子どもに多い手首の捻挫は早めの対応が重要

 

 

手首の怪我と言えば「捻挫」を思い浮かべる人が、多いのではないでしょうか。

 

特にスポーツをしている方に多く見られる捻挫ですが、実は、「手首の捻挫」は大人よりも子どもの方がなりやすいということを知っていましたか?

 

では、子どもが手首の捻挫した時、どう対処したら良いのでしょうか。手首を捻挫した時の正しい対処法を覚えましょう。

 

 

 

◆手首の捻挫は子どもの方がなりやすい

転んだ時に手をついて、手首を捻挫した経験はありませんか?

特に子どもの手首の捻挫は、とても多く発症しています。

 

理由としては、大人よりも活動的であるため、怪我のリスクが高いことや、子どもは体格の割には頭が大きく、大人よりもバランスが悪いため転倒しやすく、手を付く回数が多いからです。

 

 

さらに大人の場合、子どもに比べて骨や筋肉が強いため、多少の衝撃なら耐えることができますが、子どもは筋肉も骨も発達段階にあるため、衝撃に弱いことも原因として考えられます。

 

 

 

◆子どもが手首を捻挫してしまった!そんなときの対処法は?

お子さんが手首の捻挫をしてしまった時、まずは手首を動かさないように固定して安静にさせます。

 

捻挫して時間が経ってくると熱をもってくるので、氷やアイスパックなどで10分~15分程度冷やすようにしてください。

 

 

痛みや腫れが収まらないからといって、長時間冷やし続けると凍傷になることもありますので、冷却時間に注意しましょう。

アイスパックはタオルで巻くなどして、間接的に患部に当てと良いです。

 

それでも痛みが引かない場合や、腫れが収まらない場合は骨折している可能性がありますので、早めに医療機関で検査することをおすすめします。

 

◆子どもの手首の特徴

子どもの骨や筋肉はまだ発達段階にあり、手首の関節には「成長軟骨」というものが存在しています。

 

成長軟骨とは、骨端線(こつたんせん)と呼ばれる部分のことを指し、骨のつなぎ目にある小さな軟骨部分のことをいいます。

 

この軟骨部分が膨張することで、骨が大きくなり、成長するにつれて腕が長く、手首が丈夫になります。

 

 

手首の捻挫による痛みが続いた場合、この成長軟骨を損傷している可能性があります。

症状としては、骨折をした時と同様で、腫れや皮下出血、強い痛みなどが現れます。

 

成長軟骨が損傷してしまうと、腕の長さに差が出る、手首の骨が変形してしまうなど、お子さんの成長に大きく影響します。

だからこそ、適切な初期の対応が大切です。

◆捻挫癖をつけないようにするためには?

一度捻挫をしてしまうと、その後捻挫を繰り返すようになる可能性が高くなります。足の捻挫でもよく耳にする「捻挫癖」というものです。

 

この捻挫癖をつけないようにするためには、

 

・捻挫の症状がなくなるまでは、お子さんの手首を固定し安静にさせる

・症状が弱くなってきてもケアを怠らないようにする 

 

ことが重要です。

 

「痛みが弱くなってきた」時は、まだ完全に回復しておらず、弱い状態です。治りかけの大切な時期に動かしてしまう事で、弱い手首に大きな負荷をかけ、その事が捻挫グセに繋がることもあります。

 

捻挫の痛みや腫れが引いたとしても、すぐに運動などを再開せずに、しばらくは安静にさせましょう。

 

 

◆手首の捻挫に対する東葉コンディショニングの施術法

競技中の事故や転倒などで手首を捻挫した際は、整骨院や整形外科の受診をおすすめしています。

 

しかし、整体院東葉コンディショニングには、病院で経過をみていたがあまり良くならない方や、捻挫は治ったが手首が動かしにくくなった方、その後も慢性的な手首の痛みを訴える方が多く来院されます。

 

手首の捻挫を発症した際は、手首から腕・肩にかけて捻じれている場合が多くみられます。私たちは、この捻じれを正しい位置に戻す事で、痛みを緩和し、早期回復につなげていきます。

 

脊柱生理弯曲形成手法

 

施術台に上半身の半分程度が乗るように、四つん這いの姿勢になってもらいます。四つん這いの姿勢をとることで、背骨や骨盤に掛かる負荷が緩和され、生理弯曲の形成が行いやすくなります。

 

生理弯曲を形成し、身体の土台となる体幹部を安定させることで、肩関節の位置の正常化を図ります。

 

 

肩関節調整法(前上腕回外法)

 

ボールを投げたり、スパイクなどの動作は、腕を内側にねじるように使っています。

 

この状態が続くことによって肩が身体の前に引っ張られ、肩の周辺の筋肉を緊張させます。仰向けで腕を支え、肘側を正しい位置に固定し、開くことで腕のねじれを解消します。

 

 

胸郭ゆがみ調整

 

胸郭のゆがみは、胸郭の上に乗る頸部から頭部のバランス不良を招いたり、肩甲骨や肩関節、腰部や股関節の動きを制限します。

 

仰向けになり、肋骨付近に手を触れて優しく揺らします。こうすることで肩甲骨の土台である胸椎(脊柱の一部)、胸骨、肋骨からなる胸部を整えます。

 

東葉コンディショニングでは、胸郭のゆがみが症状にどう影響しているかを診て、ゆがみを治し可動の正常化を図ります。

 

胸郭とは、胸椎(脊柱の一部)、胸骨、肋骨からなる胸部の骨格のことをいい、骨盤とともに体幹部を構成しています。家に例えると胸郭は屋根、骨盤は土台、その間にある脊柱が大黒柱に当たります。

 

胸郭である屋根が歪むと、大黒柱である脊椎も歪み、過度な負担になります。この胸郭のゆがみを解消し背骨全体への過剰な負担がかからないようにしていくことは、手首痛を改善させていく上で重要になります。

 

 

 

 

「安静にしていたのに、なかなか痛みが引かない」、「数日後に大会がある」、「早く部活に復帰したい」といった場合は、一度東葉コンディショニングにご相談ください。

 

 

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手首を動かすとボキボキ音が鳴る?!その音の正体とは……?

肩こりの方に多い手首の痛みの原因とは?~肩甲骨と手首の関係~

Writer

小橋 悟

【資格】
・ 脳と身体の整体療法「QPR法上級認定」
・ ブレイン&ボディバランス研究所  会員
・ NPO法人日本心理カウンセラー協会 会員

子供の頃から母親のカラダの不調を見ていて、 施術家の道を志す。
現在は、月間約400回の施術をしながら、八千代院の院長を務めている。

ここまで磨き上げてきた施術技術・知識に加え、優しい人柄で、来院者さんからの信頼も厚い。

当社が開催するトップランナー整体実践塾やQPR法ベーシック講座、センターラインインソール資格取得セミナーなど、同業の治療家に対しての技術講師も担当している。

その功績を認められ書籍「腰痛解消!神の手を持つ12人 令和元年版」の1人に選ばれる。

   
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