自律神経の乱れはどうしたら整えられる?

日中と朝晩の寒暖差が大きい季節の変わり目は、気温が安定せず、自律神経を乱しやすいと言われています。
また、気候の変化や花粉症、入学、就職、人事異動など、環境の変化によるストレス等も自律神経に影響します。

 

自律神経の乱れは、さまざまな身体の不調の原因になります。

そこで今回は「自律神経の乱れ」の原因や、どうしたら整えられるのか、解消方法について書きます。

 

【目的】

 


◆自律神経とはどういうもの?

自律神経とは、「自律」という言葉からわかるように、運動神経などとは違って自分の意思とは無関係に働く神経のことで、呼吸や代謝、消化、循環、体温の調整など24時間絶えず活動し、私たちの健康を守ってくれています。

 

この自律神経には、交感神経副交感神経の2種類があり、交感神経は日中の活動時や興奮している時に優位になる覚醒の神経で、身体にとってはアクセルのような働きをします。

 

副交感神経は、夜眠っている時やリラックスをしている時に優位になる神経で、身体にとってはブレーキのような役割を果たします。

 

この交感神経と副交感神経がお互いバランスを取りながら働き、1日の中でそのスイッチが自然に切り替わることで、やる気を出して働いたり、疲れた内臓や脳を休めて私たちの健康は保たれています。

 

 


◆自律神経の乱れはどうして起こる?

現代人は、身体にとって多くのストレスを受けた状態で生活をしています。
例えば、

 

・人間関係のトラブル
・健康や将来に対する不安
・夜遅くまで起きていて、慢性的な睡眠不足
・テレビやパソコン、スマホなどの使用時間が長い
・朝起きる時間がまちまち

 

など、精神的ストレスや生活習慣の乱れが、身体に対するストレスを強くしてしまいます。

 

ストレスが過度に強くなると、身体は常に緊張し交感神経が優位な状態が続くため、副交感神経との切り替えがスムーズに行われなくなります。

 

交感神経が優位である状態が必要以上に長ければ、その間ずっと身体は臨戦態勢を強いられていることになるため、不眠、全身の緊張からのコリや痛み、便秘や下痢、免疫力低下からくるカゼや感染症など、さまざまな不調をきたします。

 

中でも腰痛と頭痛は起こりやすく、病院で異常がなかった場合は、自律神経が関係している場合があります。

腰痛と頭痛が同時に起こる原因とその対処法とは?

 


◆自律神経のバランスを整えるにはどうしたら良い?

それでは、日常生活の中で自律神経のバランスを整えるにはどうしたら良いのでしょうか。

5つのポイントを確認してみましょう。

 

(1)毎朝起きる時間を一定にし、起きたらまず日差しを浴びる

休みの日くらいはたっぷり寝たい……。いつもの起床時間を過ぎてもズルズル寝ているような状態はNGです。こういった生活が体内時計のリズムを乱し、自律神経のバランスを崩すことにつながります。

 

休みの日の二度寝は朝の起床が辛くなり、昼間の眠気や夜の不眠の原因になるので避けましょう。自律神経のバランスを整えるためには、毎日同じ時間に寝たり起きたり、いつもと同じ生活リズムを心がけることが大切です。

 

(2)ぬるめの湯船にゆっくりつかる

疲れた時には、入浴は簡単に済ませてさっさと布団に潜りたい……。
でも、そんな時こそ、40℃以下の少しぬるめのお風呂にゆっくりと汗ばむくらいにつかるのがオススメ。

 

全身が温まり身体がリラックスし、体温が下がるのと共に寝つきやすくなります。

 

(3)適度な運動をする
忙しくて運動をする時間がないという人は、通勤時に少し早歩きを心掛けたり、エスカレーターやエレベーターをやめて階段を利用するなど、日常の中で少しでも運動することを心掛けましょう。

 

自宅やオフィスで簡単なストレッチを行い、滞りがちな血流やリンパの流れをスムーズにしてあげるのも効果的です。心地よいと感じる程度の運動は、神経の緊張をほぐして副交感神経の働きを活性化しし、自律神経を整えます。

 

(4)夜のテレビやスマホ、パソコンの使用は極力控える
テレビやスマホ、パソコンの画面を見ていると、脳が刺激されて交感神経が優位になります。スマホやパソコンのブルーライトは睡眠障害の原因にもなるので特に要注意です。睡眠の1時間前には、無駄にテレビを見たり、スマホやパソコンの使用を控え、スイッチオフを心がけましょう。

 

(5)心身をリフレッシュさせる
精神的なストレスを発散するため、自分の好きな音楽を聞いたり、笑ったり、お気に入りの香りをかいだり、深呼吸をしたり、お酒を楽しんだり心身をリラックスさせる事を生活に取り入れ、ストレスを溜めないようにしましょう。

 

自分でできる自律神経の乱れを整えるストレッチはこちらからご覧いただけます。

ぜひ、実践してみてください。

 

 

◆整体で自律神経のバランスは整うの?

整体院東葉コンディショニングでは、身体のバランスの崩れや、特に頸椎周辺の筋緊張が呼吸を乱し、慢性的な酸素不足や自然治癒力を低下させ、その結果として自律神経失調症が起こると考えています。

 

ですので、東葉コンディショニング独自の優しい刺激の整体技術で、自律神経をはじめとするさまざまな神経が集まっている頸椎や、全身の筋緊張を緩めていき、身体と脳に安心感を与え、副交感神経が優位になるようにしていきます。

 

全身の緊張がほぐれ身体がリラックスすると、呼吸が深くなり血流も良くなります。

 

唯一自律神経をコントロールする方法が、「呼吸」と言われていますが、交感神経優位の緊張状態の時は呼吸も浅く、逆にリラックスしている時は深い呼吸になります。深い呼吸は、横隔膜を大きく動かし、自律神経を刺激するため、副交感神経の活性化を促し、睡眠や排泄に関わる働きが整ってくるのです。

 

また、東葉コンディショニングでは自律神経のバランスを整えたいとお考えの方に、波動セラピーもオススメしています。

 

波動セラピーでは、身体の各器官や細胞がもつ周波数を調べ、ズレを調整し、身体が本来持っている自然治癒力をサポートします。

 

整体施術で身体の外側でもある骨格のバランスを調整し、波動セラピーで身体の内側である波動を調整していくことで、自律神経のバランスが早期に整っていく方が多いです。

 

 

いかがでしたか?

自律神経の安定は、仕事やプライベートを充実させていくための大切な一歩になります。ライフスタイルの工夫でよい状態を常にキープできるようにしていきましょう。

 

また、寝つきが悪く夜中に何度も目が覚める、慢性疲労で身体がしんどい、やる気が出ない、会社や学校を休みがち、原因不明の腰痛や肩こりに悩んでいるなど、身体のことでどうしたらよいかわからないお悩みをお持ちの方は、是非一度、整体院東葉コンディショニングにご相談ください。

 

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Writer

小橋 悟

【資格】
・ 脳と身体の整体療法「QPR法上級認定」
・ ブレイン&ボディバランス研究所  会員
・ NPO法人日本心理カウンセラー協会 会員

子供の頃から母親のカラダの不調を見ていて、 施術家の道を志す。
現在は、月間約400回の施術をしながら、八千代院の院長を務めている。

ここまで磨き上げてきた施術技術・知識に加え、優しい人柄で、来院者さんからの信頼も厚い。
当社が開催するトップランナー整体実践塾やQPR法ベーシック講座、センターラインインソール資格取得セミナーなど、同業の治療家に対しての技術講師も担当している。

その功績を認められ書籍「腰痛解消!神の手を持つ12人 令和元年版」の1人に選ばれる。

   
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