
「なんだか最近、うちの子の姿勢が気になる…」
そんなふうに感じたことはありませんか?
成長期の子どもたちにとって、姿勢は体の土台そのもの。
特に今の時代は、スマホ・ゲーム・タブレット学習などで背骨や姿勢に負担がかかりやすい生活環境になっています。
このブログでは、子どもの背骨がゆがむ主な原因と、家庭でできる姿勢改善のポイント、そして将来に向けて体の使い方を整えていく方法をご紹介します。
【目次】
♦スマホやゲームの姿勢が、子どもの背骨をゆがめる?
近年、スマホやタブレットを長時間使う子どもが急増しています。
動画を見たり、ゲームをしたり、調べものやオンライン学習をしたりと、気づけば1日何時間も前かがみの姿勢になっていることも。
この「前かがみ姿勢」が背骨に与える負担は想像以上です。

人の頭の重さはボーリングの球ほど(4〜6kg)とも言われています。
バランスよく身体をしっかり起こせていれば、背骨の真上に頭を乗せるように姿勢を保てるため、負担は少なくて済みます。
けれども、頭が肩より前に出る前かがみ姿勢では、その重さを首の筋肉で支えなければなりません。
この状態が続けば、背骨が自然なカーブを保てなくなり、徐々に姿勢の崩れ=背骨のゆがみが起きてしまうのです。
特に、成長期の子どもの背骨はまだ柔らかく、筋力も安定していません。
そのため、悪い姿勢を続けると、身体のバランスがくずれたまま定着しやすくなります。
💡 こんな姿勢、要注意!
・ うつむき姿勢でスマホを長時間見ている
・ 片側に体重をかけるような立ち方・座り方をしている
・ イスやソファに浅く腰かけて背中が丸くなっている
・ 顔が体より前に出ている「ストレートネック」気味の姿勢

こういった姿勢が毎日続けば、背骨や骨盤、筋肉のバランスが崩れ、将来的に腰痛・肩こり・集中力の低下など、思わぬ不調につながる可能性もあります。
♦なぜ今、子どもの姿勢の乱れが増えているのか
「私達が子どもの頃は、もっと元気に外で遊んでたのに……」
そんなふうに感じる保護者の方も多いのではないでしょうか。
実は、近年の子どもたちは以前に比べて“姿勢が崩れやすい環境”に置かれていると言われています。
その背景には、生活スタイルの変化や運動量の減少など、さまざまな要因があります。
―姿勢が乱れる主な原因はこれ!―
1. 長時間の座り姿勢
学校・塾・家庭学習・ゲームやスマホなど、座っている時間が1日を通して非常に長くなっています。
しかもその多くが「前かがみ」や「足を崩した状態」といった、背骨に負担がかかる姿勢です。
2. 運動不足による筋力・柔軟性の低下
姿勢を支えるためには、腹筋や背筋といった姿勢保持する筋肉が必要です。
しかし、習い事や塾などに費やす時間が増え、運動時間が減った現代の子どもたちは、姿勢を保つための筋力や柔軟性が不足しがちです。
3. 生活習慣のクセ
片足重心、横座り、頬杖、ランドセルの重みやバッグの片がけなど、日常のちょっとしたクセや使い方が骨格のゆがみを助長することも。
しかも子どもの体はまだ未完成な分、その影響を受けやすいのです。
姿勢が乱れるのは、何か大きなケガや病気のせいばかりではありません。
毎日の「ちょっとしたクセ」「無意識の習慣」が積み重なった結果、少しずつゆがみやすくなるのです。
大人よりも影響を受けやすい成長期の子どもだからこそ、今の姿勢に目を向けることが大切です。
♦放っておくとどうなる?背骨のゆがみが引き起こす不調
「姿勢がちょっと悪いだけ」と思っていませんか?
実は、子どもの背骨のゆがみや姿勢の崩れは、成長とともにさまざまな不調につながる可能性があります。
背骨がゆがむと、こんな不調が出やすくなります。
・肩こり・腰痛
→ 筋肉に余計な負担がかかるため、子どもでも慢性的なコリや痛みを感じることがあります。
・集中力の低下・疲れやすさ
→ 姿勢が悪いと呼吸が浅くなり、酸素が足りずにボーッとしたり、だるさを感じたりする原因に。
・睡眠の質の低下
→ 自律神経が乱れることで、寝つきが悪くなったり、ぐっすり眠れなくなることも。
成長期だからこそ「今」整えることが大切!
子どもの体はまだ発展途中。
姿勢のクセやゆがみは、そのまま体の成長に影響してしまう可能性があります。
将来の健康やパフォーマンスのためにも、姿勢や背骨のバランスを早めに整えることが大切です。
♦家庭でできる!正しい姿勢づくりのコツ
子どもの姿勢や背骨のゆがみは、毎日のちょっとした習慣から変えていくことができます。
特別な知識がなくても、今日からできることはたくさんあります。
まずはここから!家庭で見直したい3つのポイント
① イスと机の高さを体に合わせる
イスに座ったとき、両足が床についていて、ひざが90度になる高さが理想的です。
机の高さは、ひじを自然に置いたときに肩が上がらない程度で、足が浮くようなら足台を使うなど、「子どもサイズ」に調整しましょう。
② 長時間同じ姿勢をとらせない
30分に1回は立ち上がって体を動かす、ストレッチをするなど、こまめに身体をリセットする時間をつくることが大切です。
勉強・ゲーム・スマホに集中しすぎてコリ固まらないよう、親が声をかけてあげることもポイント。
③ 座り方・立ち方の癖を見直す
あぐら・横座り・片足体重など、無意識のクセが骨盤や背骨をゆがめる原因になります。
「おしりの骨(坐骨)で座る」「左右均等に体重をかけて立つ」など、正しい姿勢の感覚を身につけることが大切です!
正しい姿勢は意識する習慣から、姿勢は一度意識したからといってすぐに変わるものではありません。
「気づけるようになること」からがスタートです!
♦整体師がすすめる!親子でできる姿勢習慣&エクササイズ
• 壁立ちチェック:壁に頭・背中・おしり・かかとをつけて立つことで、正しい姿勢を体で覚えられます。
• キャット&ドック:四つん這いで背中を丸めたり反らしたりする動き。背骨の柔軟性UPに。

続けるコツは「一緒に楽しむこと」
子どもはひとりではなかなか継続できません。
だからこそ、親が一緒にやる・ほめる・楽しむことが、自然な習慣化につながります。
♦まとめ|成長期こそ“正しい体の使い方”を身につけるチャンス
子どもの背骨がゆがむ原因の多くは、日常生活の姿勢や体の使い方のクセにあります。
ゲーム・スマホ・長時間の座り姿勢など、成長期の今だからこそ背骨にかかる負担は大きく、それが積み重なると見た目や健康にも影響してしまいます。
でも、悪くなった姿勢をただ注意するだけでは、根本的な改善にはつながりません。
大切なのは「今の体の使い方を知り、正しく動けるように整えていくこと」です。
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「姿勢が気になるけど、どうしたらいいかわからない」
「整体に行ってもすぐ元に戻ってしまう」
そんな方は、まずカラダの状態・使い方を見直してみませんか?
背骨のゆがみを防ぐ第一歩、ぜひ一緒に始めましょう。
お困りごとがありましたら、千葉県八千代市の整体の東葉コンディショニングにご相談ください。


