「頸肩腕症候群」をご存知ですか?あまり耳慣れない言葉ですから、このページをご覧になっているあなたは、病院で頸肩腕症候群と診断された方かもしれませんね。
頸肩腕症候群とは、その名の通り首や肩、腕、さらには手などに、痛みやしびれなどがでる症状を言います。
よく似た症状で「頸椎椎間板ヘルニア」がありますが、これとはまた別のものです。
頸椎椎間板ヘルニアについて詳しくはコチラ↓
悪化すると私生活にも支障を及ぼす頸肩腕症候群、何が原因でどのように対処していったら良いのでしょうか。
予防・改善に繋がるストレッチもご紹介していきますので、ぜひ最後までご覧ください。
【目次】
◆頸肩腕症候群とは
「頸肩腕症候群」とは、首や肩、腕に症状が出ているにも関わらず、レントゲンやMRIなどの画像診断で異常が見られないときに診断される名前です。
頸肩腕症候群の症状としては、
□手がしびれる
□首から肩、腕の痛みがある
□手や腕に力が入らない
□首肩周りのコリが強い
□首や肩、腕に疲労が溜まりやすい
などがあります。
初期症状としては、首肩周りの疲労やコリを感じる程度のため、痛みやしびれが出るまで放置してしまう方がほとんどです。
仕事中に首や肩、腕に疲労やダルさを良く感じるという方は要注意!その状態に疑問を持たず、症状が出始めても「大した痛みではない」と放置していると、症状は悪化し、手のしびれや冷え、力が入らないといった不調が次々に表れます。
ここまで症状が悪化してしまうと、仕事にも集中できず、家での家事もままならず、動くこと自体が億劫になってしまう場合があります。
痛みやしびれによって、やりたいことができないとストレスも溜まりますよね。
心身ともに不調になると、不眠やうつ病などを発症してしまう場合もあるのです。
◆頸肩腕症候群の原因
頸肩腕症候群は、デスクワークで長時間同じ姿勢でいる方など、主に手を使う作業が多い仕事をされている方に、発症しやすい傾向があります。
仕事に夢中になっているうちに、右側のような猫背姿勢になっていませんか?
猫背姿勢になると頭が体より前に出てしまうため、それを支える頸椎や首肩回りに大きな負担がかかります。
さらに、腕を前にしての作業のため肩が内側に入ってしまい、前側の筋肉や肩から腕へつながる神経を圧迫してしまいます。
長時間かつ繰り返しこの姿勢になっていると、普段の姿勢も猫背になってしまい、負担がかかり続けてしまうのです。
また、負担がかかった首肩周りの筋肉は徐々に固くなり、慢性的なコリへと変わっていきます。
固くなった筋肉は、筋肉の間を通る血管や神経を圧迫するため、痛みやしびれといった頸肩腕症候群の症状が出てくるのです。
肩・腕の痛みやしびれを解消する、東葉コンディショニングの全身を整える整体は、こちらをご覧ください。
◆頸肩腕症候群に対する整体院東葉コンディショニングの考え方
一般的な治療法としては、
・筋肉弛緩剤や痛み止めの処方
・ステロイド注射
・温熱療法
・電気治療
などがあります。
症状によっては、数回の治療で良くなるものもありますが、体の歪みが原因にある場合は再発する恐れがあります。
また、痛み止めやステロイド注射は、一時的に痛みを和らげるものなので、頸肩腕症候群の原因解消にいたるわけではありません。
整体院東葉コンディショニングでは、病院のように症状が出ている腕や肩、首だけを診るのではなく、神経や血管の圧迫を起こす原因を払拭する必要があると考えます。
そのため、全身の筋緊張を緩和させてから歪みやバランスを整え、頸肩腕症候群の症状を引き起こす神経や血管の圧迫を解消させることを要点に、整体施術を行います。
整体院東葉コンディショニングの整体施術についてはコチラ↓
◆頸肩腕症候群の方におすすめのストレッチ
症状が首や肩に集中していると、首や肩周辺の筋肉をストレッチすることに注目しがちですが、それだけではなく、体全体の歪みを整えてあげることが大切です。
体のバランスが崩れるだけで、症状の強弱が変わってくるため、ストレッチを動画を見ながらぜひ試していただきたいと思います。
1.シムス位エクササイズ
〈効果〉
・骨盤、背骨の歪み矯正
・首、肩周り、腰背部の緊張緩和
・股関節、肩甲骨の柔軟性・可動域改善
体を全体的に整えながら、首肩回りの緊張を緩和させることができるストレッチです。
首を横に向けるのがつらい方は、顎を床につけて正面を向きましょう。
2.肩~首ゆらし・腕回旋ストレッチ
〈効果〉
・首、肩こりの緩和
・腕の疲労緩和
首~肩、腕にかけて、筋肉の緊張を緩和させます。
気持ちよく伸ばせる範囲でストレッチしましょう。
3.四つんばい前腕ストレッチ
〈効果〉
・肘、手首のねじれ矯正
・前腕部、手首の疲労回復
デスクワークで、長時間パソコンや書き物をしている方には、特におすすめです。
1日の疲労をストレッチで解消することが、頸肩腕症候群改善の1歩になります。
いずれのストレッチも、体の状態によっては痛みが伴う場合があります。
痛みを我慢してストレッチしてしまうと、逆に症状が悪化する場合がありますので、痛みなくできる範囲で行いましょう。
◆まとめ
頸肩腕症候群の症状は、生活のちょっとしたことに注意を払うだけでも改善させることができます。
・デスク周り(パソコン、机、イス)などの環境を整える
・パソコン作業はなるべく1時間ごとに10分程度休憩をとる
・39~40度のお湯に毎晩浸かる
・毎日ストレッチを行う
・1日の中で趣味の時間やリラックスできる時間をつくる
など、いくつかできることはあるのではないでしょうか。
整体施術やストレッチによって、頸肩腕症候群の症状を改善させることができますが、その原因を作った生活環境や姿勢なども変えなくては再発の可能性があります。
整体院東葉コンディショニングでは、生活面のアドバイスやその人に合ったストレッチ指導も行っています。
頸肩腕症候群でお悩みの方はぜひ整体院東葉コンディショニングにご相談ください。