腰痛解消のために、様々なグッズを使っている方も多いのではないでしょうか?
あれこれ使ってもなかなか腰痛が解消されないと悩んでいる方にオススメのグッズがあります。それは、身近にある「ペットボトル」です。
腰痛の原因は様々ありますが、その一つに「腹筋の緊張」があります。
今回は、腹筋の固さから起こる腰痛と、ペットボトルを使った腰痛解消ストレッチの方法をご紹介します。
【目次】
◆腰痛の原因は「腹筋の硬さ」
なかなか改善されない腰痛の原因の一つとして「お腹の筋肉の硬さ」があります。
腹筋の深層部には、大腰筋という腰から股間節にかけて伸びている筋肉があります。
大腰筋には、股間節の屈曲(ももを上げる)、脊柱の伸展、歩行や姿勢の維持などの役割があります。
身体を前に倒したり、起こしたりするとき、正しい姿勢維持するのに大腰筋が働くのです。
しかし、大腰筋が硬くなると、膝が高く上がらず階段を上るのが辛い、骨盤を立てた状態での姿勢維持が難しい、など腰に負担が掛かりやすくなります。
また、大腰筋はお腹全体を支える筋肉です。この働きが弱まると背中が丸くなり、猫背姿勢になってしまいます。
猫背姿勢は、背中の筋肉を伸ばし、腹筋は圧迫され縮んだ状態になります。
さらに、骨盤が後ろに倒れるため、おしり周りや腰・背中の筋肉を引っ張り、コリが強まったり腰痛が発生しやすくなります。
また、お腹は圧迫されるため、血流の悪化から更なる硬さを招きます。
お腹の筋肉が硬く伸びないと、胸を張るように身体を起こすことが難しくなるため、猫背になるという悪循環が生まれてしまうのです。
逆に猫背姿勢が続くと、縮んだお腹の筋肉が弛んで硬くなってしまうため、大腰筋をはじめとした腹筋を使うことができなくなってしまいます。
そのため、腰痛解消のためには、お腹周りの筋肉を緩めることで、身体を起こし、伸ばされた背中の筋肉を元通りにしてあげる必要があります。
◆ペットボトルで腰痛解消!腹筋ストレッチ方法
では、ペットボトルを使った腰痛解消のための腹筋ストレッチ方法をご紹介します。
このストレッチはペットボトルでお腹を押すというシンプルかつ簡単なものです。手順に従って行ってみてください。
1.あおむけに寝て、両ひざを立てましょう。
2.3秒かけて息を吸い、下の写真の①部分(みぞおち)をペットボトルで押しながら、10秒かけて息を吐ききります。
3.同様に、「の」の字を書くような順番で②~⑦をそれぞれ押しながら呼吸をします。ポイントは腹式呼吸しながらお腹を押していくことです。
①みぞおち
②へその上
③へその下(丹田)
④骨盤の右側の出っ張りの内側
⑤右側の肋骨の下
⑥左側の肋骨の下
⑦骨盤の左側の出っ張りの内側
4.3回くり返しましょう。
無理は禁物ですが、ペットボトルがお腹の中に深く沈むようにじんわりと押しましょう。
最初は固かった腹筋が、ほぐれてやわらかくなると、ペットボトルが深く入るようになっていきます。
※注意 適度な回数で!
ストレッチはたくさんやれば良いというわけではありません。
朝起きたときや寝る前、横になったタイミングなどで、1日2~3回程度ストレッチを行うようにしましょう。
◆まとめ
腰痛解消のために、腰周りの筋肉をマッサージやストレッチをしたことがある方は大勢いると思いますが、お腹の筋肉の硬さを気にしている人は少ないのではないでしょうか。
整体院東葉コンディショニングに来院される方にも、腹筋の硬さが腰痛の原因になりうるという話をし、ペットボトルでの腹筋ストレッチを指導して、腰痛が解消されたという方が多くいらっしゃいます。
なかなか腰痛が解消されないという方は、気付かぬうちにお腹が硬くなり腰に負担をかけているのかもしれません。
お腹が硬くなると腰痛だけでなく、腹部の不快感や胸やけ、消化不良、下痢や便秘などを伴う場合があります。
腰痛でお悩みの方、他の不調で心当たりのある方はまず、ペットボトルを使って腹筋のストレッチをしてみましょう。
また、今回紹介したストレッチの他に、全身の歪みを簡単に整えられるエクササイズも行うと腰痛解消に効果的です。
是非こちらも一緒に行ってください。
「全身の歪みがたった8分で調整できる!全身バランス調整エクササイズ」