足の付け根(股関節)が痛いと日常生活に支障が出てツライですよね。
・歩いていると足の付け根が痛くなる
・長く立っているとお尻の横が痛くなってくる
・足の付け根から膝にかけて痛みが出てくる
・足の長さの違いを感じる
・寝返りをすると足の付け根が痛い
こんな経験はありませんか?
このような足の付け根の痛みは
・筋肉の問題
・股関節の骨の問題
と、大きく二つの原因が考えられます。
「足の付け根の痛みを改善したい!」という方は、ぜひこの先に読み進めてください。
自分の状態がわかった上で、紹介しているストレッチを行うとより効果的ですよ!
【目次】
◆股関節(足の付け根)はどうなっている?
足の付け根にあたる「股関節」は、人体の中で最も大きな関節で、骨盤と大腿骨をつないでいます。
お椀の形をした「寛骨臼」と、ボールの形をした「骨頭」からなっている球関節であるため、様々な方向に動けるという特徴があります。
そして、動きを保ちながら体重を支える「荷重関節」であり、常に体重の何倍もの大きな負荷が加わっています。
・歩行時には体重の3~4.5倍
・ジョギング時には体重の4~5倍
・立ち上がる時は体重の6~7倍
・階段の昇り降りでは体重の6.2~8.7倍
・床や低い椅子から立つときは体重の約10倍
びっくりですよね!
毎日何気なく行っている事でも、これだけの負荷が掛かるので、股関節はダメージを受けやすい関節とも言えます。
◆股関節の筋肉は丈夫!
多くの股関節痛には筋肉の問題が関係していることが多くあります。
股関節は人体の中でも大きな関節であり体を支えるため、絶対に外れたりしてはいけない場所です。そのため人の体のなかで最も強く固定されている部分でもあります。
身体をしっかり支えるという役割を担っているため、同時に様々な動きにも対応しなくてはいけません。
そのため股関節は前、後ろ、横、内側と大小様々な筋肉がついて、支えながら動くようになっています。
そのどこかの筋肉が固くなってしまうことで、股関節の支える力、動きを妨げてしまい痛みに繋がることが多いのです。
◆足の付け根の痛みの原因(骨の問題)
足の付け根に痛みが出る代表的な病気には、変形性股関節症、股関節脱臼、大腿骨近位部骨折、腰椎椎間板ヘルニア・腰部脊柱管狭窄症、など様々です。
その中でも多いのが、股関節の形状が正しく形成されない「発育性股関節形成不全」と、後天的に体の使い方などで変形してしまう「変形性股関節症」です。
「発育性股関節形成不全」は、子供の時の病気や発育障害の後遺症が主なもので、股関節症全体の80%といわれています。
「発育性股関節形成不全」は、かつての発症率は出生数の2%前後でしたが、近年はその約1/10 にまで減少しています。
発症率が高かった頃は、オムツ替えは「下肢を伸ばして」行っていましたが、現在では「おしりを持ち上げて」変えることがほとんどです。
そのため、こうした間違った育児習慣から脱臼を引き起こし、その影響からから形成不全を起こしていたと考えられています。
「変形性股関節症」は、太ももの骨である大腿骨頭と骨盤の寛骨臼(臼蓋)の間にある軟骨が摩擦により擦り減り、最終的には骨自体が削れて変形していく症状です。
主に加齢により、股関節の変形がおこり、太ももの骨である大腿骨頭と骨盤の寛骨臼(臼蓋)の間にある軟骨が摩擦により擦り減り、最終的には骨自体が削れて変形していく症状です。また、先天性股関節形成不全や臼蓋形成不全の人もなりやすい症状です。
長期にわたり股関節に負担をかけることで、軟骨がすり減り、関節の隙間が狭くなります。
進行すると関節の隙間がなくなり、削られた骨が変形してしまうことで骨棘(こつきょく)と呼ばれるとげ状のものができたり、骨盤側のくぼみが削られて関節がずれる状態になることがあります。
「歩き始めの痛み」や「長時間歩いたときの痛み」が初期段階です。
進行すると常に痛みが出るようになり、安静にしていても痛みが収まらないという方もいます。また同時に、股関節から膝にかけての痛みや、腰痛、臀部痛を訴える方が多くいます。
日常の動作では「靴下やズボンを履く」「足の爪を切る」「しゃがむ」「前屈」「膝を抱える」などの動作で痛みを感じる方が多くいます。
すでに医療機関から変形性股関節症と診断を受けていて、痛みで困っているけど、手術はしたくないというお悩みを持っているかたはこちらをご覧ください!
手術だけが改善の方法ではありません!
歩くと痛い変形性股関節症を整体で解消
◆整体院東葉コンディショニングの「足の付け根(股関節)の痛み回復理論」
整体院東葉コンディショニングでは、変形性股関節症をはじめとする足の付け根などの股関節に出る痛みの原因は、「カラダの歪みや捻れ」であり、「骨格が正しい位置からズレ、負担が大きくなっている」から生じると考えています。
そのため、股関節を正しい位置に戻すだけではなく、そもそも股関節が本来あるべき位置からずれてしまった原因は何なのか、ということに着目し全身のバランスを見ていきます。
変形性股関節症で足の付け根に問題が出ている方は、多くの場合、姿勢と歩き方に問題があります。
そのため、施術の中で股関節を中心とした各関節の調整を行いながら、私生活での正しい身体の使い方を覚えてもらうことで、症状改善を目指していきます。
整体院東葉コンディショニングでは、QPR(クイックペインリリース)法という独自の整体療法で施術を行います。
従来の整体のような、押したりもんだりボキボキしたり、といった方法ではなく、ゆらゆら揺らしながら脳に安心を与え、カラダの歪みや捻じれを整え症状を解消する点が特徴です。
全身の歪みをとり、バランスを整えることは、股関節の位置や可動域を正しい状態に調整することにつながります。すると、変形性股関節症による股関節の痛みを出すことなく歩ける状態に症状を改善することが期待できるのです。
そしてこのことは、足の付け根(股関節)の痛みの再発予防にもつながります。
検査方法、整体施術の詳しい方法はこちらをご覧ください。
◆足の付け根(股関節)の痛みがある方におすすめのストレッチ
足の付け根(股関節)に痛みがある方にもできるストレッチのご紹介です。
ストレッチは、痛みのない範囲で行います。
もしストレッチをして股関節に痛みを感じる場合は、そのストレッチは中止し、別のストレッチを行うようにしてください。
・ワイパーエクササイズ
まずは股関節周りの緊張を緩めましょう。
筋肉の緊張が緩むことで左右のバランスを整えることができます。
まずは小さな動きからはじめ、痛みがない場合は大きくしていきましょう。
・四つん這い股関節伸ばしストレッチ
このストレッチでは、股関節周りから臀部の筋肉の緊張を、緩めることができます。
足の付け根(股関節)周りに痛みがある方は、臀部の筋肉の緊張が強い方がほとんどです。
筋肉の緊張が緩むことで、股関節の可動域が広がり楽に動けるようになっていきます。
また、股関節、臀部周りの緊張が緩むことにより、腰痛解消にも繋がります。
・骨盤コロコロストレッチ
次に骨盤の歪みを整えながら、腰周りや股関節周りの筋肉を緩めていきましょう。
腰痛の方にも、ぜひ行って欲しいストレッチです。
仕事中や自宅で簡単にできるストレッチなので、こまめに行なってみてくださいね。
・シムス位ストレッチ
最後に骨盤、背骨周りの歪み矯正、股関節周りの柔軟性・可動域を改善させるストレッチです。
股関節の可動域は個人差がありますので、痛みが出ないか十分注意して行いましょう。
◆まとめ
整体院東葉コンディショニングには、色々な方法を試してみたが、足の付け根(股関節)の痛みが改善されないと、お困りの方が多く来院されています。
「変形性股関節症と診断され、症状が悪化して手術を勧められている」
「足の付け根だけだった痛みが、腰痛や膝痛まで出てきている」
と以前より症状が悪化しているという方も少なくありません。
今よりも悪化する前に、ぜひ一度ご相談ください。
1日でも早く足の付け根の痛みを改善し、快適な日々を取り戻しましょう!