整体でばね指を改善!

 

指の曲げ伸ばしの際に関節が痛かったり、動きが悪かったりすることはありませんか?

もしかしたら、指に起きる腱鞘炎である「ばね指」かもしれません。

 

ここでは、ばね指のセルフチェックのやり方や、ストレッチなどもお教えしているので、症状を改善されたい方は、是非読み進めてください。

 

 

【目次】

 

 


 

◆ばね指とは

「ばね指」とは、指に起こる腱鞘炎です。指の曲げ伸ばしの際にパチンとかガクッなど、指がばね仕掛けのような動きをすることから、こう呼ばれています。

 

 

腱鞘炎とは、指を曲げるスジ(屈筋腱)を包んでいるトンネル(腱鞘)が肥厚して狭くなったり、腱自体が厚くなることで、このスジがトンネルを上手く通過出来なくなるために起こります。

 

腱は指を曲げる時に縮み、伸ばす時に引っ張られます。

 

 

 

この時、腱は腱鞘のトンネルの中で伸び縮みを繰り返します。

 

ところが、腱鞘炎の原因となる「指の使い過ぎ」などによる炎症で、腱が腱鞘の幅よりも肥大すると、腱鞘のトンネルをスムーズに通れなくなります

 

同じような理由から、腱鞘が肥厚しトンネルの幅自体が狭くなってしまうと、腱がトンネルに引っ掛かり、通ることが難しくなっていまいます。

 

 

こうした状態で無理を重ねると、炎症は悪化し、更に動きが悪くなったり痛みが強くなるなどの、悪循環に陥ります。

 

一般的に手は「開く」よりも「握る」方が力を入れやすいため、こうした状態でも指を曲げることは可能です。

 

しかし、トンネルに引っ掛かった腱鞘を「指の力で引っ掛かりを通して手を開く」のはなかなか難しいため、「握る時には“バチン”と勢いがつき、握ってしまうと開けない」ということが起こりやすくなるのです。

 

こうしたばね指の症状は、パソコン、文字を書く、楽器の演奏、スポーツをする方など、手や指をよく使う人に多く見られます。

 

 

使い過ぎ以外にも、糖尿病、リウマチ、透析患者にもよく発生しますが、中でも多いのが、産前産後・40~50歳の女性です。

 

この時期の女性は、出産、加齢による筋力低下や骨粗鬆症、閉経などによってホルモンバランスが大きく変化するため、女性ホルモンとの関連が考えられているのです。

 

こうした腱鞘炎を起こしやすくしたり、ひどくするのが「腕や肩の捻じれ」です。

 

人は手のひらを下に向けるように、腕や肩が内側に入るような姿勢で作業することが多いため、どうしても腕や肩が内に捻じれた状態になりがちです。

 

このような状態だと、前腕をはじめとする腕周りの筋肉の緊張が強まり、指の筋肉まで引っ張ってしまった結果、腱鞘の摩擦が起こりやすくなってしまうのです。

 

東葉コンディショニングのバネ指に対する施術は、こちらをご覧ください。

 

◆ばね指セルフチェック&対策

では、あなたのその指の痛みは「ばね指」なのでしょうか?

次の手順で確認してみましょう。

 

 

①指の付け根の骨を反対側の手の指で軽く押さえましょう。※写真、イラストの赤丸部分

②そのまま指を曲げます。

カクンとする感覚があったら、腱鞘炎が始まっている可能性が高まります。

 

 

こうした症状がある場合に、日常生活で気を付けたいのは「使い過ぎ」と「冷え」です。

 

手や指の使い過ぎが原因となっている場合は、普段何気なく行っている家事(掃除、買い物、炊事、洗濯など)が、かなりの負担になっています。

 

なるべく、ご家族などに掃除・買い物・炊事などの家事を手伝ってもらい、手や指を休めるようにしましょう。

 

もし平日の協力が難しいならば、ご家族がお休みの休日だけ手伝ってもらうなど、少しでも負担を減らす努力をしましょう。

 

 

次に「冷え」です。身体の冷えは血流や免疫力を低下させ、ばね指だけでなく全身に悪影響を及ぼします。シャワーだけで済ませるのではなく、湯船に浸かってカラダをしっかり温めましょう。

 

 

浮力によって筋肉が緩むと、リラクゼーション効果が得られます。その他にも、温熱効果により血管拡張・血流促進、内臓の働きを助け自律神経をコントロール、水圧により足にたまった血流が押し戻され、血液の循環促進などの効果が期待できます。

 

冬なら40℃、夏は38℃程度が目安。温度はあくまで目安であり、お湯に浸かって「気持ちいい」と感じる温度が適温です。

 

さらに温めるのならば、「手湯」もオススメです。

スキマ時間を見つけて、40度程度のお湯に手を浸けて温めましょう。特に朝は筋肉が固まっています。温めることにより筋肉の緊張がほぐれ、血流も促進され回復力UP、可動域の向上が見込めます。

 

 

また冬の寒い時期には手袋を使用するなどして、保温を心掛けましょう。

 

 


 

◆ばね指に対する整体施術

ばね指に対する病院の治療は、固定して安静にさせる装具療法や炎症を抑えるステロイド注射の「保存療法」と、腱鞘の鞘を切開する「手術療法」の、大きく2つがあります。

基本的には保存療法が一般的です。

 

 

これに対して東葉コンディショニングでは、「ばね指」の症状改善のために、指だけに施術を行うのではなく、指の筋肉の緊張を作り出している根本原因を改善させていきます。

 

全身の骨格バランスが崩れると、胸郭の捻じれにより肩甲骨や鎖骨は正しい位置からズレ、肩、肘、腕、手首まで捻じれます。

 

肘や前腕部には、指を動かす筋肉が多く繋がっているため、骨格バランスの崩れは「ばね指」の原因になると考えているのです。

 

骨盤を安定させることで、立った時や座った時の背骨、肩甲骨や鎖骨を正しい位置に整えることが、結果的に「ばね指」の原因の一つである、腕や肩の捻れを解消することに繋がります。

 

全身の骨格バランスを整え、手首や腕、肘、肩のねじれから生じる筋肉の緊張を緩和することで、手や指の筋肉の緊張と腱鞘の摩擦を減らすのです。

 

 

ばね指の整体施術一例は、こちらに詳しく書いていますので、ご覧ください。

ばね指の改善方法


 

◆ばね指の方におすすめストレッチ

ばね指でお困りの方は、手指だけでなく、まずは体幹を整えることが大切です。

そのため、ご紹介する整体ストレッチは、①~④の順番に沿って行うことをオススメします。

 

①シムス位エクササイズ

<効果>

背骨の土台になる骨盤を整える

首、肩こりの緩和

猫背の矯正

 

 

 

②首ゆらゆら

<効果>

頸椎に正しい弯曲を作る

首、肩こりの緩和

猫背の矯正

 

 

③手首ローテーション・指ねじり

<効果>

手首・指の疲労解消

 

 

④前腕ゆらゆらストレッチ

<効果>

前腕部の疲労解消

 

 

~注意点~

 

*痛みのない範囲で!

痛いことはなるべくしない方が、早く症状回復が見込めます。普段から痛い姿勢を取ったり、痛い動作はしないようにしましょう。我慢してやる必要はありません。

 

*適度な回数で!

たくさんやればやるほど、良くなる訳ではありません。1回やってみて、2回目をするときには30分以上あけて、1日数回に分けてやる方が効果的です。


 

◆まとめ

ばね指は、指だけの問題ではなく、全身の歪みが関係している事が、お分かりいただけたのではないでしょうか。

 

なかなか症状が改善しないと不安が募ります。

ばね指でお悩みの方は一人でお悩みにならずに、施術実績が多い整体院東葉コンディショニングにぜひ一度ご相談ください。

 

手首の腱鞘炎でお悩みの方はこちらもご覧ください。

 

Writer

小橋 悟

【資格】
・ 脳と身体の整体療法「QPR法上級認定」
・ ブレイン&ボディバランス研究所  会員
・ NPO法人日本心理カウンセラー協会 会員

子供の頃から母親のカラダの不調を見ていて、 施術家の道を志す。
現在は、月間約400回の施術をしながら、八千代院の院長を務めている。

ここまで磨き上げてきた施術技術・知識に加え、優しい人柄で、来院者さんからの信頼も厚い。

当社が開催するトップランナー整体実践塾やQPR法ベーシック講座、センターラインインソール資格取得セミナーなど、同業の治療家に対しての技術講師も担当している。

その功績を認められ書籍「腰痛解消!神の手を持つ12人 令和元年版」の1人に選ばれる。

   
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