慢性疲労による不眠を整体で解消

毎日の仕事が忙しくて、最近なかなか寝付けない、眠りが浅いと感じることはありませんか?

そんな寝不足の他にも、次のような症状に心当たりのある方は、慢性疲労による不眠の可能性があります。

 

・原因のわからない極度の疲労感が続く
・運動後のような筋肉痛
・日常生活に支障が出るほどだるい
・夜寝付けない、眠りが浅い

 

今回は、慢性疲労からくる不眠の症状とその対処方法について、整体師の目線で書いていますので、思い当たる節がある方は、ぜひご覧ください。

※上記のような症状が6か月以上続く場合は慢性疲労症候群の可能性もあります。

 

慢性疲労症候群の詳しい内容はこちらからどうぞ!

原因不明の慢性疲労症候群を整体で解消!

 

【目次】

 


◆不眠改善のカギは「自律神経」にあり!

毎日のように朝から夜まで忙しく働いている現代人は、昨今の異常気象とも相まって、常に過酷なストレスにさらされ、心身ともに疲弊してしまっています。

こうした環境の中、不眠などの不調に陥る方は少なくありません。

この不眠に大きくかかわるのが「自律神経」です。

 

自律神経とは、交感神経と副交感神経の2つから成り、活動時や緊張状態では交感神経が、リラックス状態の時は副交感神経が優位に働きます。

自律神経は横隔膜に密集しているため、休養時や深い呼吸で自律神経を刺激すると、副交感神経が優位に働きだします。

 

しかし、日々のストレスや慢性的な疲労が「自律神経の乱れ」を引き起こし、交感神経が常に活発になった状態になってしまうと、結果的に“なかなか寝付けない”“何度も目が覚めてしまう”“眠ったはずなのに寝た気がしない”等の不眠症状として体に現れてくるのです。

 

そのため、慢性疲労による不眠改善には「自律神経」の働きを正常にさせていくことが必要なのです。

 


◆慢性疲労による体の緊張を緩和して眠れる体に!

慢性疲労による交感神経の過度な活発化は、カラダのバランスの崩れに繋がります。

特に頸椎周辺の筋緊張は、呼吸を乱し、慢性的な酸素不足や自然治癒力の低下を招き、常に体を緊張状態にしてしまいます。

 

こうした緊張を和らげるために、自律神経をコントロールする唯一の方法が「呼吸」です。

交感神経優位の緊張状態では呼吸は浅く、逆にリラックスしている時は深い呼吸になります。

 

崩れた体のバランスを整えることで全身の緊張をゆるめ、深い呼吸を促すと、カラダがリラックスし、自然と呼吸は深くなり、血流も良くなります。

 

深い呼吸は横隔膜を大きく動かし、自律神経を刺激するため、副交感神経の活性化を促し、睡眠に関わる働きが整ってくるのです。

 

慢性疲労を感じる方の多くは、交感神経が優位な状態が続き、副交感神経自体も働かない状態になっている可能性が高いため、これらがバランスよく働くよう、スイッチの切り替えをうまく行える身体にする必要があるのです。

 

整体やストレッチなどを上手に利用し、全身のバランスを整えることが、自律神経の安定を図ること、ひいては不眠解消に繋がるのですね。

 


◆慢性疲労の方におすすめストレッチ

疲労の根本的な解消には、十分な睡眠や休息で身体を休める必要があります。

しかし、不眠による慢性疲労でお困りの場合は、歪みを整えることが不眠の解消に繋がります。

 

まずは、慢性疲労の原因にもなる体の歪み解消ストレッチを、セルフ整体として実践してみましょう。

 

【身体のだるさ・不眠】根本から治す!自律神経を整える呼吸法!

※ストレッチは必ず痛みのない範囲で行いましょう。

 

日常的にストレッチができると、効果も上乗せされていきます。ただ量をこなせば良いというものではありませんので、1日に2~3回程度行えると良いでしょう。


◆ストレッチ以外にもできること

慢性疲労を引き起こす原因は、皆さんの生活背景に隠れていることがあります。
そのため、整体院東葉コンディショニングでは、生活面でも様々なアドバイスをしています。

 

睡眠準備

寝付けない時は無理にベッドに入る必要はありません。
「寝よう寝よう」と思うことがストレスとなって、余計に寝ることが難しくなります。

 

まずは、自然と眠れる体になるように、準備をしましょう。

 

① 入浴

暑い、面倒くさい、忙しいなど、シャワーで済ませていませんか?
ゆっくりお風呂に浸かることで体が温まり、血流改善され、筋肉の緊張を和らげることができます。

 

 

 

② ストレッチ

入浴後に上記で紹介したストレッチと、深呼吸を5~10回程行えるとで、身体のバランスを整え、リラックスすることができますよ!

 

ゆっくり風呂に入り温まった体を、セルフ整体でストレッチすると全身のバランスを整え、終わるころには体温が下がり始め、体は副交感神経が優位になり、眠りやすい状態になっているはずです。

 

*スマホ・テレビ・読書などは交感神経を刺激してしまいますので注意しましょう。

 


◆まとめ

疲労が解消されないと、肉体的・精神的にとてもストレスがかかり、不眠等の症状が重くなる場合も十分にあります。

 

働いていると、疲労が溜まっても当たり前に思ってしまう人が多く、気づいた時には仕事もできないほどの状態になることもあります。

 

「この状況をなんとかしたい!」とお悩みの方は、ぜひ一度、整体院東葉コンディショニングにご相談ください。

 

Writer

小橋 悟

【資格】
・ 脳と身体の整体療法「QPR法上級認定」
・ ブレイン&ボディバランス研究所  会員
・ NPO法人日本心理カウンセラー協会 会員

子供の頃から母親のカラダの不調を見ていて、 施術家の道を志す。
現在は、月間約400回の施術をしながら、八千代院の院長を務めている。

ここまで磨き上げてきた施術技術・知識に加え、優しい人柄で、来院者さんからの信頼も厚い。

当社が開催するトップランナー整体実践塾やQPR法ベーシック講座、センターラインインソール資格取得セミナーなど、同業の治療家に対しての技術講師も担当している。

その功績を認められ書籍「腰痛解消!神の手を持つ12人 令和元年版」の1人に選ばれる。

   
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