出産を終えると、すぐに赤ちゃんのお世話が始まります。
生まれたばかりのその時から、授乳や抱っこが始まり、その時間はどんどん増えていきます。
そんな毎日の中で、「腰がズーンと重だるい……」「肩がガチガチで頭痛までしてくる」「抱っこするたびに背中が痛い」といった不調を感じるママも多いのではないでしょうか。
その「抱っこする時の姿勢」が間違っていると腰痛や肩こりを引き起こしてしまう恐れがあるのです!
そこで今回は産後ママだけでなく、パパも必見の「抱っこ姿勢について」です。
【目次】
◆抱っこ姿勢が腰痛、肩こりを引き起こす理由
赤ちゃんを抱っこしていると、どうしても背中が丸くなり、首や肩が前に出た姿勢になり、前かがみになりがちです。
その姿勢のままだと前方向に倒れてしまうので、多くの方は腰を無理矢理反らすことで重心を後ろに移動させ、バランスを取ろうとします。
これは、一般的に「反り腰」の姿勢となり、この姿勢がクセになってしまうと腰や背中、肩甲骨まわりの筋肉を過度に緊張させてしまいます。
さらに、赤ちゃんは成長とともに体重も増えていくため、同じ姿勢で長時間抱っこしていると、身体にかかる負担が大きくなります。
また、産後は骨盤の安定性が低下しているため、抱っこによる腰痛や肩こりが起こりやすくなってしまうのです。
ではなぜ、産後の身体が不安定なのか詳しく説明していきます。
◆産後の身体は不安定!不調が起きやすいワケ
妊娠・出産を経た産後のママの身体は、ホルモンバランスの変化や低下により、とてもデリケートな状態です。
出産時には赤ちゃんが生まれてくる通り道を確保するために、骨盤を大きく開かせる必要があります。
そのため、妊娠初期から骨盤や関節を支える靭帯を緩める「リラキシン」というホルモンが分泌されるようになります。
しかし、筋力の低下した現代人にとって、このリラキシンの分泌が骨盤を緩めすぎてしまうことがあります。
その結果、身体を安定させるための筋肉が使いにくくなり、骨盤だけでなく膝、足首、肩などの関節が緩み、身体のバランスが崩れやすくなってしまうのです。
バランスの崩れた姿勢のまま抱っこや授乳をすることによって、骨盤の歪みが固定化し、腰痛や肩こりを引き起こすことに繋がります。
◆抱っこの負担を軽減させる姿勢とは?
抱っこの姿勢には、利き手が大きく関係してきます。
例えば、右利きの人は、右手で作業をするために左手で赤ちゃんを抱っこします。
そうすると、左の骨盤に赤ちゃんのお尻を乗せるため、重心が左側に乗り、腰を反らしがちになってしまいます。
この姿勢だと片側の腰、肩への負担が大きくなり、腰痛や肩こりが慢性化してしまいます。
こうした抱っこ姿勢での負担を軽減させるために意識することは、「足を開く方向」です。
足を横に開くと腰を反らしたくなってしまうので、足は縦に開くようにしましょう。
重心は多少左右に偏りますが、足を前後に開くことで、腰の反りは大幅に減ります。
赤ちゃんの体重がかかっている方の足を少し後方に引くと安定しやすくなります。
抱っこする方向は一定にせず、こまめに変えるようにし、それに伴い、体重のかかっている足を後方に引くようにしましょう。
たったこれだけで、腰の反りが減り、身体の状態は大きく変わります。
私たちの整体、東葉コンディショニングでは、身体全体の歪みを整え、負担を軽減させる抱っこの仕方はもちろん、自宅でできるケア方法などもお伝えしています。
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まとめ
整体 東葉コンディショニングにも、「抱っこの姿勢が辛い」「産後に腰が痛くなることが増えた」といったお悩みを抱えるママさんが数多くいらっしゃいます。
産後の身体を正しくケアすることで、不調を軽減させることができます。
ご自身の身体を整えることは、赤ちゃんとの時間をもっと快適に過ごすための第一歩です。
お子さんをたくさん抱っこするためにも、全身のバランスや筋肉の柔軟性を出し、正しいカラダの使い方を身に着けていきませんか?
産後の腰痛や肩こりでお悩みでしたら、ぜひ一度、千葉県八千代市にある整体 東葉コンディショニングにご相談ください。