妊婦さんは、ホルモンバランスや体型の変化によって、様々な不調を感じるようになります。
その中でも肩こりは、妊娠前からあった方なら尚更に、また、今までなかった方も感じるようになる、という話は珍しくありません。
妊婦さんの不調としては、腰痛や頭痛、股関節痛など他にもありますが、今回は肩こりにフォーカスしてご紹介します。
【目次】
◆肩こりの原因は姿勢にあり!
肩こりでお悩みの方のほとんどが、下の写真のように猫背で頭が前に倒れた姿勢をしています。
この姿勢は、パソコンやスマホ、ゲームなど、下を向いて作業する方に多くみられます。
うつむく時間が長いために頭が前に出てしまい、それを支える首の後ろから肩甲骨、背中の筋肉にかけてまで、大きな負担がかかってしまいます。
更に、妊婦さんは赤ちゃんの成長と共にお腹が大きくなっていき、体の前側の重さが増していきます。
すると、お腹を支えるために反り腰姿勢になり、肩から背中にかけての筋肉が緊張して姿勢を保持するようになるのです。
肩こりと姿勢についての詳しくはコチラ↓
https://toyoconditioning.com/blog/youtsu-katakori-seitai/
また、妊婦さんがよくする座り姿勢がこちらです。
大きなお腹が苦しく、イスやソファに浅く腰をかけて、背もたれに寄りかかってしまいます。
肩こりとは関係ないように見えますが、実はこのような立位・座位などの普段からの姿勢の崩れが、妊娠した際の肩こりの原因になるのです。
慣れない大きなお腹を抱えて、ついラクな姿勢をしてしまいがちですが、崩れた姿勢では逆に肩こりを引き起こし、つらくなってしまうのですね。
妊娠中でも受けられる東葉コンディショニングの施術はこちらから。
◆妊婦さんの肩こりはホルモンバランスの影響?
妊婦さんは姿勢だけでなく、体内のホルモンバランスの変化によって肩こりを引き起こす場合があります。
ホルモンとは、血流を通して脳の命令を各組織・器官に伝達する、いわば脳のメッセンジャーの役割を担っています。
妊婦さん特有のつわりや気分の浮き沈み、出産のために骨盤回りの靭帯を緩めるのも、ホルモンの働きによるものです。
赤ちゃんの成長だけでなく、出産、授乳など、妊婦さんの体はママとして準備が始まり変化していくのです。
出産に必要な様々な変化をもたらすホルモンですが、この「変化」は、自律神経の乱れを引き起こしやすくするのです。
自律神経は、身体を変化させるホルモンとは反対に、体温調整や血圧、血流など、身体の状態を一定に保つようにコントロールする働きをしています。
ところが、ホルモンによりこの「保つ」働きが乱されると、血行不良などが起こり、肩こりに繋がるのです。
また、妊娠中期頃を過ぎてお腹が大きくなると、こうしたホルモンバランスの変化に加え、今までより運動量が少なくなりがちです。さらに、大きくなったお腹を支える姿勢も悪くなってしまいます。
運動不足によって血行不良を招き、姿勢も悪くなるなど、肩こりになる原因がいくつも隠れているため、妊婦さんは肩こりが起きやすいのです。
そのほか、良質な睡眠をとることが難しくなり、疲れがとれにくくなることも挙げられます。
妊婦さんは、特に姿勢に気を付け、適度な運動と睡眠を取るように心掛けることが、肩こりの予防・解消に繋がるのですね。
◆妊婦さんも安心して受けられる施術とは
整体院東葉コンディショニングでは、妊婦さんの肩こりの原因である体の歪みを整え、筋肉の負担を減らすように整体施術を行います。
当院の施術方法である「QPR法」の特徴は「やさしい」ことです。
詳しくはコチラ↓
仰向けが苦しい、お腹が大きくて一定の姿勢しか取れない、などの不安があっても大丈夫。写真のように、ストレスなく楽な姿勢で施術を受けられるように、出産・子育ての経験を持つ女性スタッフがご相談に応じます。
妊婦さんの施術風景
◆妊婦さんでもできる肩こり改善ストレッチ
妊娠中はなかなか思うように動けないため、座りっぱなしになることが多くなります。
長時間同じ姿勢でいることも血行不良の原因になるため、妊婦さんでもできる簡単なストレッチをご紹介します。
ぜひ今日からやってみましょう。
シムス位エクササイズ
<効果>
・背骨の土台になる骨盤を整える
・首、肩こりの緩和
・猫背の矯正
※これは、妊婦さんにもできるうつぶせ姿勢です。この姿勢が苦しい、怖いという場合は他のストレッチを行いましょう。
シムス位エクササイズ動画
胸郭回旋ストレッチ
〈効果〉
・背中や肩こりの緩和
・猫背や巻き肩の矯正
胸郭回旋ストレッチ動画
首ゆらゆらストレッチ
〈効果〉
・頸椎に正しい弯曲を作る
・首、肩こりの緩和
・猫背の矯正
首ゆらゆらストレッチ動画
整体院東葉コンディショニングでは、寝るだけで姿勢が良くなる「センターラインピロー」という整体枕を取り扱っています。
バスタオルでもストレッチできますが、整体枕を使っていただく方がよりストレッチ効果を得られます。
詳しくはコチラ↓
妊娠中は身体がデリケートな状態です。ストレッチは決して無理をせず、心配がある場合は主治医に確認をしてください。
◆まとめ
妊娠中の肩こりは仕方がないと思われがちですが、普段の姿勢に気を付けたり、ストレッチをするだけでも改善されます。
出産後は、赤ちゃんを抱っこすることが増えますから、今以上に肩こりを感じやすくなる可能性があります。
肩こりの症状が悪化すると、首・肩の痛みや頭痛が起きる場合も多く、これから始まる子育てに支障が出てしまうこともあります。
詳しくはコチラ↓
妊娠中も出産後も、お子さんとご家族と健康的な毎日を送れるように、体のケアをしていきましょう。
整体院東葉コンディショニングでは、お子様連れでも整体施術を受けることができます。
ご予約の際はお子さんとご一緒にいらっしゃることをお伝えください。
肩こりでお悩みでしたら、我慢せずにぜひご相談ください。