また腰痛……。ぶり返す痛みは整体で解決!

腰が痛くなるたびに病院へ行っても、異常はなくシップや痛み止めをもらうだけ……。

そんな経験をしたことが、あるのではないでしょうか。

 

腰痛の原因がわからないまま、そのうち治るからと放置している方が多くいらっしゃいます。しかし、たとえ痛みがなくなったとしても、再び腰痛がぶり返すケースも決して少なくありません。

 

今回は、腰痛がぶり返す原因の1つ、背骨の歪みと腰痛の関係についてご紹介します。

 

今まで、何度も腰痛を繰り返しているという方は、ぜひご覧ください。

 

 

【目次】

 

 

◆腰痛に関わる背骨のしくみ

腰にある唯一の骨「腰椎」は、上半身を支えている背骨の一部です。腰痛がある場合、この腰椎の歪みが大きく影響している場合が多くあります。

 

では、腰椎の歪みとは何なのか、まずは背骨の仕組みを見てみましょう。

 

腰椎を始めとする背骨は、「椎骨」と呼ばれる骨が積み重なって構成されており、1つ1つが連結しています。その間には軟骨でできている椎間板があり、これらが1本の柱のようになり、上半身を支えながら前後左右に曲げたり、左右にひねる動きをしています。

 

 

背骨は、前から見ると真っ直ぐですが、横から見ると緩やかなS字カーブを描いています。ここで注目する腰椎は5つの椎骨からなり、やや前方に弯曲しているのです。この腰椎は、背骨の中でも最も多くの体重を支えている場所であり、同時に、最も大きな動作を担う場所でもあります。

 

この弯曲がバネの役割をし、衝撃を和らげたりバランスをとったりしています。そのため、人間は常に重力の影響を受けていても、ボーリング玉と同じくらいの重さがある頭を支えながら、2本足で立つことができるのです。

 

◆ぶり返す腰痛の原因は背骨の歪み?

人間の身体を家に例えてみると、胸郭(赤)が屋根、骨盤(緑)が土台、背骨(青)は大黒柱になります。

 

 

家の大黒柱が歪んだら、屋根も土台も崩れてしまいますよね。

 

人間の身体も同じように、大黒柱である背骨が歪むと、身体全体の歪みに繋がり、腰痛を始め様々な不調の原因になります。

 

そこで注意したいのが、上記でも説明した「生理弯曲」と呼ばれるS字カーブです。

 

しかしこのカーブは、ただS字であれば良いというわけではありません。適切な角度で弯曲があってこそ、衝撃を効率良く吸収し、無理なく2本の足で直立していられるのです。

 

身体が歪んでしまうと、この弯曲が小さくなったり大きくなったりします。背骨の歪みを整えるということは、身体を正面・もしくは真後ろから見た時は直線状に、横から見た時には正しい生理弯曲がある状態を作ることが重要になります。

 

また、土台である骨盤が歪むことも、背骨に大きな影響を与えます。

 

骨盤の歪みと腰痛の関係については、コチラをご覧下さい。

骨盤矯正で腰痛改善!

 

 

◆背骨が歪む原因とは?

まず、身体の中でも「背骨だけ」が歪むということはほぼなく、多くは土台である骨盤と一緒に歪むことがほとんどです。

 

骨盤の歪みと腰痛の関係についてはコチラの記事をご覧ください↓

骨盤矯正で腰痛改善!

 

ではなぜ、歪みが生じるのでしょうか。それは姿勢が大きく関係してきます。

どのような姿勢が影響を及ぼすのか、注意したい点を見ていきましょう。

 

 

  • 座るときの姿勢

いつも同じ方向で、足を組んだり横座りなどをしていると、常に同じ側に体重をかけることになります。こうした姿勢は一定の場所に負荷をかけてしまうだけでなく、骨盤がひねられた状態で固定されるため、腰痛を引き起こす原因になります。

 

座り姿勢について詳しくはコチラの記事をご覧下さい↓

テレワークの方必見!腰痛を予防・改善させる椅子の座り方とは?

 

 

  • 机・パソコンに向かう姿勢

こんな姿勢に心当たりはありませんか?

 

・頬杖をつく

・肘掛けに寄りかかる

・パソコンに顔を近づけている

・身体をひねってパソコンに向かっている

 

数回この姿勢をしただけではすぐには歪みませんが、長時間あるいは繰り返し行うことで徐々に身体へ影響していきます。

 

中でも、頬杖をついたり、肘掛けに寄りかかる、身体をひねる姿勢は、背骨の側弯や捻れを引き起こす原因になります。

 

 

  • 立っているときの姿勢

・クロス立ち

足をクロスさせて立つ姿勢で、骨盤が左右に歪みます。

足首が歪む原因にもなりますので、足が疲れやすくなります。

 

 

・片足重心で立つ

片方の足に体重をかける立ち方で、立っているとついやってしまう方が多いのではないでしょうか。

 

この姿勢を長時間続けると、足の長さが左右で違ったり、片側だけ腰痛が起きることもあります。

 

 

  • 横になるときの姿勢

・肘立て寝

家でテレビを見るときなど、くつろいでいるときにしがちな姿勢で「手枕」とも呼ばれる姿勢です。

 

また、うつ伏せで両肘を立てた姿勢のまま、スマートフォンの操作や読書も背骨が歪んでしまいます。

 

 

こうした姿勢の全てに共通して言えることは、「一定の姿勢を長く使うのは良くない」ということです。

 

座っているとき、立っているとき、寝ているとき、どのような姿勢をしていても、長時間続けるだけで身体にとっては大きな負荷になります。

 

どんな姿勢であっても、身体を支えるためには筋力が必要です。

無駄な力を使わず、最低限の筋力で効率よく身体を支えられるようにするためには、全身のバランスを整えることと、インナーマッスルを始めとする筋肉を鍛えておくことも重要です。

 

 

◆腰痛を繰り返さないためには

腰痛に限らず、身体に痛みがあるということは、とても辛いことです。一度経験すると「二度と腰痛になりたくない!」と思いますよね。

 

しかし、原因がわからなければ、対処のしようがありません。まずは、普段の生活を振り返って、姿勢を見直していくところから始めましょう。

 

そして、整体やストレッチで身体のケアを行ったり、インナーマッスルを鍛えるなどの対策をとることで、腰痛を改善していきましょう。

 

整体院東葉コンディショニングで行う、腰痛解消の施術をご紹介します。

 

【腰痛軽減】ズキズキ辛い「慢性腰痛」が即効で改善する極楽整体!

 

◆背骨は脳と身体をつなぐ導線

背骨には「脊髄神経」と呼ばれる神経が通っています。

 

これは、脳から身体への指令と、身体から脳への情報が行き交う大切な通り道です。脊髄神経は一部でも損傷してしまうと、そこから下への指令は途絶えてしまい、麻痺を引き起こします。

 

背骨の歪みは、損傷程ではありませんが、神経の通り道を圧迫するため、身体に様々な悪影響を及ぼします。

 

何となくだるい、身体の片側だけがなんだか重い、疲労がとれないなど、病院に行っても原因不明と言われるような症状、いわゆる「不定愁訴」とよばれる症状です。

 

腰部への影響も同様です。腰痛だけでなく腰のあたりがだるい、しびれが出ることがあるなどの症状があり、病院へ行っても原因がわからない場合は、背骨の歪みを疑い、身体のバランスを整えるようにしてみると良いでしょう。

 

 

◆まとめ

腰痛を何度も経験してしまうと、それが当たり前になってしまい、「前回より痛くないから大丈夫」「いつものようにそのうち治るだろう」と何の対処もしない方が少なくありません。

 

実際、整体院東葉コンディショニングにいらっしゃる方の多くに当てはまります。

 

今は大丈夫でも、放っておくと将来的に腰椎椎間板ヘルニアや腰椎脊柱管狭窄症、すべり症など、重症化してしまうリスクが大きくなります。

 

現状だけでなく、今後痛みのない生活を送るためにも、整体による体のバランス調整や普段の姿勢、ストレッチでセルフケアをしていきましょう。

 

また、整体院に通っていても「体を整えてもらっているから大丈夫」と、姿勢やストレッチへの意識が疎かになってしまう場合があります。

 

そのため、整体院東葉コンディショニングでは、痛みが解消した方にも定期的に体の状態をチェックするために来院される方がたくさんいらっしゃいます。

 

腰痛の対処法としてだけではなく、整えた体を維持するためにもストレッチが習慣化できるといいですね。

 

何度もぶり返す腰痛でお困りの方は、ぜひ一度整体院東葉コンディショニングへご相談ください。

 

Writer

小橋 悟

【資格】
・ 脳と身体の整体療法「QPR法上級認定」
・ ブレイン&ボディバランス研究所  会員
・ NPO法人日本心理カウンセラー協会 会員

子供の頃から母親のカラダの不調を見ていて、 施術家の道を志す。
現在は、月間約400回の施術をしながら、八千代院の院長を務めている。

ここまで磨き上げてきた施術技術・知識に加え、優しい人柄で、来院者さんからの信頼も厚い。

当社が開催するトップランナー整体実践塾やQPR法ベーシック講座、センターラインインソール資格取得セミナーなど、同業の治療家に対しての技術講師も担当している。

その功績を認められ書籍「腰痛解消!神の手を持つ12人 令和元年版」の1人に選ばれる。

   
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