 

猫背よって背骨のS字曲線が崩れてしまうと、重たい頭を骨格ではなく、筋肉で支えるようになるため首や肩に“こり”を生じさせやすく、見た目にも暗い印象を与えてしまいます。

 

そしてこの時の首の状態こそが、本来反っているべきカーブが崩れ、まっすぐになってしまった【ストレートネック】なのです。

 

 

 

 

◆ストレートネックをチェック!姿勢確認

まずは次の手順に沿って自分の姿勢をチェックしてみましょう。

 

①壁に背中をつけるようにまっすぐ立ちます。

②壁にかかと、ふくらはぎ、おしり、肩甲骨、後頭部がついているか確認します。

 

 

正しい姿勢がとれている場合、この5点全てが壁につきます。
「背中やお尻を壁につけると頭が浮いてしまう」という方は、猫背の可能性があります。

 

 

ご自身の姿勢が把握できたところで、次の章では普段どのように身体を使っているのかを確認してみましょう。

 

 

◆姿勢の悪さが身体へ悪影響を及ぼす

いつでもどこでもPCを持っていれば仕事ができてしまう世の中です。

PC以外にもタブレット端末を使用する機会が多いことから、首を下に向ける姿勢が長時間続くことが増えてきました。

また、子どもたちは外遊びが減り、ゲーム機とにらめっこする時間が長くなっています。

 

いけないとわかっていても、いつの間にか画面にのめりこんで作業をしている方も多いはずです。

この悪い姿勢が癖づいてしまうと、気づかないうちに体はどんどん歪み、猫背やストレートネックになってしまいます。

 

その他にも、スマホを片手だけで操作していたり、寝ながらゲームをしていたりなんて事ありませんか?

 

良くない姿勢でいる時間が長いと、「身体の歪み」として猫背は徐々に定着してしまうのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このようにして猫背やストレートネックになると、身体にはどのような影響が出るのでしょうか?

猫背・ストレートネックが身体に及ぼす悪影響を、3つ説明していきます。

 

 

1.首・肩こりが強く出る

「猫背」とは、背中が丸まることで肩を前方に巻き込み、頭が前に突き出た姿勢です。

この状態で首にきれいな反りのカーブを保つことは難しく、首はストレートネックになりがちです。

 

成人の頭の重さは体重の約10%、片腕は身体全体の約6%と言われています。

50kgの人だと、頭の重さは5kg、両腕になると6kgにもなります。

 

猫背の姿勢とは、「肩周りの筋肉で5㎏(頭)を支え、左右の肩から3㎏(腕)の重りをぶら下げた状態」と考えると、負担はかなりのものになることが想像できますよね。

 

また、肩甲骨には16個もの筋肉が付着していますが、猫背姿勢では肩甲骨の動きが悪くなり、肩周辺の筋肉にダメージを与えてしまいます。

 

そのため、猫背とストレートネックを正し、肩甲骨を本来の位置に戻すことで、肩甲骨の動きを正常化させることが、首・肩こり解消に必要なのです。

 

 

 

2.腰痛になりやすくなる

背骨は、上から順に頚椎7個、胸椎12個、腰椎5個と、仙骨、尾骨から成り立っており、横から見ると「生理弯曲」と呼ばれるゆるやかなS字状カーブを描いています。

 

 

生理弯曲があるから、人間の身体はバランスよく支えられ、日常生活に適した姿勢を保つことができるのですが、猫背やストレートネックがある姿勢はこの生理弯曲を崩してしまいます。

 

背骨で身体を支えられなくなると、腰や背中への負担は大きくなり、必要以上に酷使された筋肉が腰痛を引き起こす、というパターンは珍しくありません。

 

 

3.頭痛や不眠など体調不良を引き起こしやすくなる

 

体調不良の中でも「頭痛」は、猫背による首や肩の動きの悪さが原因である場合があります。

 

猫背のように背中を丸めると、顎が前に出て首から肩にかけてCの字になるため、ストレートネックを誘発、頭の重みがダイレクトに首や肩に掛かってしまいます。

 

 

その結果、頭蓋骨の歪みや環椎後頭関節(首と後頭骨の付け根の部分)に詰まりを引き起こすと、脳への血液やリンパの流れは悪化し、頭痛や不眠、自律神経の乱れを招く原因となるのです。

 

また、背中が丸くなることで胸郭を自由に動かせずにいると、そのまわりの筋肉が固くなり、呼吸運動にも影響が出てしまいます。

 

呼吸時、肺は胸郭を形成する肋骨と横隔膜の伸縮運動によって、膨らんだりしぼんだりします。

しかし、猫背によってこの動きに制限がかかってしまうと、肺の膨らみも小さくなり、酸素を十分に取り込めなくなってしまいます。

 

酸素の不足は疲れを溜まりやすくするだけでなく、身体を緊張状態にし、交感神経と副交感神経の切り替えがうまくできなくなる「自律神経失調症」のようなカラダの不調を招く原因となるのです。


◆猫背・ストレートネックを整体施術で整える

千葉県八千代市にある整体院東葉コンディショニングでは、先に挙げたような理由から、猫背やストレートネック解消のために身体の歪みや筋肉、関節の状態見極めて、首や肩、背中周りだけでなく、全身の骨格バランスを調整します。

 

●カラダ全体のバランス調整

●生理弯曲の形成、骨盤、脊椎の歪み改善

●負担が掛かっている筋肉・関節の調整

 

などに重点を置いた施術を行うことで、猫背やストレートネックの根本的原因を解消し、姿勢改善に導いていきます。

 

カラダ全体のバランスが整い、呼吸や血液・リンパなどの流れが良くなると、自然治癒力が高まり、全身の疲れや痛みの解消に繋がるのです。

 

 

*猫背・身体の歪みに対する整体施術については、こちらをご覧ください。

 

 

◆猫背やストレートネックによる首・肩こり解消ストレッチ

様々な身体の不調を引き起こす原因となりうる「猫背」や「ストレートネック」の予防・解消に重要なのは、「正しい姿勢を意識する」ことです。

 

どんなに整体施術で身体を整えても、普段の生活でスマホやゲームをする時のような猫背姿勢を続けていれば、元の木阿弥です。

 

でも、正しい姿勢がどんなものなのか、どうしたら正しい姿勢をキープできるのかがわからない、肩のコリがひどくて姿勢をキープしづらい、という方は少なくないはず。

 

そこで、ここでは首・肩コリ解消ストレッチに加えて、正しい立ち方・座り方をご紹介します。

 

是非実践して、体調管理にお役立てください。

 

 

【整体】首肩こりの特効薬は「前鋸筋」だった!長年の痛みを即効解消

・正しい立ち方

 

動画はコチラ↓

 

・正しい座り方

 

動画はコチラ↓

 

 

◆まとめ

子どものの頃から猫背が習慣化してしまってい、そのまま大人になってしまうと歪んだまま固定され、ストレートネックを誘発しやすくなってしまいます。

 

最近では小学生の時点で猫背やストレートネックで悩むお子さんも珍しくなく、そのことでお悩みの親御さんからのご相談も多いのが現実です。

 

大人になると猫背やストレートネックが原因で肩・首のコリや痛みで悩む肩が増えるばかりか、その他様々な不調の原因になります。

 

猫背やストレートネックだけでなく、さらに肩こりや頭痛などでお困りのことがありましたら是非、千葉県八千代市整体院東葉コンディショニングへご相談ください。

 

 

 

Writer

小橋 悟

【資格】
・ 脳と身体の整体療法「QPR法上級認定」
・ ブレイン&ボディバランス研究所  会員
・ NPO法人日本心理カウンセラー協会 会員

子供の頃から母親のカラダの不調を見ていて、 施術家の道を志す。
現在は、月間約400回の施術をしながら、八千代院の院長を務めている。

ここまで磨き上げてきた施術技術・知識に加え、優しい人柄で、来院者さんからの信頼も厚い。

当社が開催するトップランナー整体実践塾やQPR法ベーシック講座、センターラインインソール資格取得セミナーなど、同業の治療家に対しての技術講師も担当している。

その功績を認められ書籍「腰痛解消!神の手を持つ12人 令和元年版」の1人に選ばれる。

   
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