スキーやスノボで起こりやすい腰痛の原因とは?

 

 

毎年冬になるとスキーやスノボなどウインタースポーツを楽しみに出かける方も多いですよね。
でも、せっかくスキーやスノボを楽しもうと思っていたのに、腰が痛くなってしまった!なんてことはありませんか?

 

今回は、スキーやスノボがきっかけで発症する腰痛の原因やその対処法についてお伝えしていきます。

 

【目的】

 


◆スキーやスノボで腰が痛い!腰痛の3つの原因とは?

スキーやスノボを楽しもう!と思って雪山に行ったのに、帰りは腰痛で大変!なんてことはありませんか?スキーやスノボで腰が痛くなる原因は大きく分けて3つあります。

 

 

1.骨盤・股関節の歪みによる腰痛

普段の身体の使い方や癖で骨盤や股関節が歪んでいると、スキーやスノボを行うときにバランスが悪いだけでなく、足腰に疲れが溜まりやすくなり筋肉の緊張が強まり、腰が痛くなることがあります。

 

普段の歪みに加えて、特にスノボは片側で滑るスポーツなので、骨盤や股関節は歪みやすく、長時間滑った後に腰が痛くなったり重くなる可能性が高まります。

 

2.雪山での冷えによる腰痛

スキーやスノボをやっているときはいいですが、リフトに乗っている時など身体が冷えてしまうことがあります。そうすると、血流が悪くなるため、筋肉の緊張が強くなり、腰が固まったような鈍痛が出ることも。

 

また、スキーの中腰や、スノボで方向転換したとき、くしゃみやスキー道具を持った時など、ふとしたきっかけでギクッと強い痛みが走るようなぎっくり腰の症状が出ることもあります。

 

3.しりもちなど、転倒時の腰痛

特にスノボなど転倒することが多いと、しりもちを着いた瞬間「危ない!」と思うと身体は防御反応が働き、身体を守るため筋肉は緊張します。そこに衝撃が加わると、打撲痛で腰が痛くなったり打ちどころが悪いと尾てい骨を打ってお尻が痛くなる方も。

 

打撲痛の場合は3日もすれば日に日に治まりますが、尾てい骨が骨折していたり、歪んでしまうとなかなか治りが悪いこともあります。尾てい骨を傷めると、座っていても寝ていても、どの姿勢でも痛みが出るので注意が必要です。

 

 


◆スキーやスノボで腰が痛いときの対処法とは?

骨盤や股関節の歪みは自分で矯正!

 

スキーやスノボを始める前に、まずは骨盤の歪みを整えておくことをオススメします。

 

重心が不安定になりやすいスポーツなので、バランスが非常に大切です。骨盤や股関節が歪んでいると、滑る前から身体のバランスが不安定になり、身体を支えるために特に足腰の筋肉が疲れやすくなってしまうのです。

 

 

滑り出してすぐに足がパンパンになってしまう人は骨盤や股関節が歪んでいてバランスが不安定になっている可能性が考えられます。

 

スキーやスノボを行う前に骨盤の歪みを整えておくと、重心が安定するため、滑りやすくなり、疲れにくくなるのです。

 

すべり終わった後も、骨盤の歪みを整えて全身のバランスを調整しておくと身体の持つ自然治癒力も働きやすくなりますよ!

 

万が一、腰が痛くなってしまった方は、今からでも遅くありません!簡単に自分で骨盤矯正できますので、まずはやってみてください。

 

 

(*この方法で腰の痛みが軽減するかは個人差があります。)

 

 

2.冷えを解消!お風呂でゆっくり温まろう

 

 

雪山で冷えてしまった身体は、ゆっくりお風呂で温めましょう。
寒さで末端まで冷えきってしまった身体は半身浴で温めるのがオススメです。

 

体内の血管のおよそ9割は毛細血管と言われていて、毛細血管が開くまでに10分。そこから赤血球(ヘモグロビン)が身体のすみずみまで栄養素や酸素を運んでくれるのに、プラス5分。合計15分くらいはゆっくりお風呂につかると、疲労が取れやすくなり、回復も早まります。

お風呂は温熱効果の他に、浮力も働くため身体の力が抜けてリラックスしやすく、更に水圧もかかるため、むくんだふくらはぎもスッキリ!

 

足腰の回復を早めるためにも、雪山から戻ったらゆっくり身体を温めるようにしましょう。

 

 

3.しりもちの痛みは整体で解消

 

 

しりもちを着いてから腰やお尻が痛い方は、打撲痛の可能性が高いです。その場合、ジンジンと熱を持っている場合を除いては上記のようにお風呂で温めるようにしましょう。

 

 

尾てい骨が痛い場合、仰向けでもうつ伏せでも辛いですよね。
万が一骨折していると座るのが困難なほどに痛みます。その場合は病院でレントゲンを撮ってみることをオススメします。座ることはできるけど、立ったり座ったりの動作が痛い場合は、尾てい骨や腰の関節が歪んでいる可能性があります。

 


◆スノボで尻もちを着いてからの腰痛になってしまったAさんの症例

スノボを楽しんでいる際にしりもちを着いてから、腰からお尻にかけて痛みがあるAさん。

 

座るのも寝るのも痛く、寝返りが辛いとのこと。仕事もデスクワークなので、立ち座りが大変そう・・・。なかなか治りが遅いので、知り合いに紹介され来院されました。

 

まず、身体の歪みを診てみると骨盤と尾てい骨の歪みが大きく、更にかばって生活していたため、全身の筋肉が強く緊張していました。

うつ伏せが一番楽とのことだったので、楽な姿勢で骨盤、尾てい骨の歪みを中心に調整を行いました。

 

 

骨格を整えながら筋肉の緊張を緩めていったところ、2回の施術で、座っている時の痛みはほぼなくなりました。

 

3回目の施術では、前屈する角度で少しお尻が痛いけど、日常生活に問題はないとの事。
施術後、痛みは取れ、4回目来院時には、腰とお尻の痛みはなくなっていました。

 

 

「もっと早く来ればよかった!これならまたスノボに行けそう!(笑)」
と喜ばれていました。

 

東葉コンディショニングでは、骨盤や尾てい骨の調整もできますので、スキーやスノボで腰や股関節が痛い、しりもちを着いてからお尻が痛い方はお気軽にご相談ください。

*女性の来院者さんは、女性の先生を指名することも可能です。

 

いかがでしたか?せっかくスキーやスノボを楽しみに行ったのに、腰が痛いと悲しいですよね。我慢しても長引くだけですので、お早めにご相談ください。

 

Writer

小橋 悟

【資格】
・ 脳と身体の整体療法「QPR法上級認定」
・ ブレイン&ボディバランス研究所  会員
・ NPO法人日本心理カウンセラー協会 会員

子供の頃から母親のカラダの不調を見ていて、 施術家の道を志す。
現在は、月間約400回の施術をしながら、八千代院の院長を務めている。

ここまで磨き上げてきた施術技術・知識に加え、優しい人柄で、来院者さんからの信頼も厚い。
当社が開催するトップランナー整体実践塾やQPR法ベーシック講座、センターラインインソール資格取得セミナーなど、同業の治療家に対しての技術講師も担当している。

その功績を認められ書籍「腰痛解消!神の手を持つ12人 令和元年版」の1人に選ばれる。

   
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

よく読まれている記事