原因不明の腰痛解消法(人気整体院推奨ストレッチ動画付き)

 

人が一生のうちに一度は経験すると言われる腰痛。悩まされる人は多く、若者から中高年まで男女を問いません。

 

病院で検査をしても80%以上は痛みの原因がはっきり特定できないといわれており、中でも特に原因が見つかりにくいのが慢性腰痛です。

 

慢性腰痛には骨格筋な原因だけでなく、精神的ストレスも深く関わっていることが最近分かってきました。

 

 

慢性的な腰痛でお悩みの方の多くは「腰痛とうまく付き合っていくしかない…」「痛み止めでごまかしながらなんとか…」と考えているようです。

 

慢性的な腰痛がきっかけで、重大な症状が発見されることもあります。正しい対処を早期にとることで症状の悪化を防ぐことができますよ。

 

【目次】

 

 

◆腰痛の8割が原因不明って本当?

「腰が痛くて整形外科に行ったら、原因不明と診断された……」という話を聞いたことはありませんか?

 

腰痛になった時に最初に行くのが整形外科だと思いますが、そこで原因が分からないことなんて本当にあるのでしょうか?

 

患者側としては、原因がわかれば対処の方法があると思うのが当然ですよね。

しかし、なんと腰痛の85%が原因不明というのが現実です。

 

「最新のMRIやCTを使っても、原因が分からないってどういうこと?」と疑問に思う方もいるかもしれません。

 

人のカラダは複雑ですので、一般的な症状や疾患の多くは現代医学では正体を把握出来ていないのが実情です。

 

腰痛はその代表的なもので、根本的なメカニズムをつかもうと世界中で色々な研究が行われているところなのです。

 

 

では、お医者さんはどういった腰痛を「原因不明」としているのでしょうか。

 

これには、日本の整形外科の先生が拠り所とする「腰痛ガイドライン2012」というものが関係しています。

 

ガイドラインによると、腰痛は2つのカテゴリーに分かれています。

 

椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、腰椎分離すべり症、腰椎変性すべり症のように、レントゲン検査やMRI検査、血液検査などによって、腰痛の原因を突き止める事が可能なものが「特異的腰痛」各種検査機器で調べてもその腰痛の原因が分からないものが「非特異的腰痛」と呼ばれています。

 

そして、驚くことに特異的腰痛は全体の僅か15%に過ぎないのです。

 

診断は問診(話しを聞く)だけでなく、諸々の検査結果を参考にしたうえで下されますが、実はレントゲンやMRI、CTなどの検査機が使われない事も少なくありません。

 

機器を使った検査はカラダへの負担もお金もかかるため、ガイドラインでも、医者が特に必要と感じられない時は、こうした検査は行わなくてよいとされているのです。

そのため確定診断ができない場合が生じ、

 

その結果が8割の腰痛が原因不明ということになるのです。

 

 

◆腰痛の原因と分類

腰痛の原因はさまざまですが、特定できるものは前述した通りわずか15%程度です。
残りの約85%は、レントゲンなどの検査をしても原因がはっきり特定できないといわれています。

 

特に慢性的な腰痛ではメンタル的な不調が影響している場合も多く、身体の歪みや生活習慣、普段の姿勢だけでなく、ストレス、不安、不眠なども関係しているのです。

 

たとえば、痛みのことばかり考えていたり、腰痛によって身体を動かさないでいるとそれが精神的ストレスとなります。

 

精神的ストレスが続くと、痛みを抑制する脳のシステムが機能しなくなって神経が過敏になり、さらに腰痛を感じるようになります。すると、ますます身体を動かさなくなっていく……。

こうした悪循環を繰り返す腰痛には、市販の湿布薬や痛み止めだけでは効果が得られにくいため、医療機関に相談し、適切に対処することが必要です。

 

 

◆腰痛が治りにくい原因とは?

・腰は体の中で特に負担がかかりやすい部位!

歩く、座る、立つ、起き上がるなど、私たちは日常生活の中で腰をフル活用して生活しています。文字通り体の”要(かなめ)”である腰の痛みに悩まされる人が多いのは、人類は二足歩行をし、立って生活をするからです。

 

人間の背骨は、頭部の重さや動作時の衝撃を吸収・分散させるために、S字状をしています。

 

しかし、パソコンやスマートフォンを扱う時の姿勢をはじめ、日常的にうつむいたり前かがみの姿勢になることが多いと、せっかくのS字形状を崩してしまいます。

 

更に前かがみなどの中腰の姿勢にかかる圧力は、立っている時の実に3~4倍にもなるのです。

 

特に腰の筋肉は加齢や運動不足により衰えやすいため、筋力不足によりカラダの重さを支えきれず痛みに繋がるケースも少なくありません。

 

また、骨格筋以外の腰痛の原因としては内臓疾患も考えられます。上半身に密集している内臓は、姿勢の悪さからの圧迫や病気による腫れなどから痛みが出ることもあるのです。

 

・心の状態と痛みは密接に関係

しかし、実際にはそれだけでは説明できない腰痛もたくさんあります。例えば、原因がはっきりしている椎間板ヘルニアでも、痛みが強い人とそうでない人がいます。

 

さまざまな痛みの現れ方は、ストレスなど心の問題が深くかかわっているケースも多いのです。

 

さらに近年解明されてきたのが、痛みをコントロールする「ドーパミンシステム」という脳のメカニズムです。これは、痛みを抑制する脳内物質「ドーパミン」が大量分泌されることで感じる痛みを軽減させながら身を守るという、もともと脳に備わっている機能です。

 

しかし、日常的にストレスを受け続けていると脳内物質のバランスが崩れ、このシステムが働かなくなります。

 

するとドーパミンの分泌が減り、痛みを抑えられなくなるのです。その上、抑えきれない痛みがストレスとなってドーパミンの分泌がさらに少なくなるという、痛みの慢性化の悪循環が発生してしまいます。

 

 

 

 

◆一般的な腰痛の治療法

1.治療法の分類

腰痛に対して病院などの医療機関で採られる治療法は大きく2に分類されます。

 

1つ目は「保存的療法」と呼ばれるもので、組織や臓器そのものや、それらの機能を”保存”する治療法です。

 

体を切開したり穴を開けるなどの外科的処置を行わずに、治療を進める方法であり、単純に手術以外の方法と考えて良いでしょう。

 

2つ目は、患部を切開して様々な処置を施す外科的療法(手術療法)です。

 

 

2.治療の流れ

手術でなければ治療できないような重症のケースを除き、初めは症状に応じた保存的療法をいくつか組合せて治療を進めます。

 

一定期間治療を行っても症状が改善されない場合は、手術も検討するというのが一般的な流れです。

 

単純に症状の重さだけでなく、患者自身が症状をどのくらい負担に感じているか、またどのような治療を望んでいるのかも重要です。

 

こうした要因を考慮した上で、適切が治療法を総合的に判断します。

 

3.保存的療法

 

体を切開するなどの外科的処置を行わずに治療を進める「保存的療法」には、様々な種類があります。主な治療法とその概要については、以下の通りです。

 

(1)薬物療法

痛みをコントロールするための薬物を服用する治療法です。炎症が激しく痛みが強かったり、安静にしていても痛みがとれない場合に、これらを和らげたり解消したりする目的で行われます。

 

<使用される主な薬剤>

  • ○消炎鎮痛剤(痛み止め薬)

消炎鎮痛剤は最も使用され、炎症を鎮めて痛みを和らげます。通常は副作用の少ない非ステロイド性抗炎症薬が使われますが、症状の重いケースでは、鎮痛効果は大きいが副作用も大きいステロイド薬が使われます。

 

 

  • ○筋弛緩剤

筋肉の緊張を和らげるものとして、抗うつ薬、抗てんかん薬、精神安定剤などがあります。また、ストレスなど精神的な要因からくる腰痛には、血流改善薬、漢方薬、ビタミン剤などが効果的です。

 

特に痛みが激しい場合は、神経に直接麻酔薬や鎮痛薬を注射し、神経の経路を一時的に遮断して痛みを感じなくする「神経ブロック療法」が採られることもあります。

 

薬の形態は、直接患部に貼ったり塗ったりするタイプの「外用薬」、口や肛門から服用する「内用薬(内服薬)・座薬」、患部に直接注入する「薬物注射」があります。

 

(2)運動療法

適度な運動により、腰まわりの筋肉、骨、軟骨、靭帯などの組織を強化させ、機能の向上や組織の老化を遅らせたり、ストレス解消することで腰痛の改善を図ります。

 

運動の主な内容は、腰痛体操や柔軟体操、骨や筋肉を強化する筋力トレーニング、体力の向上や肥満の解消にも役立つ全身運動(ウォーキングなど)があります。痛みが激しい時は、腰を動かさずに安静にしていることが原則です。

 

しかし、ある程度痛みが和らぎ動けるようになってきたら、無理のない範囲で積極的に体を動かしたほうが、安静にするよりも治りが早いことが分かっています。安静にしすぎると回復を遅らせ、かえって状態を悪くしてしまうこともあります。

 

(3)温熱療法

腰を温めることで、血液の流れ(血行)を促進する治療法です。

 

血行が良くなると、炎症や痛みの元となる化学物質や疲労物質が流れ出ていきやすくなり、痛みが和らいだり、回復が早まります。また、筋肉が柔らかくなり関節の動きも良くなるため、腰にかかる負荷や衝撃を吸収・分散する働きが強まります。

 

体の動きが良くなることでケガもしにくくなります。医療機関では、ホットパックや電気・超音波を使った専用機器を使用しますが、入浴、カイロ、腹巻き、サポーターなどを利用することで、家庭でも手軽に患部を温めることができます。

 

(4)装具療法

腰の保護、固定、動きの安定を目的とした器具「装具(そうぐ)」を腰まわりに取り付けることで、腰の負担や痛みを軽減する治療法です。

 

腰の装具には、コルセットや腰用サポーターなどがあります。コルセットの効果としては、外部からの衝撃を和らげ腰の筋肉や骨を保護する、腰を適度に固定して痛みにつながる不適切な動きや姿勢を制限することができます。

 

装具の使用は腰の筋肉や靭帯の働きをサポートし、体を支えてくれますが、楽だからと頼り過ぎて長期間使い続けると、こうした組織が細く弱くなってしまいます。そのため腰を支える力が弱くなり、装具なしだとかえって痛みが悪化する場合もあります。

 

6ヶ月程度の装着では大きな影響はないとも言われていますが、装具への依存心を強めすぎないためにも、ある程度痛みが和らいできたら装具は外し、筋肉を鍛える運動療法などの治療法に移行していきましょう。

 

コルセット治療はぎっくり腰やヘルニアなどで「急で激しい痛み」が見られる腰痛の急性期のみに行うことがよいとされています。

 

(5)牽引療法(けんいんりょうほう)

専用の装置を使って腰を上下にひっぱり、腰椎(腰部の背骨)の骨の間隔を広げる治療法です。

 

期待される主な効果は、椎間関節を広げて関節の動きを良くする、椎間板への圧力を減らす、筋肉や靭帯の緊張をほぐし、血流を良くする、背骨のゆがみを矯正するなどです。

 

主に、腰椎の圧迫を軽減させる効果が期待されます。例えば椎間板ヘルニアでは、椎間板が圧迫されて中身が飛び出て神経を刺激しますが、圧迫が弱まれば症状が軽くなることがあります。

 

何かにぶら下がって腰を伸ばすと腰が気持ちよく感じるように、牽引療法を行うと気分が良くなることも多いです。

 

しかし、牽引療法が腰痛の治療に有効であるという科学的根拠は不足しており、その効果はいまだ実証されていないのが現状です。

 

イギリスの「急性腰痛治療ガイドライン」では、急性腰痛に牽引療法は効果がないと紹介されていますし、患者の状態によっては症状を悪化させる恐れがあるという指摘もあるなど、牽引療法を適応する際には患者の症状をよく見極める必要があります。

 

(6)電気療法

腰に電流を流し、電気刺激による様々な治療効果を得る方法です。

 

体内にペースメーカーや金属が入っている人には使えません。腰に電極をはりつけ、低周波、高周波などの微弱な電流を流し(経皮的電気神経刺激)、その刺激によって筋肉が軽く収縮し、痛みを軽減させたり筋肉を鍛える効果があるとされています。

 

また、痛みを伝える神経の流れを遮断したり、痛みを和らげる体内物質の放出を促進させる働きもあると見られますが、電気療法による腰痛への治療効果については、十分な科学的根拠はありません。

 

(7)レーザー療法

患部に弱いレーザー光線を当てて、痛みを軽減させたり回復を早める治療法です。

 

レーザーによって、

「神経の活動や免疫活動(ウイルスなどの外的に対する防御反応)が活発になる」

 

「血管が拡張して血行がよくなる」

 

「毛細血管がたくさん作られる」

といった効果が得られ、痛みが和らぐと考えられていますが、詳しい仕組みは明らかになっていません。

 

4.外科的療法(手術療法)

腰痛の治療の基本は、これまで紹介したような「保存的療法」です。一定期間は保存療法を行い、症状が改善するかどうか様子を見ます。しかし以下のようなケースにおいては手術による治療も検討されます。

 

☛手術を行うケース

手術は、

 

・保存的療法を一定期間行なっても症状が改善しない、または悪化している。

 

・腰痛やそれに伴う症状によって、日常生活に支障が出ている。

 

・激しい腰痛の継続、足の強いしびれ、マヒ、筋力の著しい低下、排尿・排便障害など、すぐに治療を行わないと障害や後遺症が残ってしまう。

 

・骨の悪性腫瘍(がん)や一部の内蔵の病気など、生命に関わる病気が発症している。

 

などの場合に行われる外科的なアプローチ法です。

 

ひと昔前までは、手術といえばメスで患部を大きく切除するような大がかりなものが主でしたが、現在では内視鏡を使った体への負担が少ない手術や、手術以外の治療法も併用した効率的な方法が考案され、同じ症状に対する手術法の選択肢が増えてきました。

 

各手術法には長所と短所があり、どの方法を実施するかは、腰の状態、患者の体力や年齢、本人の希望、普段の生活環境などを考慮して決定します。

 

 

◆東葉コンディショニングの腰痛回復理論

東葉コンディショニングには、「病院で手術を勧められたが、不安で踏み切れない。手術ではない方法を試してみたい」といった方や「何ヶ月も病院で保存治療をしているが、あまり効果を感じない。他の治療も試してみたい」、「色々な治療院に行ったがなかなか治らない、なんとかして欲しい」という方が来院され、症状改善へと至っている方が大勢いらっしゃいます。

 

ではなぜ、病院の治療ではなく東葉コンディショニングの整体法「QPR法(クイック・ペイン・リリース法)」を受けて多くの腰痛の方が改善するのでしょうか?

 

ここで、「腰痛解消!神の手を持つ 16人」に掲載された東葉コンディショニングの腰痛に対する考え方と、施術方法をご紹介します。

東葉コンディショニングでは、

 

・日常生活での姿勢不良、カラダのゆがみによる腰部への過剰な負荷
・スポーツなどによる過剰な腰部への負担
・不規則な生活習慣による自律神経の乱れ
・悪しき食習慣による内臓疲労 ・心理的ストレス

などで、一部分の関節に多くの負荷が掛かったり、筋肉の過緊張状態が血液・リンパ液などの体液の循環悪化を招き、カラダに疲労が蓄積することで腰痛が発症すると考えます。

 

そこで、腰痛を根本的に改善させていくために、まずカラダのゆがみを整えます。過度に負荷がかかっている関節や緊張状態の筋肉の状態を改善させることで、血液やリンパ液の循環を促進するのです。

 

同時に、生活習慣や心理的ストレスからの解放のための指導を行い、自律神経の正常化を図ります。そうすることで、自然治癒力が正常に働き始めカラダの各組織が修復され症状が改善されていきます。

カラダに蓄積する疲労よりも、カラダを回復させる自然治癒力の力が上回った時に、腰痛が再発しないカラダを手に入れられるのです。

 

 

◆腰痛ゴッドハンドの施術法

慢性腰痛の原因や東葉コンディショニングの施術理論について、お分かり頂けたでしょうか?
次に、腰痛ゴッドハンドの慢性腰痛を解消する、施術のポイントをご紹介します。

 

1.生理弯曲

背骨は、体重の10%といわれる頭の重さを支えています。成人の頭の重さは6~8kg = ボーリング玉の16ポンド(7.2kg) 。その頭の重さを支えているのが脊柱の生理弯曲と言われるS字カーブの構造です。

 

このS字カーブは動物の中では人間にだけあるもので、バネの役割をしており、衝撃を和らげたりバランスをとったりしています。

 

中でも重要なのが、腰椎と仙骨が接する部分に適度な角度がついていることです。

 

この角度によって、理論上体重の約3倍の重力が加わるはずの仙骨部分の力が吸収分散されるからこそ、人間は直立していられます。

 

しかし、生理的弯曲が崩れるとこの絶妙な角度を保つことができず、重力をうまく吸収分散できなくなってしまいます。

 

すると筋肉への過度な負担が疲労を溜め、疲労が溜まった筋肉が炎症を起こすと、腰痛や背中痛などの症状が出てしまいます。

 

これが長い間続くと骨や筋肉への負担が更に増し、椎間板ヘルニアなどの発症に繋がるのです。

 

軽度、重度を問わず、腰痛で来院される多くの方は生理弯曲が崩れているため、当院では腰痛を解消するために、生理弯曲を作るところから施術を開始します。

 

 

【生理弯曲の形成・骨盤、腰椎の動き改善】

慢性腰痛の方の特徴として、生理弯曲の消失、骨盤のゆがみ増大、腰椎の角度悪化、腰部周辺筋肉の硬化が見られます。

 

これらを解消していくために、カラダ全体のバランス調整をするとともに腰背部の筋肉の緊張を取り、生理弯曲の正常化、骨盤のゆがみ解消、腰椎の可動向上を図っていきます。

 

 <施術方法の一例>

  • 脊柱の生理弯曲の正常化

 

脊柱の生理弯曲の正常化を図るため、写真のように施術台に上半身の半分程度が乗るように四つん這いの姿勢になってもらいます。

 

四つ這いの姿勢をとることで内臓から骨盤に掛かる圧迫を一時的に緩和することができ、骨盤周りの調整や生理弯曲の形成が行いやすくなります。

 

この姿勢では、体の前側に重力が掛かるため、後弯していた腰部脊柱が徐々に前弯を取り戻し、元の自然なS字カーブが形成されていきます。

 

同時に、腰部周辺の緊張と骨盤全体の歪みが改善されていきます。また、四つ這いの姿勢の状態のまま足首を回転させることで、下肢の緊張を緩和させることも目的としています。

 

骨盤調整

 

うつぶせになり膝を曲げ、両手を広げて胸を床につけます。顔はアゴをつけ、まっすぐか膝を曲げている方向を向いた状態で寝てもらいます。

 

この状態で骨盤をゆっくり揺らすように動かすことで、歪んでしまった骨盤の位置を整えていきます。逆方向も同じように調整していく事で、骨盤全体のバランスを整えます。

 

 

腰椎可動調整

 

うつ伏せに寝てもらい、背骨の曲がり具合や歪みを確認します。首から腰まで縦に連なった背骨一つ一つの動きを確認し、緊張や圧迫で動きが悪くなっている箇所の可動調整を行います。

 

腰部筋肉へのアプローチ

 

仰向けの状態で、脊柱起立筋から股関節周辺・腹部を軽く触れながら、ゆりかごを揺らすようにゆっくり動かします。

 

可動範囲の限界まで、徐々に揺らしながら脊柱起立筋・仙腸関節・腸骨稜・股関節周辺の過緊張を深部から緩めていきます。

 

 

【仙腸関節の可動改善】

慢性腰痛を解消させていく上で、仙腸関節の可動改善は重要なポイントです。

 

骨盤は真ん中に位置する仙骨と両側に位置する腸骨とで構成されています。この仙骨と腸骨の間の関節を仙腸関節と呼びます。

 

関節の動きは0.5~2ミリ程のわずかですが、上半身からの荷重を支え、歩く、走る、座る動作などの時に使われる重要な部位です。

 

この関節の動きが悪くなると、腰痛を始め様々な疾患の原因になってきます。

 

当院では、腰痛の方に骨盤調整とともに仙腸関節の可動調整を重点的に行い、症状改善を図ります。

 

<施術方法の一例>

仙腸関節可動調整

 

うつ伏せのまま膝を曲げて、軽く内側に倒し仙骨に手の平を当て固定したまま息を吸ってもらいます。息を吐くタイミングで固定した仙骨を軽く揺らすことで、仙骨と腸骨のわずかな隙間の動きを出せるように調整していきます。

 

 

股関節可動調整

人の身体は、どこかの関節の動きが悪くなると他の関節でカバーするようにできています。

 

 

しかし、動きの悪くなった関節部分の働きをカバーするということは、負荷が増えるということです。

例として、症状が出やすい股関節と腰の関係を見てみましょう。

 

股関節は立つ・歩く・走る・座るなど多くの動作に関係し、可動範囲が大きい関節です。

 

筋肉の過緊張や血流の悪さから、本来は大きく動くはずの股関節の可動範囲が狭くなると、その分の体重を支えたり、動き出したりした時の負担が腰にかかるようになります。

 

また、前かがみのような動きをする時に股関節が曲がらなければ、代わりに腰を曲げて対応します。股関節が伸びなければ、腰を伸ばしてカラダを動かすのです。

 

このように、股関節の動きの悪さは腰の負担の増加に繋がってしまうため、股関節の可動改善を行います。

 

 

股関節に痛みが出ている場合、股関節周りの筋肉が過緊張を起こしていることがあります。うつ伏せの状態で、大腿部や股関節周辺に軽く触れながら筋肉を弛めていきます。

 

股関節筋肉へのアプローチ前面

 

仰向けになり内転筋・腸腰筋といった股関節周辺の筋肉の過緊張を深部から弛めていきます。

 

股関節モビライゼーション

 

長い間、股関節周辺の筋肉が固まっていた場合、股関節の滑り、転がりといった正常な関節運動ができなくなってしまいます。
屈曲可動域を改善させ、正常な関節運動ができるようにします。

 

◆慢性腰痛が半年で無痛になった症例

 

慢性腰痛も半年で無痛に!
20年来の慢性腰痛が良くなると思いますか?

 

上手く付き合っていくしかない・・と痛みがある生活が当たり前になっていませんか?

 

長い間腰痛でお困りだったR・Mさんは、腿にも痛みが出るようになりました。
腿の痛みをきっかけに20年来の慢性腰痛を解消した、八千代市在住のR・Mさんの喜びの声をご覧下さい。

 


※こちらは個人の感想です。あくまで結果には個人差があり、効果を保証するものではありません。

 

◆自分で簡単にできるゆがみ解消ストレッチ

腰椎椎間板ヘルニアの原因でもある、カラダのゆがみ解消を自分で簡単にできるストレッチの一部をご紹介します。

 

~注意点~

*痛みのない範囲で!

痛いことはなるべくしない方が、早い症状回復が見込めます。普段から痛い姿勢や動作は避けるようにしましょう。我慢してやる必要はありません。

 

*適度な回数で!

たくさんやればやるほど、良くなる訳ではありません。1回やって、次に行うまでは30分以上あけ、1日数回に分けてやる方が効果的です。

 

・自分でできる骨盤検査

まずは、自分の骨盤がどのように歪んでいるのかチェックしてみましょう。イスに浅く腰掛け、くるぶしを合わせて足を揃えます。

 

両膝の先に指を軽く当てて、上からのぞくように見てください。どちらかの足が前か後ろにズレていませんか?このズレが骨盤の「ゆがみ」なのです。

 

・簡単にイスに座ってできる骨盤矯正方法

検査をしてみてどうですか?歪んでいた方は、この骨盤矯正体操をしてみてください。誰でも簡単に出来ます。

 

先ほどの検査で足の短かった方を上に足を組んで、そのまま軽く左右に10回程度ゆらゆらと振ってください。その後、再度足を揃えて検査します。足の長さが揃っていたら終了です。

 

もし、まだ差がある場合は、もう一度同じことを行ってみて下さい。

 

*足が組めない方は、軽く足を伸ばし気味にして、足首の上に先ほどの検査で短くなっていた方の足首をのせて10回程度揺らします。

 

 

骨盤コロコロ体操

 

骨盤のゆがみがとれてきたら、次は骨盤を動かす体操です。背筋を伸ばして浅めにイスに座り、そのままなるべく肩と頭を動かさないように、骨盤を左右交互に上げる動作を10回位行います。

 

この体操は骨盤・背骨の歪み矯正や猫背の矯正に効果があり、普段の姿勢が原因で痛みが出ている方に効果的です。

 

シムス位エクササイズ

 

ご自宅でするのなら、こちらのエクササイズがおススメです。

 

うつ伏せになり、片足を平泳ぎをするように股関節と膝から曲げます。両手は顔の横に置くように広げて胸を床に着けます。顔は曲げた足のほうに向けるか、顎を床に着けてまっすぐ下に向けます。

膝を床に着けたまま、床をこするように曲げた足を左右に10 回程度動かします。

 

反対側も同様に行います。

 

◆慢性的な腰痛を完治させるためには

シャワーで済まさず、毎日お風呂に入ることも慢性腰痛解消にはオススメです。

 

慢性腰痛のような筋肉の過緊張や血流の悪さから痛みが出ている場合は、しっかりと湯船に浸かることで血液循環が良くなり、溜まっていた疲労物質が流れるようになります。

 

39~40℃くらいのお風呂に10分~15分浸かることで、筋肉の緊張がほぐれてきます。

 

疲れや痛みを次の日に残さないようにするためにも、しっかりお風呂に入る習慣を付けることが慢性的な腰痛を完治させるための大きなポイントです。

 

 

今回は、慢性腰痛の症状や原因、整体院東葉コンディショニングの施術の考え方、エクササイズなどについてお伝えしてきましたが、いかがでしたか?

 

慢性的な腰痛を完治させるためには、腰痛になるプロセスを理解することが大切です。そこを理解していないと根本的な原因が改善されたとはいえず、腰痛を再発させる可能性があります。

 

どうか、ツラい慢性腰痛から開放され健康なカラダを手に入れるためにも、日頃の生活の中で姿勢やカラダの使い方のクセを改善し、できるだけ腰部に過剰な負担を掛けず、疲労を溜めないように心掛けて下さい。

 

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Writer

小橋 悟

【資格】
・ 脳と身体の整体療法「QPR法上級認定」
・ ブレイン&ボディバランス研究所  会員
・ NPO法人日本心理カウンセラー協会 会員

子供の頃から母親のカラダの不調を見ていて、 施術家の道を志す。
現在は、月間約400回の施術をしながら、八千代院の院長を務めている。

ここまで磨き上げてきた施術技術・知識に加え、優しい人柄で、来院者さんからの信頼も厚い。

当社が開催するトップランナー整体実践塾やQPR法ベーシック講座、センターラインインソール資格取得セミナーなど、同業の治療家に対しての技術講師も担当している。

その功績を認められ書籍「腰痛解消!神の手を持つ12人 令和元年版」の1人に選ばれる。

   
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