膝が痛くて走れないバスケ選手必見!膝痛の原因とは

 

バスケットボールは激しい接触が多くあり、急なダッシュとストップ、ジャンプと着地を繰り返すハードな競技です。

 

その中でも、走ったりジャンプした時に激しい痛みが出る「オスグッド」と呼ばれる膝の成長痛に悩まされているお子さんが大勢います。

 

正しくは「オスグッド・シュラッター病」と言い中学生から高校生くらいまで(10歳~16歳)の子どもに多く発症する膝の関節痛です

 

バスケットボールの練習中や試合中に起こる膝の激痛に悩んでいるけど、病院に行っても、

「安静にしなきゃ改善しない。」

「とりあえず運動は中止。」

「テーピングとサポーターをして。」

と言われ、最後には「成長痛はそのうち治る」と、そのまま放置されてしまうことも。

 

ネットで対処方法を検索しても、

「原因は太ももの前の筋肉である大腿四頭筋の柔軟性の低下、対処法としてはサポーターを着用するか大腿四頭筋のストレッチをしましょう。」

と書かれているだけ。

 

しかし、「痛みが強くてストレッチなんてできない!」という事が多く、どうすればいいのか迷ってしまいます。

 

今回はそんなオスグッドの症状を「早期回復したい」「迫るバスケットボールの試合・大会に出たい」「もう痛がってる子供を見たくない」という方のために、

 

痛みの原因と、改善のための整体施術&オススメのストレッチを説明していきたいと思います。

 

 

【目次】

 

 

 

◆バスケ選手がオスグッドになりやすいのはラントレが原因!?

 

バスケットボールには10分×4クォーターを止まらずに走り続けながら、シュートを決め続けるだけの体力が必須です。

 

そのため、必然的に練習の大半はランニングトレーニング「ラントレ」になることが多いです。

 

陸上部並みに走ることも当たり前、ボールを使った練習や最後のゲーム練習でも走り続けるため、下半身には多大な負荷をかけ続けています。

 

そんな毎日を繰り返しているうちに、膝のお皿の少し下あたりがボコッと膨らんできたり、押したり触ったりすると痛い、屈伸するとさらに痛みが激しくなるといった症状が出てきたら要注意!

 

オーバーユース(使いすぎ)によるオスグッドの症状が出ていることが考えられます。

 

バスケットボールは競技特性上、接触の多いスポーツのため、膝が当たるとその場にうずくまってしまうほどの激痛を感じるのもバスケットボール選手に多いオスグッドの特徴です。

 

症状に個人差はあり、上記のような膝の状態でも「特に痛みはないよ」という人もいますし、歩くことも困難なくらいの膝痛を訴える人もいます。

 

 

◆オスグッドによる痛みの原因とは

成長期のまだ身体がしっかりできていない時期に、過度な運動によって膝に疲労の蓄積させてしまう事が考えられます。

 

骨の成長に筋肉の成長が追いつかない時期に、激しい運動をし過ぎて膝に負担をかけ続けると、

 

太もも前面の筋肉「大腿四頭筋」が過緊張し、膝の下「脛骨粗面」を引っ張りあげることで痛み・炎症を引き起こしてしまいます。

 

さらに、脛骨粗面から軟骨が剥離(はくり)し、膝下がボコッと盛り上がってくるのもオスグッドの症状です。

 

整形外科や整骨院などを受診すると「スポーツ禁止」「絶対安静」などと指示されるケースが多いです。

 

今すぐお子さんの両膝の下を触ってみてください。

 

出っ張りが右と左で違う方は今までの膝の負担が「骨の変形」として出てきている可能性があります。

 

 

 

◆オスグッドに対する整体施術

オスグッドの痛み症状は、成長期の子供全員に出る訳ではありません。

 

特に身体の硬い子供に起きやすいことが分かっており、症状の出ている子は、股関節や腰の柔軟性が不足し身体の歪みが大きい傾向があります。

 

腿の筋肉が付着している骨盤にズレがあると、膝蓋骨が引っ張られる力が強まり、症状が起こりやすくなるのです。

 

膝だけの問題ではなく、全身の使い過ぎや間違った使い方により、身体が緊張しすぎることで、引き起こされていると考えられます。

 

そのため整体施術では、まず使いすぎで固くなってしまった膝周りや大腿部などの筋肉の緊張をとります。

 

 

 

次に、膝のお皿を引っ張ってしまっている骨盤を正しい位置に調整します。

 

さらに、脛骨(すねの骨)が捻じれると牽引力が増すので、膝から下の部分も膝のお皿と同じ位置に調整します。

 

最後に膝が正しく動くようにし、剥離して傷んでいる場合は組織の回復を促す手法をかけます。

 

こうして身体がバランスの良い本来の位置に戻り、膝周辺の関節や筋肉への過度な負担を減らすことで、症状改善に導いていきます。

 

バスケットボールの練習中に使った筋肉をしっかり休ませ、筋肉の過緊張を和らげることが大切です。

 

そのため、運動前後の柔軟・ストレッチはもちろんのこと、15分くらいお風呂にしっかり浸かり、緊張した筋肉を柔らかくしてあげましょう。

 

 

 

◆オスグッドの症状に効果的な整体ストレッチ

オスグッドの痛みに効果的なストレッチをご紹介します。

ご自宅で簡単にできますので、膝の痛みが気になる方は行ってみましょう。

 

 

足組ゆらゆら骨盤調整

〈効果〉

・骨盤の歪み矯正

・背骨の歪み矯正

・腰痛の緩和

・腰部可動域改善

 

シムス位エクササイズ

〈効果〉

・背骨の土台になる骨盤を整える

・首、肩こりの緩和

・猫背の矯正

 

 

ハムストリングストレッチ

〈効果〉

・足の疲労緩和

・膝、股関節の柔軟性向上

 

 

下腿外線矯正ストレッチ

〈効果〉

・下腿の歪み調整

・ふくらはぎやすねの疲労回復

・足のつり、むくみ予防

 

 

 

◆まとめ

オスグッドの痛み症状の予防には、筋肉の緊張を起こさないようにすることが重要です。

 

筋肉の柔らかさは、スポーツのパフォーマンスにも大きく関わってきます。

 

バスケットボールをはじめとする、スポーツを行った後のケアを怠ると筋肉の緊張が強くなり、痛みを引き起こしやすくなりますので、欠かさず行うようにしましょう。

 

オスグッドの痛みの症状が改善されないという方は、是非一度整体院東葉コンディショニングにご相談ください!

 

Writer

小橋 悟

小橋 悟

【資格】
・ 脳と身体の整体療法「QPR法上級認定」
・ ブレイン&ボディバランス研究所  会員
・ NPO法人日本心理カウンセラー協会 会員

子供の頃から母親のカラダの不調を見ていて、 施術家の道を志す。
現在は、月間約400回の施術をしながら、八千代院の院長を務めている。

ここまで磨き上げてきた施術技術・知識に加え、優しい人柄で、来院者さんからの信頼も厚い。

当社が開催するトップランナー整体実践塾やQPR法ベーシック講座、センターラインインソール資格取得セミナーなど、同業の治療家に対しての技術講師も担当している。

その功績を認められ書籍「腰痛解消!神の手を持つ12人 令和元年版」の1人に選ばれる。

   
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