「足のアーチ」という言葉をよく耳にしませんか?
足のアーチには、カラダのバランスを保ったり、衝撃の吸収、分散などの機能があります。
しかし、日本人の8割が足のアーチが崩れている状態といわれています。
その中でも、多くみられるのが「偏平足」です。
町中では、偏平足専用のインソールが店頭に並んでいますし、実際に利用している人も多いですよね。
偏平足は、のちに外反母趾や足底筋膜炎といった症状を引き起こす原因となりますので、そのままにするわけにはいきません。
今回は偏平足の原因と改善させるための整体施術、ストレッチをご紹介します。
【目次】
◆偏平足とは
本来足部には、内側縦アーチ、外側縦アーチ、横アーチの3つのアーチがあります。
これらのアーチがしっかり働くことで、カラダのバランスを保つ、歩く、走るなどの運動機能が発揮されます。
偏平足とは足部のアーチの歪みによって起こるもので、簡単に言うと土踏まずがない状態のことを言います。
図:偏平足
土踏まずを形成している内側縦アーチが崩れると、足裏の筋肉が伸び切って平らになってしまいます。
図:偏平足の足首、かかとの歪みの状態
偏平足になると、図のように「足首は内、かかとは外」と歪み、連動して荷重関節である膝、股関節も歪みます。
そのため、骨格でバランスを取ることが難しくなり、筋肉の支えによってカラダのバランスを取るため、筋肉に疲労を起こしたり、膝、股関節痛、腰痛の原因になったりもします。
当然足部への負担も大きくなるため、外反母趾や足底筋膜炎などの足の痛みを引き起こす原因にもなります。
東葉コンディショニングにおける、扁平足への整体施術は、コチラをごらんください。
◆偏平足の原因とは
偏平足の発症時期は、「幼児期」と「成人期」にあり、それぞれ原因が異なります。
〈幼児期〉
幼児期偏平足は、足を形成する骨をつなぎ合わせる役目を持つ靭帯が緩み、足のアーチが十分に形成されないと起こります。
しかし、多くの場合、歩行を重ねるごとに靭帯の弛緩性も解消されて、自然と治っていきます。
〈成人期〉
足のアーチを作る靭帯や腱が、加齢による変性や長時間の立位・歩行、無理な運動などによって傷つき、足のアーチが維持できなくなることが原因で起こります。
これを静力学的偏平足といい、多くの場合、内側のくるぶしの下を通っている後脛骨筋という筋肉の腱が加齢による変形や体重負荷によって断裂し、足部のアーチが低下するといった症状が見られます。
このような成人期の偏平足は、中年以降の女性や肥満体型の方に多く発症します。
◆偏平足に対する整体施術
整体院東葉コンディショニングでは、偏平足などの足の症状に対して、足部、下肢アライメント調整を重視して整体施術を行います。
足のアーチが崩れるなどの足部のアライメント不良は、立方骨と踵骨前部の歪みを中心に調整していくことで、足部のアライメントを効率よく改善させます。
そのため、足のアーチを正しい位置に戻すことで、足の骨格バランスを最適にし、「安定性」、「運動性」、「吸収性」を実現させることができるのです。
同時に、全身のバランスを整え、足部や下肢に掛かる負担を減らすようにしていきます。
さらに、当院オリジナルの「センターラインインソール」を使ってもらうことで、より整体施術効果を高め、早期回復に繋げています。
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偏平足が原因で起こる症状「外反母趾」の整体施術ついては、こちらでご覧になれます。
◆偏平足改善!整体ストレッチ
偏平足をそのままにしていると、足の疲労がたまりやすい状態が続いてしまいます。
今は痛みがなかったとしても、毎日ケアを行うことで、痛みや歪みの症状を予防・改善させることができます。
ご自分で簡単にできる整体ストレッチをご紹介しますので、是非やってみてください。
立方骨持ち上げエクササイズ
〈効果〉
・偏平足の矯正
・足裏アーチの矯正
・足の疲労緩和
楔状骨内方エクササイズ
〈効果〉
・偏平足の矯正
・外反母趾の矯正
・足の疲労緩和
足趾伸展ストレッチ
〈効果〉
・外反母趾や内反小趾の矯正
・歩行姿勢の改善
◆まとめ
偏平足は、放っておくと足裏やかかとの痛みや変形を引き起こすだけでなく、下肢を歪ませ、膝痛や腰痛にも繋がります。
偏平足による痛み出さないためにも、紹介したストレッチを行って予防・改善に努めてください。
偏平足をはじめ、足の痛みなどでお悩みの方は、是非整体院東葉コンディショニングにご相談ください。