皆さん、「スマホネック」という言葉をご存じですか?
スマホ首やストレートネックと言われる、首の状態を指す言葉です。
「身体の痛みに悩まされるのは年配の方」というイメージがありますが、スマホネックは10代や20代の若者も例外ではなく、この影響で様々な不調に悩まされている方がいます。
今回は、中でも多く見受けられる、「頭痛や肩こりがひどくて病院へ行ったらスマホネック(ストレートネック)と診断された」という方のために、「スマホネックと頭痛・肩こりの関係」についてご紹介していきます。
【目次】
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- ◆スマホネック(ストレートネック)とは
- ◆スマホネック(ストレートネック)が引き起こす頭痛のメカニズム
- ◆スマホネック(ストレートネック)が招く様々な症状
- ◆スマホネック(ストレートネック)による不調を防ぐためにできること
- ◆スマホネック(ストレートネック)、頭痛・肩こり改善にオススメ!セルフ整体ストレッチ
- ◆まとめ
◆スマホネック(ストレートネック)とは
通常、背骨は横から見るとS字のカーブを描いており、首にあたる頸椎には30度〜40度のゆるやかなカーブがあります。
このカーブは、その上にある、体重の約10%の重さ(体重が50kgの人だと頭の重さは約5㎏)とも言われる頭を支えています。
ところが、パソコンやスマホ、ゲームなどの使用で、うつむいた姿勢を頻繁に、あるいは長時間続けていると、首や肩周りの関節や筋肉に負担をかけ、「スマホネック(ストレートネック)」と言われる、頸椎カーブがなくなった状態になってしまうのです。
スマホネック(ストレートネック)は病名ではなく、あくまでも首の状態を表す名称です。そのため、自覚症状がなくてもスマホネック(ストレートネック)になっている人はたくさんいらっしゃいます。
特に歩きスマホは、歩行の振動がうつむいて真っ直ぐに伸ばされた首に直接伝わってしまうため、首に大きな負担がかかってしまいます。
結果、スマホネック(ストレートネック)になりやすく、首の不調だけでなく、頭痛や肩こりなども誘発しやすくなります。
「私は大丈夫!」と思っている方も、通勤通学中にスマホを操作するという方は要注意です。
もしかしたら、すでにスマホネック(ストレートネック)になっているかもしれません。
もちろん、交通安全等の面から考えても歩きスマホは止めるべきですが、歩きスマホの弊害はこんなところにも表れるのですね。
スマホネック(ストレートネック)について詳しくはコチラ↓
◆スマホネック(ストレートネック)が引き起こす頭痛のメカニズム
上記で説明したように、スマホネック(ストレートネック)になると体の前に出た頭を支えるために首や肩回りに大きな負担がかかります。
すると筋肉は疲労を起こし、首をはじめ肩や背中のコリや痛みを引き起こします。
コリ固まった筋肉は、血流を滞らせる原因となり、老廃物や疲労物質も流れにくくなります。
また、血液は酸素を運ぶ役割もあるため、頭への通り道である首コリや肩コリがあると、脳に十分な酸素が届けられなくなってしまいます。
そのため、脳が酸欠状態になり頭痛の症状がでてくるのです。
スマホネック(ストレートネック)になりやすい方には
□スマホを長時間操作する
□デスクワーク時間が長い
□通勤・通学中にパソコンやスマホを頻繁に使用する
□長時間同じ姿勢でゲームや読書をする
□枕を高くして寝る
などの生活背景がある場合が多くあります。
いずれかに該当し、頭痛や肩こりもよく起きるという方は、スマホネック(ストレートネック)の可能性が高いかもしれませんね。
スマホの使い過ぎが招く頭痛についてはコチラ↓
頭痛以外にも、めまいや首・肩の痛みなどの症状でお困りの方は、スマホネック、あるいはスマホネック予備軍の可能性があります。
◆スマホネック(ストレートネック)が招く様々な症状
首は頭に続く唯一の通り道であり、頸椎の周りにはいくつもの筋肉や神経があります。
そのため、スマホネック(ストレートネック)から首コリが慢性化していくと、頸椎の動きが制限されたり、神経を圧迫、血管やリンパ管などの流れを滞らせてしまう原因にもなります。
すると、首痛や肩痛、肩こりだけでなく、耳鳴り、めまい、自律神経失調症、手腕のしびれなど様々な不調を引き起こしてしまうのです。
病院での治療方法としては、運動療法や首の牽引、電気治療など様々あります。
しかし、スマホネック(ストレートネック)は長い年月をかけて徐々に形成されてなってしまうものなので、簡単に元には戻りません。
症状自体は治療すると数週間で改善するケースもありますが、その後のケアを怠ってしまうと再発や頸椎ヘルニアのリスクが高くなってしまいます。
頸椎ヘルニアについて詳しくはコチラ↓
スマホネック(ストレートネック)の早期改善のためには、全身の骨格のゆがみを整えて、頸椎に負担がかからない体にしていく必要があるのです。
整体院東葉コンディショニングのスマホネック(ストレートネック)対する施術方法はコチラ↓
さらに、整体院東葉コンディショニングでは、スマホネック(ストレートネック)でお悩みの方に、寝るだけで姿勢が良くなる枕「センターラインピロー」を使ってもらい、症状の早期回復を図っています。
詳しくはコチラをクリック↓
◆スマホネック(ストレートネック)による不調を防ぐためにできること
スマホネック(ストレートネック)が原因の不調は、その日の疲労を翌日に持ち越さないだけでも予防・改善に繋げることができます。
次に挙げるポイントに気を付けて生活できるといいですね。
1.入浴
忙しさや面倒くさいというのを理由にシャワーで済ませてしまう人が最近多くみられます。
39~40度の温めのお湯に15~20分浸かるだけで、血流が促進され、コリ固まった筋肉をほぐしてくれます。
また、入浴時にはリラックス時に働く副交感神経が優位になり、体全体の緊張を和らげてくれます。
湯船に入るだけでもその日の疲労が解消されていくので、できるだけお湯に浸かれる日を設けるように心がけましょう。
2.睡眠
睡眠中は体の力が抜け、脳も休むことができる唯一の時間です。
実際には個人差がありますが、理想の睡眠時間は約6~8時間と言われています。
日付が変わる前に布団に入る、毎日同じ時刻に起床するなど、できるだけ生活リズムを崩さないようにすると良いでしょう。
3.運動
散歩やウォーキング、ジョギングなどの有酸素運動がおすすめです。
適度に体を動かすことで、血流が促進され固まった筋肉が和らぎます。
また、スマホネック(ストレートネック)は筋力の弱い女性がなりやすい特徴もあります。
そのため、うつむき姿勢をあまりしない方でも、筋力不足でスマホネック(ストレートネック)になることがあるのです。
しかし、「どんな運動をすれば良いかわからない」「運動する時間がない」「運動は苦手」という方もいますよね。
そんな方のために、次章で簡単にできるセルフ整体ストレッチをおすすめします。
◆スマホネック(ストレートネック)、頭痛・肩こり改善にオススメ!セルフ整体ストレッチ
ストレッチをする前に、まずは自分の姿勢を確認してみましょう。
1.壁に背を向けて立つ
2.1歩前に出て、踵が壁に着くまで少しづつ下がる
※背中や頭を壁につけようとしなくて大丈夫です。あくまでも自然体で!
壁に頭がつくかどうかでスマホネックの可能性をチェックできます。
確認出来たら早速ストレッチをしていきましょう。
【スマホネック改善ストレッチ】
◆まとめ
頭痛や肩こりの原因は様々ですが、普段の姿勢が大きく影響しているのは間違いありません。
姿勢は簡単に変わるものではないので、今は軽い肩こり程度で済んでいる方も、放置しておくと、頭痛をはじめ不調の慢性化につながってしまいます。
頭痛や肩こりで悩まされることのない生活を送る一歩として、生活面の改善やセルフ整体ストレッチの実施などを心掛けてください。
スマホネック(ストレートネック)による症状がなかなか良くならないとお困りの方は、千葉県八千代市にある整体の東葉コンディショニングにご相談ください。
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