今や国民病とまで呼ばれ、誰しも一度は経験している腰痛。
仕事の関係上、常に立ったままでいるため、腰痛に悩むアパレル販売員はじつに多いのです。
アパレル販売員の退職理由に「腰痛」が多いのはご存知ですか?
・長時間の立ち仕事
・ヒールの高い靴き続ける
・大量の服等の荷物を扱う
など、アパレル販売員にとっては当たり前にしている事です。
でもじつは、これらの行動が腰痛の原因だったりするのです。
そこで大事になるのが、腰痛になりにくい「姿勢」や「体の使い方」なのです。
今回は、立ちっぱなしでいる時の腰痛の原因と解消法、整体施術について書いていきます
整体院東葉コンディショニングで教えている、正しい姿勢についても紹介していますので、最後まで一読ください。
【目次】
◆アパレル販売員が腰痛になるのはなぜ?
仕事の関係上、常に立ったままでいるため、腰痛に悩むアパレル販売員はじつに多いです。
立ったままの姿勢が長時間続くことで腰周りの筋肉が緊張状態になり、筋肉への疲労蓄積、血流の悪化を招き、筋肉は柔軟性を失い、腰痛を引き起こすのです。
また、立ち姿勢も原因の一つとして挙げられます。
人間の背骨は、下図のように生理的弯曲というS字のカーブを描くような構造をしています。
このS字カーブは、バネの役割をしています。歩行を始めとする動作や、頭の重さから受ける衝撃を和らげ、全身のバランスをとるために必要です。
中でも重要なのが、腰椎と仙骨が接する関節に、適切な角度がついていることです。この角度によって、理論上体重の約3倍の重力が加わる仙骨部分への力が吸収分散され、人間は直立して良い姿勢でいられます。
しかし、反り腰、猫背のような姿勢が続き、正しいS字のカーブが崩れてしまうと、重力をうまく吸収分散できなくなってしまいます。
アパレル販売員のような立ち姿勢が多い仕事では、筋肉に掛かる過度な負担から疲労が溜まり、さらに炎症を起こすと腰痛や背中痛などの症状が出てしまいます。
これが長い間続くと、骨や筋肉への更なる負担から、椎間板ヘルニアなどを発症したりします。
長時間立ちっぱなしだと、姿勢が悪くなりやすく、生理弯曲の崩れなどから疲労が蓄積し、腰痛を引き起こしてしまうケースが多いのです。
下肢アライメント、足部のアーチの崩れも原因の一つ
立ち姿勢もそうですが、下肢アライメント、足部アーチの崩れは、重心バランスを悪くしますので、腰痛の原因の一つとして考えられます。
・下肢アライメント
「アライメント」というのは「本来あるべき構造」のことを指します。
下肢のアライメントが崩れている、というのは、膝や股関節など、脚部の構造が悪くなっているということを示します。
では、なぜ下肢のアライメントが崩れることが、立ちっぱなしの腰痛に繋がるのでしょうか。
それは、下肢の歪みによって筋肉の使い方のバランスが悪くなり、その結果、腰の筋肉の疲労を高めてしまうからです。
そのため、長時間立ちっぱなしの状態だと、その分負担の掛かり方も大きくなります。
たとえば、
足をくっつけて立っても両膝が開いてしまう「O脚」
膝はくっつくが足がくっつかない「X脚」
などは、足のアライメントが崩れている状態です。
このような状態の人は、下肢のバランスが悪い状態で過ごしているわけですから、腰痛を引き起こしやすい状態と言えます。立ちっぱなしでの腰痛を予防する観点から見ても、下肢のアライメントを正常化させることは、とても大切なことなのです。
・足部アーチ
最近、テレビや町中のスポーツショップ、シューズショップ、健康雑誌などでよく、「足のアーチ」という言葉を耳にしませんか?
実は、足のアーチには三つの重要な機能があります。
・立った状態で姿勢をしっかり保持するための安定性
・歩行やランニング、スポーツなど運動の際に、動く力を地面に確実に伝える機能
・クッションのように働くことで、体重や過度にかかる力を緩和して、衝撃を吸収する機能
これらの機能がしっかりすることで、立ち姿勢のバランスが安定し、立ちっぱなしでも腰痛になりづらくなります。
1999年の東京厚生年金病院の調べによれば、足のアーチが正常だったのはたったの16%で、 実に84%の人のアーチが崩れている状態だったそうです。
この比率は、生活様式の変化やシューズの機能の変化(クッション性、デザイン性など)によって、現在ではもっと増加している可能性が高いです。
この足のアーチの崩れによる機能低下は、足の疲れやむくみ、外反母趾などの様々な足のトラブルだけでなく、腰痛や首の痛みなど体全体に悪影響を与えます。
足部のアーチが崩れている状態の代表例として、2種類挙げられます。
1つ目は、
・偏平足…足の土踏まずがない状態
2つ目は、
・ハイアーチ…足の甲が極端に高く、立っている時に土踏まずの部分が地面に接していない状態
上記のように足部アーチが崩れると、体の重心が外側や前側になったりして、全身の骨がバランスを保てず、骨格ではなく筋肉で身体を支えている状態になってしまいます。
また、先程説明した下肢のアライメントが崩れているのと同様、歩行時や立っている時の筋肉のバランスも悪くなってしまい、結果として腰への負担も大きくなり、立ちっぱなしの腰痛の原因となってしまうのです。
足部のアーチが崩れる原因の代表的な例として、履物の問題があります。
①自分の足に合わないシューズを履いている
→窮屈なシューズやクッション性が強いシューズだと、足の本来持つ機能を発揮して歩くことができず、筋肉のバランスも悪くなります。
②ヒールの高い靴を履いている
→常に母指球や前足部に体重が乗っている状態になるため、偏った足の使い方をしてしまいアーチが崩れます。
➂サンダルをよく履く
→サンダルが脱げないように指先を反らして歩くことが多く、アーチが崩れたり筋肉を過緊張させたりしてしまいます。
上記のような履物を履き続けると、足に大きく負担をかけて、足部アーチが崩れる原因となり、腰にも悪影響を及ぼします。
腰の状態を悪くしないためにも、自分にあった履物を選び、足に負担をかけないようにしましょう。
◆立ちっぱなしで生じる腰痛解消ポイント
では、立ちっぱなしで生じる腰痛は、どうしたら解消できるのでしょうか。その方法を確認していきましょう。
・体のゆがみを整える
体のゆがみは、全身のバランスを崩し、筋肉、神経、血管、内臓などの圧迫や、腰の痛みを引き起こします。
体に負担をかけない姿勢をとるには、骨盤をはじめ体のゆがみを整えることが重要であり、それこそが腰痛解消の近道とも言えます。
腰痛解消に役立つ、体の歪み解消整体エクササイズがあるのでいくつか紹介しましょう。
腰痛解消に役立つ整体エクササイズ
・足組ゆらゆら骨盤調整
・骨盤コロコロ体操
・シムス位エクササイズ
・睡眠は、7時間以上とること
できるだけその日のうちに布団に入るように心掛けましょう。
横になる時間を増やすと、腰に重力がかかる時間も減りますし、痛めた部位を修復、再生するための血液が流れやすくなります。
・ぬるめ(39~40度)のお風呂に20分つかること
シャワーだけで済ますのではなく、毎日湯船につかりましょう。立ちっぱなしでいると、筋肉の過緊張や血流の悪さを引き起こします。しっかりと湯船に浸かることで血液循環が良くなり、溜まっていた疲労物質が流れるようになります。
また、39~40℃くらいのお風呂に10分~15分浸かることで、筋肉の緊張がほぐれてきます。
疲れや痛みを次の日に残さないようにするためにも、しっかり湯船に浸かる習慣を身につけることが、腰痛を完治させるための大きなポイントです。
◆立ちっぱなしで出る腰痛に対する整体施術
整体院東葉コンディショニングでは、腰痛を根本的に治すためには、カラダ全体の歪みを改善させていくことが大切だと考えています。
そのため整体施術では、立ちっぱなしで起こる腰痛の原因となっている、背骨の生理弯曲の形成や下肢アライメント、足部アーチの崩れを調整し、全身のバランスを整えていきます。
同時に、立ち姿勢の改善や正しいカラダの使い方を覚えて、痛みを早期回復へと導いていきます。
慢性腰痛に対する整体一例についてはこちらからご覧下さい。
◆立ちっぱなしでの腰痛解消!姿勢が良くなる正しい立ち方
姿勢を意識しようとしても、間違った姿勢では腰痛の予防にはなりません。
正しい立ち方ができてこそ、腰痛になりにくくなり、解消もされていきます。
間違った姿勢をしないために、整体院東葉コンディショニングで教えている立ちっぱなしでも腰痛にならない正しい立ち方をご紹介します。
◆まとめ
立ち仕事による腰痛で、お悩みのアパレル販売員の方は、まずは正しい姿勢を意識したいですね。
また、体の疲労具合によっても痛みが強くなったりするので、しっかり休息をとるようにしましょう。
根本的に腰痛を解消させるためには、整体施術を受けてカラダのゆがみを整えることをお勧めします。
なかなか腰痛が解消されないという方は、ぜひ一度整体院東葉コンディショニングにご相談ください!