デスクワークによる姿勢の悪さが頭痛・肩こり・ストレートネックになる原因

普段デスクワークをされている方で、姿勢が悪いと感じることは多々あると思います。

 

実はその姿勢の悪さが、知らず知らずのうちに、肩こり、頭痛、そしてストレートネックといった身体の不調を助長させる原因になっているのです。

 

ではなぜ、デスクワークの姿勢の悪さが身体の不調を引き起こしてしまうのでしょうか?

 

ここではその原因と対処法を解説していきますので、ぜひ最後までご覧ください。

 

【目次】

 

◆デスクワークでよくある悪い姿勢

デスクワーク中の姿勢を気にされている方も多くいらっしゃると思いますが、では、「姿勢の悪さ」とはどのようなものを言うのでしょうか。

 

一般的に、「悪い姿勢」とは、以下のようなものを指します。

 

・猫背
・肩をすくめる
・腰を丸めて座る
・肘を着く
・頬杖を着く
・足を組む

 

これを踏まえた上で、パソコンをするときの姿勢を考えてみましょう。

猫背になりやすいパソコン作業などのデスクワークをしている時、身体はどうなっているでしょうか?

 

猫背で背中が丸まる → そのまま座ると腰も丸まる → デスクに肘をつけて背中を丸めると、肩が上がってしまう(肩をすくめる)

 

この状態で、更に足を組んだり、考え事をしながら頬杖をつくなどしてしまうと、「悪い姿勢」をパーフェクトに網羅してしまうんです!

 

このような姿勢でいると、骨盤が歪んで身体に左右差ができ、頭痛、肩こり、ストレートネックを引き起こしてしまいます。

 

◆姿勢の悪さが頭痛・肩こり・ストレートネックになる原因

ではなぜ、悪い姿勢をすることによって頭痛、肩こり、ストレートネックになるのか解説していきます。

 

頭痛

人間の頭の重さは、一般的に体重の約10分の1の重さがあるといわれており、体重60㎏の人だと約6㎏前後になります。

 

この重さを、首や肩まわりの筋肉が日常的に支えています。

 

しかし、姿勢が悪くなり頭が前に突き出た状態が続くと、頭の重さを分散して支えるはずの首の自然なカーブ(前弯)が失われ、首の筋肉や関節への負担が一気に大きくなります。

 

この姿勢では、首の後ろ(後頭下筋群など)や肩まわり(僧帽筋上部、肩甲挙筋など)といった筋肉が、常に頭を支えるために緊張状態となり、血行不良を起こします。

 

血流が滞ることで、筋肉内に老廃物や疲労物質が蓄積し、痛みや不快感を引き起こします。

 

さらに、筋肉の過緊張によってその周辺を走る神経が圧迫されると、頭の後ろがズキズキする、頭皮がピリピリするといった「神経性の頭痛」にまでつながることがあります。

 

つまり、姿勢が悪いと、慢性的な首の緊張を生み、血流障害と神経圧迫が複合的に作用し、頭痛を引き起こしてしまうのです。

 

肩こり

デスクワークの半数以上の方が抱えている症状が肩こりですが、巻き肩や猫背のように姿勢が悪いと、肩甲骨が外に広がったまま固定されやすくなってしまいます。

 

その結果、肩甲骨周辺の筋肉が凝り固まり、血流が悪化し、疲労物質が蓄積しやすくなり、肩こりを感じやすくなります。

 

また、猫背になることでと胸が圧迫され、呼吸が浅くなる傾向も見られます。

 

呼吸が浅くなると酸素が十分に体内に取り込まれず、筋肉が酸欠状態に陥ってしまいます。

 

この状態が続くと、筋肉の回復力が低下し、常に緊張したままの状態が続いてしまい、慢性的な肩こりを引き起こしてしまいます。

 

ストレートネック
本来、頚椎(首の骨)は30~40度ほどの緩やかな前弯のカーブを描いています。

 

この自然なカーブによって、体重の約10分の1の頭の重さがバランスよく分散され、首や背中への衝撃を和らげるクッションの役割を果たしています。

 

しかし、デスクワーク中に姿勢が崩れ、頭が前に突き出た状態が長時間続くと、頭の重さを支えるために、骨ではなく首、肩、背中が代わりに支えることになり、筋肉に過度な負担がかかってしまいます。

 

その結果、首周辺の筋肉が凝り固まり、首の自然なカーブが徐々に失われてしまい、首の骨がまっすぐな状態、いわゆる「ストレートネック」が形成されてしまうのです。

 

ストレートネックは一度定着すると元に戻しづらくなり、慢性的な首こり、肩こり、頭痛、腕のしびれ、自律神経の乱れなど、様々な不調を引き起こすリスクがあります。

 

 

◆姿勢を改善するためには

デスクワーク中の姿勢を改善するためには、環境の調整、カラダの使い方の意識、姿勢のリセットをすることが大切です。

 

ノートパソコンやディスプレイの高さが合っていないと、つい首が前に出てしまったり、肩がすくんでしまったりと首、肩への負担がかかってしまいます。

 

足裏全体がしっかり床に着き、モニター画面が目線より20度前後下になるように調整し、肘が90度前後をキープできる位置にマウスやキーボードを置くようにしましょう。

 

椅子の座り方は、背もたれにお尻が当たるようにし、お尻の骨(座骨)の少し前方が座面に当たる位置で座るようにし、頭を背骨の真上に乗せるよう意識しましょう。

 

この状態で座ると、背骨の自然なS字カーブが保たれ、猫背やストレートネックの予防になります。

 

また、同じ姿勢を長時間続けていると、筋肉は凝り固まってしまいます。

 

特にパソコン作業の場合は、1時間の連続作業の後には、10~15分の作業休止時間を設けたり、作業時間内にも小休憩を挟むことが推奨されています。

 

休憩中には軽いストレッチや目を休める、可能であれば横になるなどもできるといいですね。

 

パソコン作業の休憩時間に!座ってできるストレッチは、こちらをご覧ください。

 

〇〇の位置が重要!座りながらできる首・肩こりを整体師が教えます!

 

まとめ

デスクワーク中の「姿勢が悪い」状態は頭痛や肩こり、ストレートネックなどの不調の原因となってしまいます。

 

1日の大半の割合を占めるからこそ、意識することはもちろん、カラダの不調を改善するためにも正しい姿勢を身につけていきましょう。

 

私たち東葉コンディショニングでは、体全体の歪みを整え、姿勢を維持するためのカラダの使い方のアドバイスも行っております。

 

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姿勢や身体の不調を改善をしたいという方は、ぜひ一度、千葉県八千代市にある整体東葉コンディショニングにご相談ください。

Writer

   
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