足をつくとかかとが痛い!整体で足の痛み改善!

 

私たちが普段当たり前のようにしている、立つ・歩く・走る・階段の昇降などの動作は、足が体重を支えてくれるからこそ可能です。

 

ところが、身体バランスが悪かったり足部自体が歪んでいると、足に大きな負担がかかり、足部に痛みが出ることがあります。

 

足はトラブルが起きやすい場所でもあり、「足底筋膜炎」「外反母趾」「内反小趾」「偏平足」「ハイアーチ」「内反足」など、様々な症状があるのです。

 

今回は、その中でも踵の痛みが生じやすい「内反足」についてご紹介します。

 

 

 

【目次】

 

 


◆踵の痛みを招きやすい「内反足」とは

内反足とは、足裏が内側に向いた状態をいい、下の図のような足の状態を指します。

 

 

(右足)

 

 

足首が内側に向かって「く」の字に曲がっているのが特徴で、О脚や内反捻挫(足が内側に折れ)しやすい人に多くみられます。

 

他にも内反足の特徴には、以下のようなものがあります。

 

☑靴底の外側がすり減っている

☑足裏の外側が固くなったり、タコや魚の目ができやすい

☑片足立ちになると重心が外にブレやすい

 

 

 

内反足の状態で体重がかかると、自然と重心が外側に乗りやすくなります。

その結果、上記のような特徴が目に見えて出てくるのです。

 

こうした状態を放置していると、踵の外側に過度な体重がかかり、その負担が痛みにつながるのです。

 

踵は、足裏にある足底筋膜やアキレス腱の付着部になっているため、痛みが出る場所は人によって異なります。

 

靴底や足裏をチェックして、内反足の可能性はないか確認してみましょう。

 


◆内反足の原因

内反足の原因は、先天性と生活背景などによる歪みに分かれます。

 

〈先天性内反足〉

生まれつき足部が内側に強く反り返った足の形状を言います。

 

症状は軽度から重度と幅広く、ギブスによる矯正や手術での治療が一般的です。

 

 

〈歪みによる内反足〉

・捻挫

足裏が内側に向く「内反捻挫」の経験がある方は、多いのではないでしょうか。

 

内反捻挫をすると、周囲の筋肉や足首外側の靭帯が傷ついたり伸びたり、場合によっては断裂することもあります。

よくあるケガとして認識されていますが、完治しないうちに運動したり、捻挫を繰り返すことで、徐々に足が歪んでいきます。

 

 

・座り方

正座をしたとき、足はどの方向に向いていますか?

指先が内側を向いている場合、内反足の可能性が高いと考えられます。

 

 

内側に向いた足の上に、自分の重さをかけてプレスしているわけですから、癖になると将来的に内反足になるリスクは高まります。

 

また、椅子に座っている時に、足を椅子の脚に巻き付けるように絡めたり、足裏が内側を向くように捻るのも同様です。

 

多くの内反足の方に共通して言えるのは、過去のケガや普段の癖が影響しているということです。

 

特に、過去にスポーツなどで捻挫や靭帯損傷、骨折のようなケガをしている場合は、現在痛みがなくても、年齢を重ねてから症状が出ることもあるため、注意が必要です。

 


◆踵の痛みで診断される症状

「踵の痛み」と一言でいっても、症状は色々あります。その中でも病院で良く診断されるものには、以下のようなものがあります。

 

1.足底筋膜炎

踵の足裏部分に痛みが出るのが特徴です。

 

詳しくはコチラをごらんください。

足底筋膜炎の痛みを整体で改善させる方法

 

2.アキレス腱周囲炎

踵から5cmくらい上のアキレス腱が腫れ、痛みが生じます。ランニングやバレーボール、バスケットボールなど、ジャンプ要素の多いスポーツで発症することが多く、運動中よりも運動後の方が痛くなるのが特徴です。

 

 

3.アキレス腱包炎

靴を履いた際、踵に当たる靴の腰革が固い場合に、アキレス腱の付着部あたりが圧迫されることで痛みが生じます。

腫れや押した時の痛みがあり、スキーや登山などで多くみられます。

 

 

4.踵骨骨端症

8歳~12歳の男の子に多く、かかとを横から押さえると痛い、かかとをついて歩けないといった症状があります。

縄跳びや長距離走など、反復動作によって足部に負担がかかり発症する場合があります。

 

 

こうした症状は、健全な足より内反足の方が発症する可能性が高くなります。

 

症状は様々ですが、最悪の場合、骨折しているケースも考えられますので、踵の痛みがある場合は一度医療機関にかかることをおすすめします。

 


◆健康的な足を保つ正しい歩き方

数年あるいは数十年と積み重ねてきた年数分、足の使い方の癖は強くなります。こうした癖は、コツコツと毎日ケアすることが改善の近道です。

 

まずは歩き方など基本的な所を見直してみてください!

 

 

 

 

 


◆まとめ

内反足だからと言って必ずしも痛みが出るわけではありませんが、上記で説明したように、将来的にかかとの痛みなどの「足のトラブル」を招いてしまう可能性が高まります。

 

歩いたり、走ったり、今まで当たり前にできていたことが、痛みで制限されてしまうなんて嫌ですよね。

 

足が悲鳴を上げる前に、足のケアを習慣化していきましょう。

 

歩行時や日常生活における踵の痛みでお困りの方は、整体院東葉コンディショニングにご相談ください。

 

 

冒頭で挙げた諸症状については、以下の記事をご覧ください。

 

*内反小趾

足の小指の外側が痛い!その症状、内反小趾かも!!

 

*ハイアーチ

ハイヒールを履くと足裏や甲が痛くなるのはどうして?

 

 

Writer

小橋 悟

【資格】
・ 脳と身体の整体療法「QPR法上級認定」
・ ブレイン&ボディバランス研究所  会員
・ NPO法人日本心理カウンセラー協会 会員

子供の頃から母親のカラダの不調を見ていて、 施術家の道を志す。
現在は、月間約400回の施術をしながら、八千代院の院長を務めている。

ここまで磨き上げてきた施術技術・知識に加え、優しい人柄で、来院者さんからの信頼も厚い。

当社が開催するトップランナー整体実践塾やQPR法ベーシック講座、センターラインインソール資格取得セミナーなど、同業の治療家に対しての技術講師も担当している。

その功績を認められ書籍「腰痛解消!神の手を持つ12人 令和元年版」の1人に選ばれる。

   
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