慢性的な膝痛解消法(人気整体院推奨ストレッチ動画付き)

「だまっていても膝に痛みを感じる」
「膝が痛くて歩くのがつらい」
「膝が腫れている」
「どこに行っても、何をしても膝痛が良くならない」

 

そんな慢性的な膝痛に悩んでいる方のために、今回膝痛に関することをまとめて記事にしました。

40歳以上の変形性膝関節症患者は、2,530万人以上と推測されています。(男性860万人・女性1,670万人)

放っておくと膝の痛みで歩くことも困難な状態になり、しゃがむ、椅子から立ち上がる、階段の上り下りなどの日常生活を送る上での動作にも支障をきたすようになってきます。そうなれば、老後に旅行を楽しみたい、孫と遊びたい、スポーツで健康を維持したいと思ってもなかなか難しくなります。

 

日本は“超高齢化社会”を迎え、慢性的な膝痛にお悩みの方が増えていますが、症状を改善していくためには、膝について正しい知識をもつことが大切です。
それではまず最初に、膝の構造から理解していきましょう。

 

【目次】

 

◆膝関節の構造

膝関節は、脛骨(すねの骨)の上に大腿骨(太ももの骨)が乗り、大腿骨の前面についている膝蓋骨(ひざのお皿)の3つの骨から出来ています。機能的に、「独立して」動くことはほとんどなく安定性重視の関節ですが、大腿骨と脛骨の関節面ではよく適合していないため、骨状の安定性はあまりなく軟部組織によって主な安定を得ている関節です。

 

膝関節は体重を支え、衝撃を吸収する働きをしていますが、歩行時には体重の約2~3倍の力が加わるので、体重が60キロの人なら約120から180キロもの負担が掛かっています。

 


・関節軟骨・・・大腿骨と脛骨の表面は、固い骨同士が直接ぶつからないよう、滑らかで弾力性に富んだ「関節軟骨」という組織で覆われています。
長年の膝の動きですり減りやすい部位ですが、関節軟骨には血管も神経も通っていないため、すり減ると治りにくい一方、多少すり減っても痛みは起こりません。

・関節包・・・・膝関節全体を包む袋です。

・滑膜・・・・・関節包の内側を覆う膜で、「関節液」を分泌したり吸収したりします。

・関節液・・・・関節包を満たす液体です。関節を滑らかに動かし、関節軟骨に栄養を与える重要な役割を担っています。健康な人の関節液は1~3㎖程度になります。

・半月板・・・・大腿骨と脛骨のすき間にある半月上の軟骨です。半月板は、膝関節を安定させ、膝にかかる衝撃を吸収するクッションの役割を果たしています。

・靭帯・・・・・骨と骨をしっかりとつなぎ、膝関節が前後左右にぶれないようにしている強靭な繊維の束です。膝関節には、外側側副靭帯、内側側副靭帯、前十字靭帯、後十字靭帯の4つの主要な靭帯があります。

 

大腿四頭筋は、脚の付け根から出て太ももを覆い、脛骨粗面に付着しています。膝関節を支え安定させている筋肉になります。加齢によって大腿四頭筋が衰えると、膝関節への負担が大きくなり、関節軟骨などがすり減りやすくなることがあります。

また、太ももの後ろにあって、膝を曲げる働きをしているのが「大腿二頭筋」などからなる「ハムストリングス」という筋肉群です。膝関節は、大腿四頭筋やハムストリングスをはじめとする多くの筋肉や腱により、曲げ伸ばしが可能となっています。

 

◆膝痛の代表的な疾患

整形外科で診断され来院する来院者の代表的な疾患名と症状です。

 

■変形性膝関節症■

原因:加齢に伴って疾患者は増え、膝の痛みの原因の中でも割合が高い病気です。長年、膝関節に負担が掛かり続けることで、「関節軟骨」や「半月板」などの軟骨が徐々に弾力性を失い、軟骨や骨が変性したり、すり減ったりして起こります
症状:膝関節が変形するため、歩行や階段の上り下りなど、膝に負担が掛かるときに痛みが生じたり、膝に水がたまり腫れたりします。

 

■関節リウマチ■

原因:病院では、私たちの体を細菌やウイルスなどの外敵から守るための「免疫」の働きに異常が起こり、自分の体の一部を誤って攻撃するためと考えられています。
症状:左右両方の膝が痛む。安静時にも痛む。痛みとともに発熱があり、全身がだるい。1日のうち、症状の強いとき弱いときがある。膝に水がたまって腫れる。X脚O脚などに変形する。膝蓋骨の表面に、小指大~親指大のしこりができることがある。

 

■痛風■

原因:食べ過ぎや運動不足の生活習慣で、尿酸値が高まり関節に結晶がたまります。それが原因で炎症が起こり、強い痛みが突然起きたりします。
症状:働き盛りの男性に多くみられます。足の親指の付け根の関節が赤く腫れて激しく痛むことが多いです。人によっては、痛風による発作が膝関節に起こることもあり、夜中や安静時にも痛みが出ます。通常、4~5日すると治まりますが、再発を繰り返します。

 

■偽痛風■

原因:痛風と同じく関節に結晶がたまることが原因で、炎症・痛みが突然起こります。痛風と違い尿酸値は正常です。
症状:高齢者に多いです。膝関節に炎症が起こると、膝が腫れて激しく痛みます。夜間や安静時にも痛みがでます。痛風と違い腫れなどの症状が慢性化することはありません。変形性膝関節症との合併も多いです。

 

■オスグット・シュラッター病■

原因:成長期にサッカーやランニングなど、下肢をよく使う種目を続けていると起こることがあります。
症状:運動時に膝蓋骨の下の方に痛みがでて(大腿四頭筋の脛骨への付着部) そこが出っ張ることもあります。

 

■ジャンパー膝(膝蓋腱炎)■

原因:バレーボールやバスケットボールなど、ジャンプする動作の多いスポーツで、膝蓋腱に炎症が起きて痛みが出ます。
症状:膝蓋骨の上、または下が痛くなります。運動をすると痛み出すが、体が暖まってくると痛みが軽減しやすいです。

 

■ランナー膝■

原因:ランニング等のやり過ぎで、臀部、下肢外側の緊張が強まり、大腿骨と腸脛靱帯が擦れて炎症が起こります。
症状:ランニングした時や、階段・坂道を下りる時に、膝の外側に痛みが出ます。

 

■脛骨の疲労骨折■

原因:使い過ぎによって、脛骨に亀裂ができる骨折です。
症状:運動時の骨折部の痛み。

 

◆病院での膝の痛みの治療法

■保存療法
病院での膝痛の治療方法としては、手術をしない保存療法が基本です。保存療法にはリハビリテーション、装具療法、薬物療法などがあり、これらを組み合わせて行われます。手術療法は、保存療法で効果が得られない場合に選択されます。膝の腫れや変形の少ない初期の状態では、湿布・痛み止めの飲み薬等の消炎・鎮痛剤を処方されます。炎症が強い場合は、膝関節にヒアルロン酸を注射したり、関節腋が溜まっていれば注射で抜いたりします。

 

薬物療法
消炎鎮痛剤の内服、外用剤(湿布)を服用します。

 

関節内注射:
ヒアルロン酸の注入。(関節軟骨の保護作用、軟骨修復作用、鎮痛作用)ヒアルロン酸は、関節の内部を満たしている関節液の主成分です。変形性膝関節症になると、炎症により関節液が増えることと、関節液のヒアルロン酸が分解されることにより、ヒアルロン酸の濃度が減り、粘り気や弾力性が低下してしまいます。

 

膝にヒアルロン酸を注射して補うと、関節液の粘り気や弾力性が一時的に回復します。その結果、ひざの痛みが改善するのです。しかし、ヒアルロン酸注射の効果は短期的であり、決して長期間は続きません。

 

物理療法
光や熱、電気などを利用して膝の痛みや炎症を抑える治療法です。「温熱療法」と「寒冷療法」があります。

 

運動療法
適切な運動療法を行うことによって、体のバランス能力が改善したり、関節のまわりの筋肉が鍛えられたりします。その結果、ひざの安定性が増し、負担が軽くなり痛みがやわらぎます。

膝に負担がかからないように、膝の曲げ伸ばしをはじめとするストレッチ、ひざ周囲の筋力トレーニング、水中ウォーキング、水泳(平泳ぎは除く)またはウォーキングなどがお勧めです。

 

装具療法
足底装具や支柱入りサポーター(不安定なひざ)を使用します。
日本人に多いO脚では、ひざの内側に体重が偏ってかかります。そのため膝の内側の軟骨や半月板がすりへってしまいます。そこで足や靴に装具(靴底)を装着して体重のかかる場所を変える方法が用いられます。

 

◆膝痛の原因は?

膝の主な原因には、

・姿勢不良
・立っている時の重心バランスの崩れ
・運動不足による筋力の低下
・肥満
・性別差
が挙げられます。

では、主な原因について一つひとつ見ていきましょう 。

 

「姿勢不良」
日頃、足を組んで座ったり、横座りやアヒル座りなどを習慣化していると、骨盤から下肢にかけて歪みや捻れが生じます。歪みや捻れは、体のバランスを悪くし膝関節や膝周辺の筋肉へ過度な負荷を掛け、膝痛の原因になります。

 

「立っている時の重心バランスの崩れ」
膝に痛みが出ると、つい膝だけに原因があるように感じてしまいますが、そうではありません。
立っている時の重心バランスが崩れると、足首、膝、股関節に強い負担が掛かり、下肢の各関節の症状に繋がりやすくなります。

 

重心バランスを整えるには、足のアーチを正しい状態にし、筋肉ではなく骨格でカラダを支えるようにして、下腿の各関節に均等に重心が乗る状態にすることがポイントになります。
膝に負担を与えない正しい立ち方は、下の動画を参考にしてください。

 


重心バランスを整えることが、結果的に膝への負担を軽減させ、膝痛の予防や解消に繋がります。

 

「運動不足による筋力の低下」
これは、膝痛の原因にもなれば、進行させてしまうものでもあります。
運動不足により筋力が低下すると、主に歩行時に膝にかかる負担が強くなってきます。膝関節に強く負担が掛かることにより、炎症が起きやすくなってしまうのです。

また、膝に痛みが出てしまうと、より歩く時間が少なくなってしまいます。歩く時間が少なくなるがゆえに、筋力の低下が進み、膝痛を進行させてしまう原因にもなるのです。
この場合は、痛みのでる運動は避け、水中ウォーキングなど、膝の負担を最小限に抑えられる運動をしていくことで、解消を期待できます。

 

「肥満」
単純に、体重が増えるとカラダを支える足首、膝、股関節への負担も強くなってきます。
また、太り過ぎてしまうと、体重による膝関節への負担だけでなく、脂肪が邪魔をして下肢アライメント(下肢全体の骨や関節の配列)が崩れてしまいます。

ただでさえ、体重で強い負担が掛かっているところに、下肢アライメントが崩れてしまうのですから、より強い負担が膝関節にかかることになり、痛みを引き起こしやすくしてしまいます。

 

「性別差」
男性に比べ、女性の方が膝痛になる割合が多いとされています。
理由は明らかになっていませんが
・男女の骨盤の形状差
・ホルモンバランス
が主な原因だと考えられています。

 

上図のように、女性の骨盤の方が、妊娠や出産をするために浅くて広い形をしています。
そのため、立った時に股関節から大腿骨が内側に入りやすく、下図のように膝の連結が悪くなり、膝痛に繋がりやすくなってしまうと考えられます。
また、閉経などによるホルモンのバランスにより、関節への負担が強くなるとも考えられています。

 

◆東葉コンディショニングの膝痛回復理論

東葉コンディショニングには、「病院で手術を勧められたが、不安で踏み切れない。手術ではない方法を試してみたい」といった方や「何ヶ月も病院で保存治療をしているが、あまり効果を感じない。他の治療も試してみたい」、「色々な治療院に言ったがなかなか治らない、なんとかして欲しい」という方が来院され、症状改善へと至っている方が大勢いらっしゃいます。

 

ではなぜ、病院の治療ではなく東葉コンディショニングの整体法「QPR法(クイック・ペイン・リリース法」を受けて多くの膝痛の方が改善するのか?
ここで、東葉コンディショニングの膝痛に対する考え方と、施術方法をご紹介します。

 

整体院東葉コンディショニングでは、カラダ全体の歪みや捻れが、膝痛の原因に繋がっていると考えます。

骨盤は、家で言うと土台になる部分です。

 

家の土台が歪んでしまうと、家全体が歪んでいくのと同じように、骨盤が歪むことが原因で、膝の歪みも出てきてしまいます。

また、片方の膝が痛くなると、その後、痛くなかった側の膝や腰にも痛みが出てくることが多くあります。これは痛い方の足をかばうようになり、重心バランスが崩れてしまうからです。

この状態で膝だけを調整しても意味がないのは言うまでもありませんよね。
そのため東葉コンディショニングの整体施術では、膝関節だけでなくカラダ全体の歪みや捻れを取って、全身のバランスを整えていくことを大切にしているのです。
その上で、膝関節の周囲の関節をつなぐ腱や筋肉の緊張を取り除きます。

すると、膝関節周辺の筋肉が緊張から解放され、少しずつ動かせる範囲が広がるように改善していきます。

膝関節周辺の筋肉の緊張が取れて来たら膝の可動調整を行い、その後、膝だけでなく脚全体のバランス調整を行います。

 

その結果、膝関節にバランスよく体重が掛けられるようになり、正しく関節を動かすことができるようになっていきます。また、膝の痛みが改善すると、膝をかばう体の使い方をしなくてすむので、整体施術後もバランスのよい状態が長く保てるようになり、やがて普通の生活を送れるようになっていきます。

 

ここで、膝痛に対する、整体院東葉コンディショニングでの具体的な施術方法の1例を紹介します。

 

◆膝痛ゴッドハンドの施術法

膝痛は、腰椎・骨盤の歪みやねじれ、股関節のゆがみ、足首の内反・外反などとの関連によって起こるケースが多いため、体全体のバランス、股関節周辺の筋肉の状態など、他の部位との関連に注意して評価します。

 

背骨は、体重の10%といわれる頭の重さを支えています。成人の頭の重さは6~8kg = ボーリング玉の16ポンド(7.2kg) 。その頭の重さを支えているのが脊柱の生理弯曲と言われるS字カーブの構造です。

 

このS字カーブは動物の中では人間にだけあるもので、バネの役割をしており、衝撃を和らげたりバランスをとったりしています。その生理弯曲が正しければ膝への負担が軽くなります。下の骨盤と膝の関節の絵を見て下さい。

 

左右の膝関節が歪んで悲鳴を上げています。そして、骨盤も泣き顔になっていますね。これは膝関節がバランスを崩したことによって骨盤を歪ませている絵です。逆に骨盤が歪んでいれば膝関節に掛かる負担も大きくなります。

 

片方の膝が痛くなると、その後、痛くなかった側の膝や腰にも痛みが出てくることが多くありますが、これは痛い方の足をかばうようになり、からだの重心(バランス)が崩れてしまうからです。

 

そのため当院の施術は膝関節だけでなく、からだ全体の歪みや捻れを取って、全身のバランスを整えていくことを大切にします。生理的湾曲が崩れ、骨盤が後傾するとお尻から太ももの筋肉が弛み立ち座りをする際などに太ももの前側の筋肉である大腿四頭筋が使われてしまいます。

 

本来補助的な役目をするこの筋肉が過度に使われることによって膝周辺に痛みを出していることもあります。

 

他にも膝につく筋肉が骨盤に付着している部分も多いので、東葉コンディショニングでは最初に生理弯曲を作るところから施術を開始します。

 

 

 <施術方法の一例>

脊柱の生理弯曲の正常化

 

台に上半身の半分程度が乗るように、四つん這いの姿勢になってもらい施術します。四つん這いの姿勢をとることで、背骨や骨盤に掛かる負荷が緩和され、腰部周りの調整や生理弯曲の形成が行いやすくなります。

 

同時に、足首を回転させると、下肢や腰背部の筋肉の緊張が緩和され、背骨のS字カーブが正常な状態に戻っていきます。S字カーブが正常になれば、体幹が安定し腰部、下肢などへの過度な負荷が解消されます。

 

●骨盤調整シムス位

 

うつぶせで脚を開いた状態にし、骨盤をゆっくり揺らしていきます。左右同じようにおこなうことで、骨盤のゆがみが整えられていきます。この手法で、骨盤のゆがみを整え背骨の動きを改善し、さらに腰背部の筋肉の緊張をとっていきます。

 

●股関節筋肉へのアプローチ後面

●股関節筋肉へのアプローチ前面

股関節周りの筋肉が過緊張を起こし、その影響で膝に負担がかかっていることがあります。うつ伏せの状態で、大腿部や股関節周辺の筋肉に軽く触れながらゆりかごを揺らすようにゆっくり動かします。

 

可動範囲の限界まで、徐々に揺らしながらハムストリングス・殿筋、仰向けになり内転筋・腸腰筋といった股関節周辺の筋肉の過緊張を深部から弛めていきます。

 

【胸郭アライメント調整】

 

東葉コンディショニングでは、体幹の機能不全の中でも胸郭のゆがみが下肢に与える影響も診て、ゆがみを治し可動の正常化を図ります。胸郭とは、胸椎(脊柱の一部)、胸骨、肋骨からなる胸部の骨格のことをいい、骨盤とともに体幹部を構成しています。

 

胸郭は、利き手の存在やスポーツにおいては投球やスイング動作など一方向に偏ったカラダの使い方、いつも片側一方を下にして横向きで寝ているなどのクセから非常にゆがみやすい箇所になります。

 

胸郭のゆがみは、下肢の関節の動きにも深い関わりがあります。

 

 

こちらの動画をご覧下さい。これはうつ伏せになり骨盤を横に引き上げている状態です。右を上げるときはまっすぐ上がるのに左をあげる際はお尻が斜め上に引きあがっています。およそ9割の人は胸郭の歪みによってこのような体幹の機能不全を生じ、下肢の運動動作に影響を与えているのです。

この胸郭のゆがみを解消し、膝関節へ過剰な負担がかからないようにしていくことは、膝痛の症状を改善させていく上で重要になります。

 

●胸郭ゆがみ調整

 

胸郭のゆがみは、胸郭の上に乗る頸部から頭部のバランス不良を招いたり、肩甲骨や肩関節、腰部や股関節の動きを制限します。うつぶせになり、肋骨付近に手を触れて優しく揺らします。こうすることで胸椎(脊柱の一部)、胸骨、肋骨からなる胸部を整えます。

 

【下肢アライメント調整】

下肢アライメントとは、股関節、ひざ、足首、足までの配列のことを指します。不安定な二本の足で上体を支えるという、非常に複雑であり、ダイナミックな動作を可能にする人間特有の器官です。

 

下肢は、人体の中でいちばん長くて太い大腿骨などの大きな骨と、それを支える強靭な筋肉群によって構成されています。そのため、一度ゆがみが生じると歩行時や立位時に重心バランスをうまく安定させることができなくなります。

 

下肢はカラダ全体を支えています。そのアライメントが崩れるということは、骨盤や背骨も不安定になり、膝関節にも影響をおよぼします。

 

下肢アライメントが整うと骨盤が安定し身体バランスが向上します。以上のことから、膝関節部への過剰な負担を減らし、症状を改善させるために、下肢アライメント調整は非常に重要になります。

 

●下肢アライメント調整

 

外側にねじれた股関節骨頭を内方に調整し、関節可動域、脚のねじれを改善させていきます。下肢アライメントを整えることで、膝への過度な負担を軽減させることができます。

 

●足部調整

 

うつぶせで足部の調整を行い、内側縦アーチ、外側縦アーチ、横アーチの3つを形成します。足部に正しいアーチを作ることで身体を支える安定力、衝撃吸収力、運動能力を機能させることが出来るようになります。

足部に歪みがあり、足のアーチが崩れていると、立位時の重心バランスが安定しません。重心のバランスが悪いと膝への負担がより大きくなり、膝痛を引き起こす原因になってしまいます。足部の歪みを取り、足のアーチを正しい状態に整えることで、立位時や歩行時に膝にかかる負担を最小限に抑えることができます。

 

●膝関節調整

 

あおむけで膝関節を動かしながら調整します。正しい軌道で関節を曲げ伸ばしすることで、膝関節周辺の筋肉弛緩、膝関節のストレッチ、膝蓋骨の可動改善を図ります。

 

カラダ全体のバランス調整、生理弯曲の形成、骨盤・股関節部筋肉群へのアプローチ、胸郭アライメント調整、下肢アライメント調整、足部調整、膝周辺の筋肉、関節の可動調整などの整体施術法 によって膝痛になる原因を解消し、症状回復に導いていきます。

 

 

◆膝痛の方に意識して欲しい生活上の注意点

・睡眠は、7時間以上とるようにしましょう
出来るだけその日の内(午前0時より前)に横になるように心掛けるとよいでしょう。

 

・ぬるめのお湯に20分はつかりましょう
入浴すると浮力で関節への負担が軽減されます。また、血流がよくなることで、カラダの疲労回復も早まります。

 

・姿勢に気を付けましょう
普段から足を組んでいる人は要注意です。骨盤が歪み膝へ負担を掛けてしまいますよ。


*患部を押したり、揉んだり、叩いたりは、カラダを歪ませる原因になるのでやめましょう!

それでは、ここで変形性膝関節症による膝の痛みで来院された方の症例をご紹介します。

 

◆変形性膝関節症と診断され立ち上がり動作で膝に痛みが出た症例

60代のYさんは仕事を退職されてからは特にやることもなく、1日中ソファに座りテレビを見ながら過ごしていました。ある日、いつものようにテレビを見終わって立ち上がろうとした時に右膝の上側に痛みが出はじめたのです。

 

はじめの頃は痛みが出る時と出ない時があったのですが、それから毎回立ち上がる時に痛みが出るようになりました。そのうち今度は左膝にも痛みが出始めたということで整形外科に行きました。診断は膝の軟骨が磨り減って変形性膝関節症になっているとのことです。

 

そこで筋トレをして膝周りに筋肉をつけるように言われ、書店で膝痛に関する本を買い、そこに書いてある大腿四頭筋を鍛える筋トレをするようになりました。それから、1ヶ月毎日筋トレを行っていたのですが、今度は朝起きて動き出そうとする時に膝の周り全体が痛むようになったのです。

 

そこで困り果てたYさんは、パソコンの口コミサイトで評判が良かった東葉コンディショニングに来院されました。この頃には歩くだけで両膝に痛みが出ていました。待合で座っているときの、Yさんが立ち上がるときの様子を見ていたのですが、身体を前側に倒しそこから膝に手をついて、ももの前側の筋肉を使って起き上がっていました。まず座った状態で以下の動画の体操をしてもらいました。

●足組みゆらゆら骨盤調整

骨盤のゆがみを整える体操です。椅子に浅く腰かけ、かかとをそろえてひざを合わせます。ひざ先に指を当て、ひざの長さの左右差を確認します。自分のカラダに近い(短かった)ほうの足を上にして組み、ひざの上で手を組みます。組んだ足を左右に10回程度ゆらします。

 

はじめに行った要領でひざの長さの左右差を確認します。ひざ先に指を当て、ひざの長さの左右差を確認します。


骨盤コロコロ体操

 

骨盤のゆがみがとれてきたら次は骨盤を動かす体操です。背筋を伸ばして浅めにイスに座り、そのままなるべく肩と頭を動かさないように骨盤を左右交互に上げる動作を10回位行います。この体操は骨盤・背骨の歪み矯正や猫背の矯正に効果があり、普段の姿勢が原因で痛みが出ている方に効果的です。

 

下腿外旋矯正エクササイズ

椅子に腰かけ、かかとを着けてつま先を浮かせます。足首を反らせたまま、ひざから下を内側に向けます。その状態をキープしたまま、ひざの曲げ伸ばしを5~ 10 回行います。ひざの曲げ伸ばしの際には、内ももに力を入れたまま行ないます。

 

体操を行った後で椅子から立ち上がってもらうと、右膝に微かに痛みがある程度になりました。これは歪みが整ったことで、本来立ち上がるときの正しい順番である、最初にお尻に力が入ってから太ももの裏側に力が入るという立ち方に戻ったからです。

 

ですがまだ、骨盤の可動性も完全には解消されておらず、特に右側の動きが悪かったので、2回目以降もその部分を重点的に調整していきました。 3回目には自分で先ほどの3つの体操がスムーズに行えるようになり、骨盤が前傾しお尻から力が入って太ももの裏側を使って立ちあがれるようになったことで、椅子から立ち上がる時の膝の痛みは全く出なくなりました。

 

◆慢性的な膝痛を完治させるためには

症状や原因、当院の施術の考え方、エクササイズなどについてお伝えしてきましたが、いかがでしたか?

 

慢性的な膝痛を完治させるためには、膝痛になるプロセスを理解することが大切です。そこを理解していないと、一時的に症状が緩和されても根本的な原因が改善されたとはいえず、膝痛を再発させる可能性があります。

 

種類や原因、症状を知ることが治療の第一歩です。他にもそれぞれ膝痛の症状に合わせた記事を用意していますので、是非お読み頂き、ご自身の膝痛解消の足掛かりにしてくだされば幸いです。

 

膝痛を改善させるには、日頃の生活の中で姿勢やカラダの使い方のクセを改善し、できるだけ膝に過剰な負担を掛けずにしていくことが大切です。どうか、ツラい痛みから開放された健康なカラダを手に入れてください。

 

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Writer

小橋 悟

【資格】
・ 脳と身体の整体療法「QPR法上級認定」
・ ブレイン&ボディバランス研究所  会員
・ NPO法人日本心理カウンセラー協会 会員

元陸上自衛隊の自衛官。入社以来、月に約400回の施術をコンスタントにしながら、八千代院の院長を務めている。

また、現場から得た豊富な経験を活かし、当社が開催するトップランナー整体実践塾やQPR法ベーシック講座、センターラインインソール資格取得セミナーでも、技術面の講義を担当するなどセミナーグループのグループ長として活躍。

書籍「神の手を持つ治療家紹介」シリーズに掲載予定。

   
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