痛くなったり落ち着いたりが繰り返し起こる「片頭痛」。
痛みが起こると、日常生活に支障が出るほどつらいことも……。
片頭痛の原因は、医学的にはっきりと解明されていません。
そこで今回は、整体院東葉コンディショニングでは片頭痛をどう考え、どのように対処しているかを説明していきます。
また、症状改善のための生活上の注意点、整体ストレッチもご紹介しますので、きっとお役に立てるはずです。
片頭痛の症状でお悩みの方は、是非一読ください。
【目次】
◆片頭痛の症状
片頭痛の症状では、「ズキンズキン」「ガンガン」と脈打つような痛みが4~72時間続くという特徴があります。
一日中常に痛むわけではなく、痛む時と痛まない時というように断続的です。片頭痛と書くので、頭の片側が痛むという印象を持っている方もいますが、そうとは限りません。
頭痛の起こる頻度は、月に1~2回程度から、多いときには週に1~2回という方が多く、吐き気や嘔吐を伴うこともあります。
痛みが強くなると動くのも困難になり、仕事や勉強、家事などが手につかなくなる方も珍しくありません。動くと痛みが悪化するため、寝込んでしまうという人もいるほどです。
痛み以外にも、目の前にチカチカとかギザギザした光が現れたり、視野の一部が見えにくくなる閃輝暗点(せんきあんてん)が出るといった症状も見られます。
◆片頭痛が起こる原因
日常生活もままならなくする片頭痛ですが、これは、頭の中で血管が拡がり、拍動に合わせて周囲の神経に刺激が伝わることにより起こります。
脳の太い血管が拡張すると、その周囲を取り巻いている「三叉神経」という大きな神経が圧迫され、刺激を受けます。刺激を受けた三叉神経からは、神経ペプチドとよばれる痛みの原因となる物質が放出され、血管の周りに炎症が起こります。
さらに、炎症から血管が拡張すると、ますます周りの三叉神経が刺激され、この刺激が大脳に伝わると頭痛が起こります。
この三叉神経からの情報は大脳へ届けられますが、途中で視覚や聴覚、嗅覚、吐き気をコントロールする中枢に刺激が伝わってしまうと、光や音、においに敏感になったり、吐き気や嘔吐といった症状が現れるというわけです。
頭痛が長引くと、刺激がさらに刺激を呼ぶといった悪循環に陥ってしまうことから、片頭痛は痛みが軽いうちに、早めに対処することが大切と言われているのです。
◆片頭痛に対する整体施術
整体院東葉コンディショニングでは、基本的にからだの歪みが片頭痛を引き起こす原因になっていると考えています。
たとえば、頭痛や肩こりなどの症状を抱えている人は、下の図のように、背中が丸く、顎が前に出る姿勢になり、背骨がCの字になっています。
本来、背骨はスプリングの役割を果たすS字のカーブを描いており、首や腰に掛かる頭の重みや衝撃を吸収・分散させています。
ところが、首のカーブが失われたCの字では、スプリングは効かず、前に出た頭の重みは首や肩にダイレクトにかかり、身体の各所への負担となってしまいます。
こうした頸椎や頭部の不具合は、頭蓋骨の形を歪ませたり、首と後頭骨の付け根にある環椎後頭関節(脳への血液やリンパ液の通り道)につまりを引き起こしてしまいます。
そのため片頭痛の症状改善には、背骨のズレを戻し、生理弯曲をつけ、背骨の土台である骨盤の歪みを整えることで、頭が背骨のてっぺんに乗るように、全身のバランス調整を整体施術で行います。
また、首や肩をはじめ、全身の緊張を緩和させることは、関節や筋肉への過度な負担を減らし、血液やリンパの流れを良くします。こうして自然治癒力を高めることは、片頭痛の症状の改善に繋がるのです。
また、全身の緊張緩和から環椎後頭関節のつまりが解消されると、自律神経の働きが正常化し、片頭痛の症状が改善していくのです。
頭痛に対する整体施術についてはコチラをご覧ください。
◆片頭痛の方に意識してほしい生活上の注意点
片頭痛でお悩みの方は、自律神経の乱れを整えるために、日常生活の中で以下の3点に気をつけられると良いでしょう。
①運動
適度な運動は、ストレス緩和に効果があるセロトニンやエンドルフィンの分泌を促します。
中でも、ジョギング、ウォーキング、サイクリングといった有酸素運動は、基礎代謝を上げて、血流アップが図れます。
また運動は1回、2回で終わらせるのではなく、長期に渡り続けることも大切です。1週間に3~4日、30~60分程度の運動を行うとよいです。
②入浴
入浴は血行を良くして新陳代謝を高め、体内に蓄積された老廃物を体外に排出してくれます。
お湯の温度は、低めの38℃~40℃がよいです。41℃以上の熱めのお湯は、交感神経の働きが高まるため、リラックスするには適しません。前後にしっかり水分を摂り、入浴時間は15~20分前後を目安にしましょう。
③睡眠
睡眠には、日中に受けたダメージを細胞レベルで回復する効果があります。心身の疲労を翌日に持ち越さないためには、十分な睡眠は非常に大きな効果があります。
逆に睡眠時間が短くなると、頭痛リスクが高くなります。ポイントは、深い眠りであるノンレム睡眠を増やすことです。
ノンレム睡眠には浅い眠りのレム睡眠とは異なり、疲労回復の効果があります。就寝前に強い光(テレビ、スマホ)や刺激は避けましょう。
◆片頭痛改善にオススメ!整体エクササイズ
片頭痛の症状を改善させるには、肩、首まわりの血流を良くして、自律神経の働きを正常にさせる必要があります。
こちらを参考にしてみてください。
◆まとめ
ストレスや疲労の蓄積は、片頭痛の症状を引き起こしやすくします。
症状の改善には、入浴や充分な睡眠、適度な運動を行うなどのように生活習慣を改め、自律神経の乱れが出ないように日頃から生活に気を付けることが重要です。
なかなか片頭痛の症状が改善されないという方は、是非一度整体院東葉コンディショニングにご相談ください。