冬になるとウインタースポーツの1つ、スノーボードを楽しむ方が多いですよね。
でも、せっかく楽しんでいたのに、「着地に失敗してお尻を打ちつけた」「バランスを崩して思いっ切りしりもちついた」なんて経験ありませんか?
しばらくはお尻(尾てい骨)の痛みが続きますよね。
しかし、打撲したところの痛みは徐々に引いていくけれども、なぜかその後も腰痛が続くという方が多いのです
そこで今回は、スノーボード中のしりもちがきっかけで起きる腰痛の原因や、その対処法についてお伝えしていきます。
【目次】
◆スノーボードでしりもち!その後の腰痛の原因とは?
しりもちをついた後の腰痛は、様々な原因が考えられます。
1.骨盤・股関節の歪みによる腰痛
普段の身体の使い方や癖が原因で、骨盤や股関節が歪んでいると、スノーボードの滑走バランスが悪いだけでなく、それを支えるために無理をしたり、足腰に疲れが溜まりやすくなります。
すると、筋肉の緊張が強まり、腰が痛くなることがあります。
そこにしりもちの衝撃が加わることで、さらに体は緊張し筋肉は硬くなってしまうのです。
スノーボードはレギュラーやグーフィーなど、基本的に片側で滑るスポーツです。
普段からの歪みがある上に、こうした左右に偏るような負荷がかかることで、骨盤や股関節は更に歪みやすくなり、長時間滑った後に腰痛や腰の重さが出る可能性が高まります。
2.しりもちの衝撃で歪んだ骨盤による腰痛
骨盤は一見、大きな1つの骨に見えますが、腸骨・坐骨・恥骨が互いに融合した「寛骨」と、「仙骨」が組み合わさってできています。
寛骨と仙骨の境にある関節が「仙腸関節」です。これは上半身の重さを支えたり、下半身からの衝撃を吸収する役割があります。
周囲の靭帯により強く連携されるため3~5mmほどのわずかな動きしかないと言われている関節ですが、しりもちを着いた衝撃で骨盤が歪んでしまうと仙腸関節は正常に機能しなくなってしまいます。
その結果、衝撃が腰まで伝わってしまい痛みを誘発させてしまうのです。
3.しりもちで打った場所をかばった腰痛
スノーボードでは、転倒による「しりもち」も多くありますが、その「危ない!」と思った瞬間に防御反応が働き、身体を守ろうと筋肉が緊張します。
そこに衝撃が加わると、打撲痛としての腰痛や、尾てい骨を打ってお尻が痛くなる方も出てきます。
打撲痛の場合は3日もすれば治まりますが、尾てい骨の歪みや骨折があると、なかなか治りが悪いこともあります。
尾てい骨を傷めると、座っていても寝ていても、どの姿勢でも痛みが出ることが多いため、それをかばって腰痛に……なんてこともあるため、注意が必要です。
また、スノーボードは両足に1枚の固い板を固定しているため、ジャンプからの着地時には腰に衝撃が伝わりやすくなります。
しりもちのように直接腰を打ちつけなくても、足からの衝撃が腰痛の原因になることがあるのです。
冷えと腰痛の関係について詳しくはコチラ↓
血流と腰痛の関係について詳しくはコチラ↓
歪んだ骨盤・股関節を整えて緩める、東葉コンディショニングの整体施術はコチラをご覧ください。
◆スノーボードによる腰痛は整体で解消
スノーボードは、重心が不安定になりやすいスポーツなので、バランスが非常に大切です。
ところが、腰痛の有無に関わらず骨盤や股関節に歪みがあると、滑る前から身体のバランスが不安定なため、無理な身体の使い方をしたり、崩れたバランスを支えるために、特に足腰の筋肉が疲れやすくなってしまうのです。
滑り出してすぐに足がパンパンになってしまう人は、骨盤や股関節が歪んでいてバランスが不安定である可能性があります。
また、普段から姿勢が悪く体が歪んでいると、腰痛になるリスクは高まり、場合によっては楽しいはずのスノーボードが、怪我や苦痛を生むことになってしまいます。
スノーボードがきっかけで腰痛になる、隠れた要因は様々です。
限られたシーズンでしかできないスポーツだからこそ、1回1回楽しむためにも、腰痛の予防・改善のために、整体で体をケアすることが大切なのですね。
◆【症例】スノーボードでしりもちを着いてからの腰痛
整体院東葉コンディショニングには、実際にスノーボードでしりもちを着いてから腰痛になった方がいらっしゃいました。ここでAさんの症例を見てみましょう。
——————————————————————————————–
4日前にスノーボードでしりもちを着いてから、腰からお尻にかけて痛み出したAさん。
座るのも寝るのも痛く、特に寝返りが辛いとのこと。仕事もデスクワークなので、立ち座りが大変……。なかなか良くなる様子がみられないことから、知り合いに紹介され来院されました。
Aさんの身体は、骨盤と尾てい骨の歪みが大きく、更に痛みをかばって生活していたため、全身の筋肉が強く緊張していました。
うつ伏せが一番楽とのことだったので、その姿勢で骨盤、尾てい骨を中心に歪みを調整し、筋肉の緊張を緩めたところ、2回の整体施術で座っている時の痛みは、ほぼなくなりました。
3回目の整体施術では、前屈する時に少しお尻に痛みがでるが、日常生活に問題はないとの事。施術後には痛みは取れ、4回目の来院時には、腰とお尻の痛みはなくなっていました。
「もっと早く来ればよかった!これなら明日にでもスノーボードに行ける(笑)!」と喜ばれていました。
——————————————————————————————–
Aさんのように、数回で腰痛が改善されるケースもありますが、痛いままスノーボードを続けたり、放置すると症状が悪化する恐れがあります。
そこで次章では、早期回復を図るために、ご自宅でもできる腰痛解消法についてご紹介します!
◆整体以外でできるスノボ腰痛解消法
1.骨盤や股関節の歪みは自分で矯正!
スノーボードの前後には、ご自分で骨盤の歪みを整えておくことをオススメします。
スノーボードをやる前に骨盤矯正をしておくと、バランスが整い、重心が安定するため、滑りやすくなり、疲れにくくなるのです。
そして、スノーボードの後の骨盤矯正は、疲労を取れやすくします。骨盤を中心とした身体のバランスが整っていると、血流が良くなり、自然治癒力も働きやすくなります。
万が一、「すでに腰痛になってしまった」という方も、今からでも遅くありません!簡単に自分で骨盤矯正できますので、まずは痛みが出ない範囲でやってみてください。
骨盤の歪み矯正ストレッチ 足組みゆらゆら骨盤調整はこちら↓
(*この方法で腰の痛みが軽減するかは個人差があります。)
(*この方法で腰の痛みが軽減するかは個人差があります。)
2.ゆっくり湯船に浸かって冷えを解消!
雪山で冷えてしまった身体は、ゆっくりお風呂に浸かって温めましょう。末端まで冷えてしまった身体は、半身浴で温めるのがオススメです。
血管の9割は毛細血管と言われていて、毛細血管が開くまでに10分。そこから赤血球が身体のすみずみまで栄養素や酸素を運んでくれるのに、プラス5分。合計15分くらいゆっくりお風呂につかることで、疲労が取れやすくなり、回復も早まります。
お風呂の効果は、温熱だけではありません。浮力が働くため、身体の力が抜けてリラックスしやすく、更に水圧もかかるため、むくんだふくらはぎもスッキリ!
足腰の回復を早めるためにも、雪山から戻ったらしっかり身体を温めるようにしましょう。
しりもちを着いてから、腰やお尻に痛みが出た方は、打撲痛の可能性が高いため、ジンジンと熱を持っている場合を除いては、上記のようにお風呂で温めると良いでしょう。
入浴による腰痛の予防・改善については、詳しくはこちらをご覧ください。↓
◆まとめ
スノーボードだけでなく、スポーツをしていると多少の痛みは我慢してしまう方が多くいらっしゃいます。
限られたシーズン中だからこそ「このくらいの痛みなら滑れる」と、無理をしていませんか?
腰痛対策として紹介した、入浴・ストレッチ・整体などで、普段から体をケアしておくと私生活ではもちろんのこと、スノーボードでの腰痛リスクを減らすことができます。
痛みを我慢しても長引くだけですので、早急な対処が早期回復の近道になります。
東葉コンディショニングでは、骨盤や尾てい骨の調整もできますので、スノーボードで腰や股関節が痛い、しりもちを着いてから腰痛が出たという方は、お気軽にご相談ください。