関節リウマチは整体で痛みが改善する?

 

「関節リウマチ」という病名を聞いたことのある方は多いと思いますが、関節リウマチがどのような病気かわかる人は少ないのではないでしょうか。

 

発症してしまうと、日常生活にも支障をきたし兼ねない関節リウマチ。

 

今回は、関節リウマチとはどのようなものなのか、原因は何なのか、予防法にはどのようなことがあるのかなど、関節リウマチでお困りの方に役立つ情報をご紹介します。

 

関節リウマチの症状で悩んでいる方、疑いのある方はぜひご一読ください。きっとお役に立てると思います。

 

【目的】

 

 

◆関節リウマチとは

リウマチとは、関節に炎症を起こし破壊してしまう原因不明の疾病です。

 

全身の炎症性疾患ですが、主に手、足などの全身の関節や背中などに痛みや腫れの症状が出ます。四十肩のような関節炎もリウマチの一種と言われています。

 

症状が進行すると、やがては関節自体を破壊してしまい、関節の運動機能障害を引き起こす疾患です。

 

関節リウマチには、いくつか特徴があります。

1つ目の特徴は関節リウマチにはなりやすい関節と、なりにくい関節があることです。

 

関節リウマチとは、関節に起きる炎症が原因です。つまり、関節リウマチを起こしやすい関節=炎症を起こしやすい関節ということです。

 

炎症を起こしやすい関節は、以下の4つで、この部分に関節リウマチが起こりや水のです。

 

・肘関節・手関節(手首)

・手の指の関節(第2、第3関節)

・足の指の関節

 

2つ目の特徴は関節リウマチの症状は左右均等に発症しやすいということです。

症状の初期段階では関節の軽い痛み程度ですが、それが左右で同じ関節に出ているのであれば、関節リウマチを疑った方が良いでしょう。

 

これらの特徴に少しでも心当たりがある場合や、これから紹介する関節リウマチの初期段階での体に出る不調など、少しでもこれって関節リウマチかも?と思った方は、まずは下記の関節リウマチセルフチェックをやってみてください。

関節リウマチに対する東葉コンディショニングの整体施術は、コチラをご覧ください。

 

 

◆関節リウマチの初期症状を見逃さないセルフチェック

関節リウマチには、初期症状があり、その体のサインを見逃さなければ早期発見や早期治療に繋げることができます。

初期症状の特徴として

 

・手の指がむくんで、指輪がはずれにくい。

 

・起床時、関節がこわばっていて動かしにくい感じがする。

 

・手の指の真ん中の関節が腫れている。

 

・関節の腫れが、さわるとやわらかい。

 

・手首や肘が痛くて力が入らない。

 

・重いものが持てない。

 

・足の親指が外反母趾になって痛む。

 

・長時間座っていると足の関節がこわばってしまう。

といったものが挙げられます。

 

関節のこわばりや体重の減少以外は、体調を崩し風邪をひいた時のような症状にも似ているので、注意が必要です。

 

また、手首や指の関節にこわばりを感じるとありますが、これも関節リウマチの特徴の一つであり、そこから肘や膝、肩など、こわばりの出る部分が大きな関節に広がってくることもあります。そういった一つ一つの体のサインを見逃さないことが早期発見のポイントになります。

 

関節リウマチの原因とは

関節リウマチのはっきりした原因は、明らかになっていないのが現状です。

しかし、関節リウマチの発症者に共通して見られ、有力な原因となっているのが体の免疫に異常があるということです。

 

体が持つ免疫とは、外部から体に異物が入ってきたときに、その異物を攻撃する抗体ができ、撃退する防御システムのことです。

 

本来、異物を攻撃する抗体は、異物が無くなればそれと同時に消えるのですが、免疫に異常が起きると、異物が無くなっても抗体が存在し続けてしまい、その抗体が自分自身の体にも攻撃してしまうのです。

 

そういった異常は、炎症を起こした部位で多く見られるのです。

関節リウマチのように抗体が自分の身体も攻撃してしまうことを「自己免疫疾患」といいます。

 

 

遺伝や性別によっても関節リウマチにかかる割合も変化すると言われています。

男性よりも女性に多く見られるのは、出産に向けた高度な免疫コントロールなどが関係していると言われています。

 

◆関節リウマチの一般的な治療法

ここで、関節リウマチの一般的な治療法について説明します。

関節リウマチの一般的な治療法には

 

・薬物治療

・リハビリテーション治療

・手術

 

があります。

それでは、1つ1つ細かく見ていきましょう。

 

【薬物治療】

関節リウマチに対する薬物治療には「抗リウマチ薬」「非ステロイド抗炎症薬」「ステロイド薬」が用いられます。

まず初めに処方されるのが抗リウマチ薬であることが多くあります。

 

抗リウマチ薬は、関節リウマチの炎症を抑えることにより、関節の負担を軽減させ痛みを落ち着かせるものです。

抗リウマチ薬でも痛みや腫れ、こわばりなどが残る場合に非ステロイド抗炎症薬が処方されます。

 

それでも症状が残った時に、ステロイド薬が使用されます。

 

基本的に、薬物治療は段階を踏んで行いますが、その方の進行度合いや体の状態によって、適切な薬で治療を行うことが一般的です。

 

【リハビリテーション治療】

薬物治療によって関節リウマチの痛みが取れたからと言って、放っておいてはいけません。

関節を動かさなければ、関節がこわばり固まってしまう恐れがあります。

 

リハビリテーション治療では、関節リウマチによりこわばった関節を動かすことで、その後のこわばりや腫れ、痛みの再発を予防することが期待できるのです。

 

 

【手術】

薬物治療、リハビリテーション治療でも関節の痛みや腫れ、こわばりなどがとれない場合、歩行困難など日常生活に支障が出ている場合には、手術を行うこともあります。

 

 

 

◆整体院東葉コンディショニングの関節リウマチに対する施術の考え方

関節リウマチの原因として共通するのが、免疫の異常ということを説明してきました。

このことから、関節リウマチの症状を抑えるには単純に考えると、異常を起こした免疫を正常化し、こわばり動きの硬くなった関節を動かすようにすれば、関節リウマチの症状は落ち着きます。

 

体の持つ免疫力を元の状態に戻すには、

・体の歪みや捻じれなど、骨格の歪みを整えることで、血液やリンパ液など体液の循環を正常化すること。

 

・免疫異常で交感神経優位になった身体を、副交感神経優位に変え、リラックスさせてあげること。

が、有効と考えています。

 

 

 

 

関節リウマチに関わらず、骨格が歪むと各関節や筋肉が正しい位置で動かなくなってきます。そして、緊張した筋肉が血流を悪くし、体の循環機能を妨げる事で痛みや筋肉のコリのような症状が発症します。

 

他にも、内臓の不調や自律神経の乱れなどを引き起こすこともあるのです。

 

東葉コンディショニングでは、骨格の歪みを整えることで体液の循環を改善し、本来の体がもつ自然治癒力を最大限発揮させるようにしていきます。

 

また、関節リウマチにより関節に痛みが出てくると、痛みを出さないようにその関節を動かさなくしてしまいます。
そうすると、その関節のこわばりがより強くなり、より関節が硬くなってしまいます。

 

関節が硬くなると、体は緊張状態が続いてしまうため、余計に痛みが強くなってしまうのです。

 

体の緊張状態が続いてしまうと、いつも交感神経優位の状態が続くため、副交感神経の働きが弱くなり、体を回復しにくい状態にしてしまうのです。

 

東葉コンディショニングの整体施術では、関節リウマチにより痛みや腫れが出ている関節だけではなく、その方の生活背景や日常での体の使い方のクセからくる体の歪み方を理解し、骨格全体の歪みの調整、関節のずれや可動制限のかかった関節の調整を行うことにより、各機能が正常に働くように調整していきます。

 

脳にやさしい刺激を与え、体を安心させることでリラックスし、副交感神経の働きを促すことのできる、整体院東葉コンディショニング独自の整体療法QPR法により、体の緊張状態をとり、関節リウマチの症状の出ている関節の調整や、自律神経の働きを整えるために重要な頸椎の調整なども行うことで、症状を回復に導いていきます。

 

また、関節リウマチの治療の考え方としては、関節リウマチそのものを治すというよりかは、関節リウマチによる関節の痛みや腫れ、こわばりが無い状態を維持していく事になります。

 

すなわち、一度痛みや腫れが治まり、こわばりも取れたからと言って油断するのではなく、その状態をキープするために、定期的に治療を続けることが重要になります。

 

 

◆整体院東葉コンディショニングの関節リウマチに対する施術法

では、整体院東葉コンディショニングでは、関節リウマチに対して具体的にどのような施術を行っていくのかを説明します。

 

 

うつぶせになり膝を曲げ、両手を広げて胸を床につけます。顔はアゴをつけ、まっすぐか膝を曲げている方を向き、曲げた状態で寝てもらいます。

 

この状態で骨盤をゆっくり揺らすように動かすことで歪んでしまった骨盤の位置を整えていきます。逆方向も同じように調整していく事で、骨盤全体のバランスを整えていきます。

 

 

 

 

骨盤と背骨のカーブを整えた後に、椎骨一つ一つの調整を行います。

 

背骨は椎骨という骨が24個連なって形成されており、その一つ一つの椎骨の間から、全身に向ける神経が通っています。したがって、体の免疫を正常化するうえで、背骨の状態を整えることは重要なポイントになるのです。

 

全身のバランスが整った状態で背骨の調整を行うことで、その効果をより引き出すことができます。

 

 

あおむけで頸椎専用に当院が独自に開発した「センターラインピロー」を使って施術します。
首に軽く触れて、ゆっくりと優しく揺らしていきます。こうすることで頸部周辺の筋肉の緊張を緩和し、頸椎の歪みを調整していきます。

 

 

「関節リウマチにより動きの硬くなった関節の調整」

 

ここで初めて動きの硬くなった関節の調整を行います。

関節を無理に動かすのではなく、徐々にその方の可動を広げていくように行います。

 

手の指先から頭まで揺れが伝わるように動かしてあげることで、緊張を緩和しこわばりを取り除くことができます。

 

 

 

 

 

◆関節リウマチの症例を紹介

日常生活にも支障をきたしていた関節リウマチによる足の指先から膝の痛みが解消!!

40代 女性 中央区

 

関節リウマチにより歩行も困難になるほど、足の指先から膝関節までの痛みや腫れ、こわばりが出ていたFさん。

病院では手術を勧められていましたが、複数の飲み薬で8年間しのいでいる状態でした。

 

Fさんに話を聞くと、ほんの少し関節を動かすだけで強い痛みが出てしまうので、家ではほとんど体を動かさないようになってしまっているとのことでした。

 

体の状態を診ると、痛みが強いせいか、関節リウマチにより痛みや腫れの出ている足の指先や膝関節だけでなく、全身が緊張していました。

この状態では、

痛みが強い→動かさなくなる→関節の硬さ、緊張が増す→痛みがより強くなる

といった悪循環になってしまいます。

 

Fさんの整体施術は、まずは全身の骨格バランスを整えながら、やさしい刺激で筋肉の緊張を緩和させ、体をリラックスさせるところから始めました。

 

4回目の整体施術以降、全くと言ってよいほど動かすことができなかった足の指の関節や膝関節が数ミリ単位ではあるものの、少しずつ動かせるようになり、痛みも軽減されてきました。

 

その後定期的に来院を続け、10回目の整体施術を受け終わるころには、強い痛みに悩まされずに歩けるようになり、関節の腫れやこわばりも落ち着いてきました。

 

Fさんは「もう手術しかないと半分諦めていたけれど、通院して良かったです」と喜んでいました。

 

初めの頃は、ほぼ毎日のように通院されていましたが、現在は月に1回のペースで来院され、以前のような関節の強い痛みに悩まされることなく元気に過ごされています。

 

※症状の回復には個人差があります。

 

 

 

歩行時や物をつかむときなどの関節リウマチの痛みが解消!!

50代 女性 千代田区

 

日常生活に支障が出るほどでは無いものの、歩いていたり何か物をつかもうとしたときなどに、膝や手の指に軽い痛みや違和感を感じるというOさん。

病院で検査したところ、全身にリウマチの症状が出ていると診断されたとのことでした。

 

Oさんの整体施術では、全身の骨格調整を行いながら、膝関節手の指の関節の調整を主に行いました。

来院当初は、関節リウマチにより痛みが出ている関節に直接触れて調整することはできませんでしたが、数回の整体施術で関節調整を行えるようになりました。

 

早い段階から整体施術の効果が表れ、施術直後から数時間は歩いていても、物をつかんでも関節に痛みや違和感がなく過ごせる状態に回復してきました。

 

初めのうちは、整体施術後1~2時間ほどで痛みが戻ってしまう状態でしたが、整体施術を繰り返すうちに、痛みが無い状態が半日、翌日まで、数日間と長くなっていきました。

 

Oさんは、関節リウマチの検査を定期的に行っているのですが、数値も以前より正常な状態に近づいてきたと喜んでいました。

 

現在は、2~3週間に1回ほどのペースで来院しながら、痛みやこわばりに悩むことなく過ごされています。

 

※症状の回復には個人差があります。

 

 

いかがでしたでしょうか。

関節リウマチにより、関節の痛みやこわばりが出ると「もう治らないのでは・・・。」と心配になる方も少なくないと思います。

 

しかし、その原因を理解し、体が本来もつ自然治癒力を発揮しやすい状態にすることで、関節リウマチの症状を落ち着かせることができます。

 

関節リウマチで悩んでいる方、少しでも心当たりがあり早めに予防したい方、お気軽に整体院東葉コンディショニングまでご相談ください。

 

 

Writer

小橋 悟

【資格】
・ 脳と身体の整体療法「QPR法上級認定」
・ ブレイン&ボディバランス研究所  会員
・ NPO法人日本心理カウンセラー協会 会員

子供の頃から母親のカラダの不調を見ていて、 施術家の道を志す。
現在は、月間約400回の施術をしながら、八千代院の院長を務めている。

ここまで磨き上げてきた施術技術・知識に加え、優しい人柄で、来院者さんからの信頼も厚い。
当社が開催するトップランナー整体実践塾やQPR法ベーシック講座、センターラインインソール資格取得セミナーなど、同業の治療家に対しての技術講師も担当している。

その功績を認められ書籍「腰痛解消!神の手を持つ12人 令和元年版」の1人に選ばれる。

   
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